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公開番号2024057238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163843
出願日2022-10-12
発明の名称電動駆動装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類H02K 11/33 20160101AFI20240417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動機とインバータとを電気的に接続した配線部材の放熱性を向上すると共に、電動機とインバータとの熱的干渉を抑制した電動駆動装置を得ること。
【解決手段】電動機と、電動機に固定され、電動機の回転を減速して出力する減速機と、電動機に供給する電力を変換するインバータと、電動機とインバータとを電気的に接続した配線部材を有した配線部と、を備え、インバータは、インバータを冷却する冷媒が流れる第1の流路を有し、配線部は、配線部材を冷却する冷媒が流れる第2の流路を有し、第1の流路と第2の流路とは連結されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動機と、
前記電動機に固定され、前記電動機の回転を減速して出力する減速機と、
前記電動機に供給する電力を変換するインバータと、
前記電動機と前記インバータとを電気的に接続した配線部材を有した配線部と、を備え、
前記インバータは、前記インバータを冷却する冷媒が流れる第1の流路を有し、
前記配線部は、前記配線部材を冷却する冷媒が流れる第2の流路を有し、
前記第1の流路と前記第2の流路とは連結されている電動駆動装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記配線部材と前記インバータとは、連結機構により取り外し可能に接続され、
前記第1の流路と前記第2の流路とは、連結機構により取り外し可能に接続されている請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項3】
前記第1の流路と前記第2の流路とは、流路連結部材を介して接続されている請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項4】
前記第2の流路は、前記配線部材に沿って延びている請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項5】
前記配線部は、前記配線部材及び前記第2の流路を収容した配線ケースと、前記配線部材と前記配線ケース及び前記第2の流路との間を電気的に絶縁しかつ熱的に接続した放熱部材と、を有している請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項6】
前記配線部は、前記電動機及び前記インバータの双方に隣接して配置されている請求項1に記載の電動駆動装置。
【請求項7】
前記配線部は、前記電動機及び前記インバータの双方に固定されている請求項6に記載の電動駆動装置。
【請求項8】
前記配線部の少なくとも一部は、前記電動機と前記インバータとの間に挟まれて配置されている請求項6に記載の電動駆動装置。
【請求項9】
前記電動機の回転子の軸心に平行な方向を軸方向とし、
前記電動機と前記減速機と前記インバータとは、前記軸方向に、前記電動機、前記減速機、前記インバータの順に配置され、
前記配線部は、前記軸方向における前記電動機と前記インバータとの間であって、前記減速機に隣接した位置に配置されている請求項8に記載の電動駆動装置。
【請求項10】
前記電動機と前記インバータとは、複数の支柱を介して固定され、
前記配線部は、一つの前記支柱に設けられている請求項8に記載の電動駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、電動駆動装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
パワーユニットを構成する、電動機、電動機の回転を変換して駆動輪に伝達する変速機、及び電動機の回転を制御するインバータのそれぞれを、駆動輪を設けた車輪軸に沿って、電動機、変速機、インバータの順に並べて配置した電動車両のパワートレイン構造である電動駆動装置の構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、変速機は、電動機とインバータとの間に一体的に配置されている。また、変速機は、変速機を挟んで電動機とインバータが重複する部分に、電動機とインバータとを電気的に接続する接続線が貫通する貫通孔を有している。また、接続線は、パワーユニットのケースによって囲まれた空間内に配索されている。
【0003】
このようにパワーユニットのケースによって囲まれた空間内に接続線を配索することで、接続線が外部に露出することがないので、接続線と異物との接触を防止することができる。また、ケースによって接続線を保護することで、接続線を被覆材等で覆う必要がなくなるため、安価に電動駆動装置を製造することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5900012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1においては、接続線が変速機を貫通して配置されているため、接続線が外部に露出することがないので、接続線と異物との接触を防止することができる。しかしながら、変速機に設けた貫通孔を貫通する、電動機とインバータとを電気的に接続した接続線は、周囲に放熱部材などが設けられておらず貫通孔を貫通するのみであるため、接続線自身の発熱により接続線が高温化するという課題があった。
【0006】
また、接続線は電動機とインバータとを電気的に接続しているため、接続線は電動機とインバータとに熱的にも接続されているので、接続線自身の発熱は、電動機とインバータとの互いの熱干渉によるそれぞれの温度への影響が大きいという課題があった。
【0007】
そこで、本願は、電動機とインバータとを電気的に接続した配線部材の放熱性を向上すると共に、電動機とインバータとの熱的干渉を抑制した電動駆動装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願に開示される電動駆動装置は、電動機と、電動機に固定され、電動機の回転を減速して出力する減速機と、電動機に供給する電力を変換するインバータと、電動機とインバータとを電気的に接続した配線部材を有した配線部と、を備え、インバータは、インバータを冷却する冷媒が流れる第1の流路を有し、配線部は、配線部材を冷却する冷媒が流れる第2の流路を有し、第1の流路と第2の流路とは連結されているものである。
【発明の効果】
【0009】
本願に開示される電動駆動装置によれば、電動機と、電動機の回転を減速して出力する減速機と、電動機に供給する電力を変換するインバータと、電動機とインバータとを電気的に接続した配線部材を有した配線部と、を備え、インバータは、インバータを冷却する冷媒が流れる第1の流路を有し、配線部は、配線部材を冷却する冷媒が流れる第2の流路を有し、第1の流路と第2の流路とが連結されているため、それぞれの流路に流す個別の冷媒が不要になるので、コンパクトな冷却系統が構築され、コンパクトな冷却系統における第2の流路により配線部材の放熱性を向上させることができる。また、配線部材の放熱性が向上したことにより、電動機とインバータとの熱的干渉を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る電動駆動装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態1に係る電動駆動装置の平面図である。
実施の形態1に係る電動駆動装置の分解斜視図である。
実施の形態2に係る電動駆動装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態2に係る電動駆動装置の平面図である。
実施の形態2に係る電動駆動装置の側面図である。
実施の形態3に係る電動駆動装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態3に係る電動駆動装置の側面図である。
実施の形態4に係る電動駆動装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態4に係る電動駆動装置の側面図である。
実施の形態4に係る電動駆動装置の別の側面図である。
実施の形態5に係る電動駆動装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態5に係る電動駆動装置の平面図である。
実施の形態6に係る電動駆動装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態6に係る電動駆動装置の平面図である。
実施の形態6に係る電動駆動装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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