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公開番号2024107113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2024091291,2022172102
出願日2024-06-05,2018-09-27
発明の名称動画圧縮装置
出願人株式会社ニコン
代理人藤央弁理士法人
主分類H04N 19/105 20140101AFI20240801BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮像条件が複数設定されている場合に動画圧縮の適正化を図る。
【解決手段】動画圧縮装置は、被写体を撮像する撮像領域を複数有し前記撮像領域ごとに撮像条件が設定可能な撮像素子から出力された一連のフレームである動画データを圧縮する。動画圧縮装置は、圧縮対象領域に基づいて参照フレームから特定領域を検出する処理に用いられる前記参照フレーム内の探索領域を、複数の前記撮像条件に基づいて設定する設定部と、前記設定部によって設定された探索領域を用いた前記処理に基づいて前記特定領域を検出することにより、動きベクトルを生成する生成部と、を有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
被写体を撮像する撮像領域を複数有し前記撮像領域ごとに撮像条件が設定可能な撮像素子から出力された一連のフレームである動画データを圧縮する動画圧縮装置であって、
圧縮対象領域に基づいて参照フレームから特定領域を検出する処理に用いられる前記参照フレーム内の探索領域を、複数の前記撮像条件に基づいて設定する設定部と、
前記設定部によって設定された探索領域を用いた前記処理に基づいて前記特定領域を検出することにより、動きベクトルを生成する生成部と、
を有する動画圧縮装置。

発明の詳細な説明【参照による取り込み】
【0001】
本出願は、平成29年(2017年)9月29日に出願された日本出願である特願2017-192105の優先権を主張し、その内容を参照することにより、本出願に取り込む。
続きを表示(約 2,400 文字)【技術分野】
【0002】
本発明は、動画圧縮装置、電子機器、および動画圧縮プログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
裏面照射型撮像チップと信号処理チップとが積層された撮像素子(以下、積層型撮像素子という)を備えた電子機器が提案されている(特許文献1参照)。積層型撮像素子は、裏面照射型撮像チップと信号処理チップとが、所定の領域ごとにマイクロバンプを介して接続されるように積層されている。しかしながら、積層型撮像素子において複数の撮像条件を撮像領域内に設定可能である場合、複数の撮像条件で撮像されたフレームが出力されるため、そのようなフレームの動画圧縮は従来考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-49361号公報
【発明の概要】
【0005】
本願において開示される技術の一側面となる動画圧縮装置は、被写体を撮像する撮像領域を複数有し前記撮像領域ごとに撮像条件が設定可能な撮像素子から出力された一連のフレームである動画データを圧縮する動画圧縮装置であって、圧縮対象領域に基づいて参照フレームから特定領域を検出する処理に用いられる前記参照フレーム内の探索領域を、複数の前記撮像条件に基づいて設定する設定部と、前記設定部によって設定された探索領域を用いた前記処理に基づいて前記特定領域を検出することにより、動きベクトルを生成する生成部と、を有する。
【0006】
本願において開示される技術の一側面となる電子機器は、被写体を撮像する撮像領域を複数有し前記撮像領域ごとに撮像条件が設定可能であり、一連のフレームである動画データを出力する撮像素子と、圧縮対象領域に基づいて参照フレームから特定領域を検出する処理に用いられる前記参照フレーム内の探索領域を、複数の前記撮像条件に基づいて設定する設定部と、前記設定部によって設定された探索領域を用いた前記処理に基づいて前記特定領域を検出することにより、動きベクトルを生成する生成部と、を有する。
【0007】
本願において開示される技術の一側面となる動画圧縮プログラムは、被写体を撮像する撮像領域を複数有し前記撮像領域ごとに撮像条件が設定可能な撮像素子から出力された一連のフレームである動画データの圧縮をプロセッサに実行させる動画圧縮プログラムであって、前記プロセッサに、圧縮対象領域に基づいて参照フレームから特定領域を検出する処理に用いられる前記参照フレーム内の探索領域を、複数の前記撮像条件に基づいて設定させ、前記探索領域を用いた前記処理に基づいて前記特定領域を検出することにより、動きベクトルを生成させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、積層型撮像素子の断面図である。
図2は、撮像チップの画素配列を説明する図である。
図3は、撮像チップの回路図である。
図4は、撮像素子の機能的構成例を示すブロック図である。
図5は、電子機器のブロック構成例を示す説明図である。
図6は、動画ファイルの構成例を示す説明図である。
図7は、撮像面と被写体像との関係を示す説明図である。
図8は、動画ファイルの具体的な構成例に示す説明図である。
図9は、ブロックマッチング例を示す説明図である。
図10は、図5に示した制御部の構成例を示すブロック図である。
図11は、圧縮部の構成例を示すブロック図である。
図12は、探索範囲、探索領域および探索窓の一例を示す説明図である。
図13は、異なる撮像条件の境界での走査例1を示す説明図である。
図14は、異なる撮像条件の境界での走査例2を示す説明図である。
図15は、異なる撮像条件の境界での走査例3を示す説明図である。
図16は、撮像条件の領域拡縮例を示す説明図である。
図17は、異なる撮像条件の境界での走査例4を示す説明図である。
図18は、異なる撮像条件の境界での走査例5を示す説明図である。
図19は、異なる撮像条件の境界での走査例6を示す説明図である。
図20は、前処理部による前処理手順例を示すフローチャートである。
図21は、動き検出部による動き検出処理手順例1を示すフローチャートである。
図22は、動き検出部による動き検出処理手順例2を示すフローチャートである。
図23は、異なる画素精度でのブロックマッチング例を示す説明図である。
図24は、動き検出部による異なる画素精度での動きベクトル検出処理手順例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<撮像素子の構成例>
初めに、電子機器に搭載する積層型撮像素子について説明する。なお、この積層型撮像素子は、本願出願人が先に出願した特願2012-139026号に記載されているものである。電子機器は、たとえば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置である。
【0010】
図1は、積層型撮像素子100の断面図である。積層型撮像素子(以下、単に、「撮像素子」)100は、入射光に対応した画素信号を出力する裏面照射型撮像チップ(以下、単に、「撮像チップ」)113と、画素信号を処理する信号処理チップ111と、画素信号を記憶するメモリチップ112とを備える。これら撮像チップ113、信号処理チップ111およびメモリチップ112は積層されており、Cuなどの導電性を有するバンプ109により互いに電気的に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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