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公開番号2024057774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164666
出願日2022-10-13
発明の名称空調制御システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 11/80 20180101AFI20240418BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】換気のために窓を開けた場合に対象空間内の人の温熱的快適性低下の抑制と、空調負荷の増大の抑制とを両立可能である空調制御システムを提供する。
【解決手段】空調制御システムは、窓が設けられた対象空間内の空気調和を行う空調手段と、窓の開閉状態に関する情報を取得する窓状態取得手段と、空調手段を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、対象空間内の温度が設定温度を含む第1温度範囲内になるように空調手段を制御する第1制御と、対象空間内の温度が設定温度を含む第2温度範囲内になるように空調手段を制御する第2制御とを実行可能である。第2温度範囲は、第1温度範囲よりも広い。制御手段は、窓の開閉状態に応じて、第1制御と第2制御とを切り替える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
窓が設けられた対象空間内の空気調和を行う空調手段と、
前記窓の開閉状態に関する情報を取得する窓状態取得手段と、
前記空調手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記対象空間内の温度が設定温度を含む第1温度範囲内になるように前記空調手段を制御する第1制御と、
前記対象空間内の温度が前記設定温度を含む第2温度範囲内になるように前記空調手段を制御する第2制御とを実行可能であり、
前記第2温度範囲は、前記第1温度範囲よりも広く、
前記制御手段は、前記窓の開閉状態に応じて、前記第1制御と前記第2制御とを切り替える空調制御システム。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記対象空間内には、複数のエリアが設定され、
前記空調手段は、複数の前記エリアのそれぞれに対応して複数設けられ、
前記制御手段は、前記窓が開かれた場合に、開かれた前記窓に最も近い前記エリアに対応した前記空調手段の制御を前記第1制御から前記第2制御に切り替える請求項1に記載の空調制御システム。
【請求項3】
前記対象空間内にいる人を検知する人検知手段をさらに備え、
前記対象空間内には、複数のエリアが設定され、
前記人検知手段は、前記対象空間内にいる人が複数の前記エリアのうちのどの前記エリアにいるのか検知可能であり、
前記制御手段は、前記第2制御において、人がいる前記エリアの換気が促進されるように、前記空調手段を制御する請求項1に記載の空調制御システム。
【請求項4】
前記対象空間の使用スケジュールに関する情報を取得するスケジュール取得手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記対象空間の使用スケジュールにもさらに応じて、前記第1制御と前記第2制御とを切り替える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空調制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
外気温を検知する外気温検知手段と、窓を自動で開閉する窓開閉手段と、送風手段を有し室内の温度を制御する空気調和機と、窓開閉手段と空気調和機の駆動を制御する制御手段を備え、使用者が空気調和機に冷房運転を指示している際あるいは指示を開始する際に、外気温が所定の温度以下の場合、制御手段が空気調和機の冷房運転を停止し、窓開閉手段で窓を開けるとともに、送風手段による送風動作と連動させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-031950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示されるような技術は、冷房時は所定温度以下、暖房時は所定温度以上の場合のみ有用であって、それ以外の場合は、室内への外気流入により空調装置にかかる負荷が増大してしまう。特に、換気のために窓を開けた場合、空調装置にかかる負荷を低減するために、空調装置の冷房又は暖房を停止して送風のみを行うと、室内への外気流入により室内の温熱的快適性が低下してしまう。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、換気のために窓を開けた場合に、対象空間内の人の温熱的快適性が低下してしまうことの抑制と、空調装置にかかる負荷が増大してしまうことの抑制とを両立可能である空調制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空調制御システムは、窓が設けられた対象空間内の空気調和を行う空調手段と、前記窓の開閉状態に関する情報を取得する窓状態取得手段と、前記空調手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記対象空間内の温度が設定温度を含む第1温度範囲内になるように前記空調手段を制御する第1制御と、前記対象空間内の温度が前記設定温度を含む第2温度範囲内になるように前記空調手段を制御する第2制御とを実行可能であり、前記第2温度範囲は、前記第1温度範囲よりも広く、前記制御手段は、前記窓の開閉状態に応じて、前記第1制御と前記第2制御とを切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る空調制御システムによれば、換気のために窓を開けた場合に、対象空間内の人の温熱的快適性が低下してしまうことの抑制と、空調装置にかかる負荷が増大してしまうことの抑制とを両立可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る空調制御システムの対象空間の構成を模式的に示す平面図である。
実施の形態1に係る空調制御システムが有する空調装置の斜視図である。
実施の形態1に係る空調装置の要部を拡大して示す斜視図である。
実施の形態1に係る空調制御システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る空調制御システムの動作例を説明する図である。
実施の形態1に係る空調制御システムの動作例を説明する図である。
実施の形態1に係る空調制御システムの動作例を説明する図である。
実施の形態1に係る空調制御システムの動作例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係る空調制御システムを実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1から図8を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は空調制御システムの対象空間の構成を模式的に示す平面図である。図2は空調制御システムが有する空調装置の斜視図である。図3は空調装置の要部を拡大して示す斜視図である。図4は空調制御システムの構成を示すブロック図である。図5から図7は、空調制御システムの動作例を説明する図である。図8は空調制御システムの動作例を示すフロー図である。
(【0011】以降は省略されています)

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