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公開番号2024058078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165218
出願日2022-10-14
発明の名称無線通信システム、および、学習装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 7/06 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動局の受信性能の低下を抑制しつつ、保守費を削減する。
【解決手段】無線通信システムは、同期して無線通信を行う複数の基地局と、複数の基地局との間で無線通信を行う移動局と、基地局を介して、移動局との間で無線通信を含む通信を行う制御局と、少なくとも1つの基地局および移動局の無線通信に関する履歴データを順次記録する記録装置とを備え、履歴データが、移動局の位置に関するデータを含み、制御局が、履歴データから推論された送信関連データに基づいて、基地局と移動局との間の無線通信を行わせる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
同期して無線通信を行うための複数の基地局と、
複数の前記基地局との間で無線通信を行うための少なくとも1つの移動局と、
少なくとも1つの前記基地局を介して、前記移動局との間で無線通信を含む通信を行うための制御局と、
少なくとも1つの前記基地局および前記移動局の無線通信に関する履歴データを順次記録するための記録装置とを備え、
前記履歴データが、前記移動局の位置に関するデータを含み、
前記制御局が、前記履歴データから推論された送信関連データに基づいて、前記基地局と前記移動局との間の無線通信を行わせる、
無線通信システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記履歴データから推論された位相データに基づく位相変換で、前記基地局と前記移動局との無線通信を行わせる、
無線通信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記履歴データから推論された前記位相データに基づいて、前記基地局と前記移動局との無線通信が行われるタイムスロットの位相を変換させる、
無線通信システム。
【請求項4】
請求項2に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記履歴データから推論された前記位相データに対応する位相であるタイムスロットで、前記基地局と前記移動局との無線通信を行わせる、
無線通信システム。
【請求項5】
請求項2から4のうちのいずれか1つに記載の無線通信システムであり、
前記履歴データが、前記移動局から信号が入力された時刻、前記移動局の移動速度、前記移動局が受信した電界強度、前記移動局と前記基地局との間の通信途絶の有無、前記基地局から信号が入力された時刻、および、前記基地局が信号を送信する位相である送信位相に関するデータを含み、
前記記録装置が、前記履歴データを入力として、前記移動局の位置と前記送信位相との組み合わせに対する通信成功率が最大となるように機械学習を行い、かつ、前記機械学習の結果を反映する学習済モデルを生成する学習部を備え、
前記制御局が、前記学習済モデルに前記移動局がこれから到達する位置を入力することで得られる前記位相データに基づく位相変換で、前記基地局と前記移動局との無線通信が行わせる、
無線通信システム。
【請求項6】
請求項3または4に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記基地局と前記移動局との無線通信が行われていない前記タイムスロットでは、前記タイムスロットごとに位相を変換させる、
無線通信システム。
【請求項7】
請求項1に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記履歴データから推論された周波数データに基づく周波数で、前記基地局と前記移動局との無線通信を行わせる、
無線通信システム。
【請求項8】
請求項7に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記履歴データから推論された前記周波数データに基づいて、前記基地局と前記移動局との無線通信が行われるタイムスロットの周波数を変更させる、
無線通信システム。
【請求項9】
請求項7に記載の無線通信システムであり、
前記制御局が、前記履歴データから推論された前記周波数データに対応する周波数であるタイムスロットで、前記基地局と前記移動局との無線通信を行わせる、
無線通信システム。
【請求項10】
請求項7から9のうちのいずれか1つに記載の無線通信システムであり、
前記履歴データが、前記移動局から信号が入力された時刻、前記移動局の移動速度、前記移動局が受信した電界強度、前記移動局と前記基地局との間の通信途絶の有無、前記基地局から信号が入力された時刻、および、前記基地局が信号を送信する周波数である送信周波数に関するデータを含み、
前記記録装置が、前記履歴データを入力として、前記移動局の位置と前記送信周波数との組み合わせに対する通信成功率が最大となるように機械学習を行い、かつ、前記機械学習の結果を反映する学習済モデルを生成する学習部を備え、
前記制御局が、前記学習済モデルに前記移動局がこれから到達する位置を入力することで得られる前記周波数データに基づく周波数で、前記基地局と前記移動局との無線通信が行わせる、
無線通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願明細書に開示される技術は、無線通信技術に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の基地局を設置し、かつ、基地局と移動局との間における通信を提供する無線通信システムでは、基地局から送信された信号を移動局が受信することができない通信エリアをなくすことが望ましい。このため、複数の基地局の通信エリアがそれぞれ重なるように、複数の基地局は設置される。
【0003】
複数の基地局から同じ周波数で同じ信号を送信する場合、通信エリアが重なる場所に位置する移動局において、受信信号が逆位相で合成されることで受信信号の電力が低下する、いわゆるビート干渉が発生してしまう場合があり、そのような場合には通信性能が低下する。
【0004】
すなわち、ビート干渉が発生する場所に移動局が位置した場合、通信エリア内に位置しながらも、基地局からの信号が受信できない状況が発生する。
【0005】
たとえば特許文献1は、それぞれの基地局の送信信号の位相をフレームごとにオフセットして送信し、このフレームごとの位相オフセット量を基地局ごとにそれぞれ異なる値にすることでビート干渉の発生を抑制する基地局を開示する。
【0006】
特許文献1に記載される基地局によれば、連続する複数のフレームの一方のフレームでそれぞれの基地局の信号が同じ電力、かつ、逆位相で合成されてビート干渉が発生しても、他方のフレームでは逆位相の関係ではなくなるためビート干渉が発生しなくなり、結果として、ビート干渉が発生することを低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2015/118582号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の無線通信システムでは、他方のフレームではビート干渉は発生しないものの、一方のフレームでのビート干渉を抑制することはできず、ビート干渉が発生した一方のフレームでは、移動局の受信性能が低下するという問題がある。
【0009】
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を鑑みてなされたものであり、移動局の受信性能の低下を抑制するための技術である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願明細書に開示される技術の第1の態様である無線通信システムは、同期して無線通信を行うための複数の基地局と、複数の前記基地局との間で無線通信を行うための少なくとも1つの移動局と、少なくとも1つの前記基地局を介して、前記移動局との間で無線通信を含む通信を行うための制御局と、少なくとも1つの前記基地局および前記移動局の無線通信に関する履歴データを順次記録するための記録装置とを備え、前記履歴データが、前記移動局の位置に関するデータを含み、前記制御局が、前記履歴データから推論された送信関連データに基づいて、前記基地局と前記移動局との間の無線通信を行わせる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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