TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024106545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010851
出願日2023-01-27
発明の名称物品管理具
出願人セコム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G06K 19/077 20060101AFI20240801BHJP(計算;計数)
要約【課題】管理対象の物品の保管前、保管中、取り出し後のすべての状態を示す信号を個々に出力できる。
【解決手段】物品管理具3は、本体部11と結束部12を有し、管理対象の鍵2と予め1対1で対応付けされる。本体部11には、第1の回路18、第2の回路19、第3の回路20のパターンが形成され、鍵2を結束部12に取り付けた状態で結束部12の先端を固定するためのロック部13が設けられる。結束部12は、基端側が本体部11に対して分離可能である。鍵2の保管前の状態では、第2の回路19と第3の回路20からショートの状態信号の出力を可能とし、鍵2の保管中の状態では、全ての回路18,19,20からショートの状態信号の出力を可能とし、鍵2が取り外された状態では、第3の回路20のみからショートの状態信号の出力を可能とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と結束部を有し、管理対象の物品と予め対応付けられる物品管理具であって、
前記本体部には、前記結束部の基端が予め固定設置されており、該結束部の自由端側を本体部に固定するためのロック部が設けられ、
前記本体部及び前記結束部に形成され、前記ロック部に前記結束部がロックされると閉回路を形成し、前記ロック部に前記結束部がロックされないと開回路となる配線が第1のRFICチップに接続されている第1の回路と、
前記本体部に形成され、前記結束部が引き剥がされると切断される配線が第2のRFICチップに接続されている第2の回路と、
前記本体部に形成され、前記結束部が引き剥がされても切断されない配線が第3のRFICチップに接続されている第3の回路と、
を具備する物品管理具。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第1のRFICチップ、第2のRFICチップ及び第3のRFICチップは、接続されている回路が閉回路を形成されていると、外部のRFリーダからの信号に応答して、信号を返信することを特徴とする請求項1に記載の物品管理具。
【請求項3】
前記本体部は板形状であり、前記第1の回路、前記第2の回路及び第3の回路は印刷により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の物品管理具。
【請求項4】
前記結束部は、前記本体部に埋設配置されており、前記ロック部により前記本体部にロックされた状態にて前記結束部を引き剥がすと、第1の回路が切断されるとともに、第2の回路も切断されることを特徴とする請求項3に記載の物品管理具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば鍵などの物品を厳格管理する際に使用する物品管理具に関し、特に管理状態をRFリーダにて読み出して物品の管理状態を外部機器(PC)等にて管理できる物品管理具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、警備会社では、緊急事態発生時に、警備員が警備対象の住宅に入る必要がある。このため、警備会社は住宅の鍵を預かることが通例となっている。この預かった鍵を保管ボックスに保管し、その保管状態を管理するために物品管理具が使用される。物品管理具は、管理対象の鍵と保管ボックスとを結束し、鍵の使用時に物品管理具による結束を切って、鍵を保管ボックスから取り出し鍵を使用可能な状態とする。
【0003】
この際、物品管理具により保管ボックスに鍵が結束された状態は、鍵が使用されていないことを示し、物品管理具が切られて保管ボックスと鍵が結束されていない状態は、鍵が使用された状態を示す。そして、物品管理具は、結束された状態から一度切られると、元に戻せない構造とされており、鍵の使用後には新しい物品管理具にて保管ボックスに結束させることになる。ここで、物品管理具と鍵とは、予め対応つけているので、使用済の物品管理具を点検することにより鍵の使用を確認できる。また、新たに鍵を保管ボックスに結束する際は、使用する物品管理具と鍵とを対応つけて管理する。この対応つけて管理するのは、コンピュータを用いて行っておき、鍵の識別コードと物品管理具の識別コードにて対応付けすることになる。物品管理具の使用順を決めておくなどにより、時系列に管理状況を行うことができる。これにより、顧客から預かっている大切な鍵使用の厳格な管理が可能となる。
【0004】
従来の物品管理具としては、例えば下記特許文献1に開示されるように、結束バンドとRFIDタグを一体化し、結束バンドが切断されるとRFIDタグから開封状態を出力する結束バンド付きICタグが知られている。この結束バンド付きICタグでは、結束バンド内に配置された回路がICチップに接続されており、結束バンドが切断により回路が切断されることにより、開封状態を検出する。ICチップは、RFリーダとアンテナを介して例えばPCなどの外部機器と無線通信することにより、物品管理具の状態を管理することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-112132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、警備会社は多数の鍵を保管ボックスにて保管管理しなければならない。このため、多数の物品管理具を用いて、鍵ごとに管理している。
【0007】
しかしながら、上述した特許文献1に開示される従来の物品管理具では、物品の結束が解除されたか否かを検出することにより、物品管理具の使用前の状態と使用後の状態を管理することができる。しかし、物品管理具を物品と結束前と結束中である物品の管理前の状態と管理中の状態との区別ができない。例えば、物品管理具を用いて保管ボックスに多数の鍵を結束して管理している場合、結束前の物品管理具と結束中の物品管理具が保管ボックス内又は周辺に混在すると、RFリーダは、鍵を結束していない結束前の物品管理具からの信号と鍵を結束している使用中の物品管理具からの信号の両方の信号を区別できずに受信することになる。このため、結束前の物品管理具の保管に注意を払う必要があり、誤って結束前の物品管理具を保管ボックスの近辺に置いてしまうと、結束されている鍵を管理する上で、外部機器での物品管理具及び鍵の存在管理が煩雑となるという課題があった。
【0008】
更に、例えばPCなどの外部機器で物品管理する際には、結束解除後の物品管理具の存在まで把握しておきたいという要望がある。しかし、従来の物品管理具では、結束前、結束中、物品取り出し後のすべての状態をRF信号として出力できるものがなかった。このため、管理状態の信号のみでは、物品管理具の三状態(結束前、結束中、物品取り出し後の状態)を把握できず、全ての物品管理具の直前の履歴情報と、受信した物品管理具の状態情報を突合しなければ開封後の物品管理具を把握できなかった。
【0009】
また、従来、物品管理具に対し、二次元のバーコード等を印字しておき、物品管理具の結束が解除されると二次元バーコードが読取不能化することにより、物品の結束を解除するとともに状態を管理するものがある。この物品管理具による管理は、物品の新規保管や物品の使用時に、その都度、使用者が目視により物品管理具と物品の存在確認、二次元バーコードをバーコードリーダにて1物品(一物品管理具)毎に読み取り、結束及び存在を管理している。このため、使用者は、保管や使用の際における確認・管理作業に時間がかかってしまうという課題があった。
【0010】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、管理対象の物品の保管前、保管中、取り出し後のすべての状態を示す信号を個々に出力できる物品管理具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

セコム工業株式会社
物体検知装置
3か月前
個人
物品
1か月前
個人
情報提示方法
5日前
個人
自動精算システム
1か月前
個人
自動精算システム
13日前
個人
プログラム
4日前
個人
RFタグ読取装置
22日前
個人
売買システム
19日前
個人
管理サーバ
1か月前
個人
救急搬送システム
1か月前
個人
発想支援方法及びシステム
8日前
個人
市場受発注システム
11日前
キヤノン株式会社
印刷装置
1か月前
個人
分類処理プログラム及び方法
8日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
21日前
富士通株式会社
金融システム
5日前
個人
生成AIとの常時接続システム
1か月前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
13日前
個人
VRによる人体各部位の立体化
1か月前
トヨタ自動車株式会社
推定装置
1か月前
株式会社SEKT
文字認識装置
1か月前
個人
未来型家系図構築システム
1か月前
個人
コンテンツ開示順位判定システム
1か月前
キヤノン株式会社
印刷管理装置
2か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社COLORS
表示装置
1か月前
ローム株式会社
ソース機器
1か月前
トヨタ自動車株式会社
表認識装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
業務管理システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
20日前
株式会社LIFE
送迎管理システム
2か月前
ダイハツ工業株式会社
移動支援装置
1か月前
日本精機株式会社
コミュニケーション端末
1か月前
トヨタ自動車株式会社
記号識別方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業管理装置
11日前
続きを見る