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公開番号2024106519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010808
出願日2023-01-27
発明の名称クリップ
出願人株式会社ニフコ
代理人個人,個人,個人
主分類F16B 2/18 20060101AFI20240801BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】被取付部材をガタつかせることなく被取付面に取り付けることができるクリップを提供する。
【解決手段】クリップ10は、内側に挿入路が形成された本体部11と、この本体部11に対して回転する定着部30とから構成され、挿入路にスタッドボルト3が通された状態で、定着部30が回転して押付端部36が被取付部材2に押し付けられると、本体部11が、定着部30によって被取付部材2から離れる方向に押される。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
被取付面に固定された被取付ボルトに通されている被取付部材を、前記被取付面に留めるために前記被取付ボルトに取り付けられるクリップであって、
前記被取付ボルトに通される挿入路が形成された本体部と、
前記挿入路に配置されて前記被取付ボルトに係止される爪部と、
前記本体部に取り付けられる定着部と、を有し、
前記定着部が前記被取付部材から離れた離反姿勢、又は、前記定着部が前記被取付部材に押し付けられると共に前記本体部を前記被取付部材から離す方向に押す定着姿勢に変形する、
ことを特徴とするクリップ。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記定着部のうち、前記定着姿勢において前記被取付部材に当たる押付端部が、前記本体部のうち、前記離反姿勢において前記被取付部材に当接又は近接する本体端部よりも、前記被取付部材に向けて突出している、
ことを特徴とする請求項1に記載されたクリップ。
【請求項3】
前記本体部と前記定着部とが、回転軸部を介して予め連結された、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたクリップ。
【請求項4】
前記本体部と前記定着部とがレール構造を介して連結され、前記定着部が前記レール構造に沿って移動する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたクリップ。
【請求項5】
前記本体部と前記定着部とが、前記定着姿勢において篏合する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたクリップ。
【請求項6】
前記被取付ボルトの周囲に形成された規制部に接触することで、前記被取付ボルトを軸として回転することを規制する外形を有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたクリップ。
【請求項7】
前記本体部が、
前記挿入路を形成した側面部と、
前記挿入路の入口側の端に形成された前記本体端部と、を有し、
前記側面部が、
前記側面部の内面に形成された前記爪部と、
前記側面部の外面に形成された回転軸部と、
前記側面部の外面において前記回転軸部の周囲に形成されたレール溝部と、
前記側面部の外面において前記回転軸部の周囲に形成された嵌合突部と、を有し、
前記定着部が、
前記回転軸部に支持されて前記側面部の外面と対峙したアーム部と、
前記アーム部に連接されて前記本体部よりも張り出したレバー部と、を有し、
前記アーム部が、
前記アーム部の縁に形成された前記押付端部と、
前記アーム部の内面に形成されていて前記レール溝部に沿うレール突部と、
前記アーム部の内面に形成されていて前記篏合突部と篏合する篏合孔部と、を有する、
ことを特徴とする請求項2に従属する請求項3に記載されたクリップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スタッドボルト等に取り付けられるクリップに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車のアンダーフロアにインシュレーター等が取り付けられる際や、ホイールハウス内にライナー等が取り付けられる際、スタッドボルトとナットとによる締結構造が用いられている。例えば、自動車のボディにスタッドボルトが設けられ、このスタッドボルトに、インシュレーターやライナー等の被取付部材が通された状態で、ナットによって締め付けられる。例えば、下記特許文献1に記載された発明(以下、「文献公知1発明」と記す。)では、ナットの代わりにプラスチッククリップが用いられている。
【0003】
文献公知1発明に係るクリップは、スタッドボルトが通される孔が形成された筒体を有し、この筒体の側面の一部が切り欠かれたことで、側面の一部に可撓アームが形成されている。可撓アームの内面には、スタッドボルトと螺合するネジ溝が形成されている。筒体の上端部には、揺動股片が連接され、連接部位を起点として揺動股片が揺動する。揺動股片は、二股に裂けて間に溝が形成されており、筒体が溝に挟まると、揺動股片によって可撓アームが外側から挟持される。挟持された可撓アームは、内側に向けて撓み、筒体に通されたスタッドボルトに螺合しつつ押し付けられるため、クリップがスタッドボルトに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-280909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、文献公知1発明では、可撓アームの内面に形成されたネジ溝が、スタッドボルトのネジ溝のサイズに必ずしも一致するとは限らないし、スタッドボルトのネジ溝のピッチに馴染まない場合もある。この場合、クリップは、被取付部材との間に隙間が空いた状態でスタッドボルトに取り付けられるため、隙間において被取付部材がガタつくことになる。したがって、改めてクリップを締め直す必要がある場合もある。
【0006】
本発明は、この様な実情に鑑みて提案されたものである。本発明は、被取付部材をガタつかせることなく被取付面に留めることができるクリップの提供を目的とする。また、広義には、本発明は、有害物質の排出を抑制し、普遍的な課題である快適な環境を整備することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るクリップは、被取付面に固定された被取付ボルトに通されている被取付部材を、前記被取付面に留めるために前記被取付ボルトに取り付けられるクリップであって、前記被取付ボルトに通される挿入路が形成された本体部と、前記挿入路に配置されて前記被取付ボルトに係止される爪部と、前記本体部に取り付けられる定着部と、を有し、前記定着部が前記被取付部材から離れた離反姿勢、又は、前記定着部が前記被取付部材に押し付けられると共に前記本体部を前記被取付部材から離す方向に押す定着姿勢に変形する、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係るクリップは、前記定着部のうち、前記定着姿勢において前記被取付部材に当たる押付端部が、前記本体部のうち、前記離反姿勢において前記被取付部材に当接又は近接する本体端部よりも、前記被取付部材に向けて突出している、ことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るクリップは、前記本体部と前記定着部とが、回転軸部を介して予め連結された、ことを特徴とする。
【0010】
本発明に係るクリップは、前記本体部と前記定着部とがレール構造を介して連結され、前記定着部が前記レール構造に沿って移動する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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