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公開番号2024106279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010543
出願日2023-01-26
発明の名称小動物用排泄容器
出願人株式会社マルカン
代理人個人
主分類A01K 1/01 20060101AFI20240731BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】トレイ内の排泄物が飼育空間内を汚染することを効果的に抑制することができる小動物用排泄容器を提供する。
【解決手段】小動物用排泄容器は、トレイと、格子床部と、仕切り壁部とを備え、トレイは、底壁部及び周側壁部を有するトレイ本体と、周側壁部の外側面側に設けられた第1トレイ係合部と、周側壁部における第1トレイ係合部と対向する位置に設けられた第2トレイ係合部とを有し、格子床部は、床本体と、仕切り壁部の背面側の床本体の周縁部に設けられるとともに第1トレイ係合部に対し外側から係脱する第1床係合部と、床本体における第1床係合部と対向する位置に設けられるとともに第2トレイ係合部に係脱する第2床係合部とを有し、格子床部は、第1床係合部の第1トレイ係合部に対する係合を解除した後に、第2床係合部の第2トレイ係合部に対する係合を解除するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口するトレイと、前記トレイの開口部を覆う格子床部と、前記格子床部の周縁部の一部から上方に延びる仕切り壁部とを備え、
前記トレイは、底壁部及び底壁部の周縁部から立ち上がる周側壁部を有するトレイ本体と、前記周側壁部の外側面側に設けられた第1トレイ係合部と、前記周側壁部における前記第1トレイ係合部と対向する位置に設けられた第2トレイ係合部とを有し、
前記格子床部は、前記開口部を覆う形状を有する床本体と、前記仕切り壁部の背面側の前記床本体の周縁部に設けられるとともに前記第1トレイ係合部に対し外側から係脱する第1床係合部と、前記床本体における前記第1床係合部と対向する位置に設けられるとともに前記第2トレイ係合部に係脱する第2床係合部とを有し、
前記格子床部は、前記第1床係合部の前記第1トレイ係合部に対する係合を解除した後に、前記第2床係合部の前記第2トレイ係合部に対する係合を解除するように構成されている、小動物用排泄容器。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記第1及び第2トレイ係合部は、それぞれ前記周側壁部から外方に突出して設けられ、
前記第1及び第2床係合部は、それぞれ前記第1及び第2トレイ係合部に外側から係止されることにより係合するように構成され、
前記第2床係合部の前記第2トレイ係合部に対する係合量は、前記第1床係合部の前記第1トレイ係合部に対する係合量よりも大きくした、請求項1記載の小動物用排泄容器。
【請求項3】
前記第1床係合部は、前記床本体から垂下するとともに外側に弾性変形する操作片と、前記操作片の内側面から内側に突出するとともに前記操作片の操作に伴い前記第1トレイ係合部の下面に係脱する係止凸部とを備え、
前記第2床係合部は、前記床本体から垂下するとともに前記第2トレイ係合部が挿通される係止孔部が設けられた垂下部を備える、請求項2記載の小動物用排泄容器。
【請求項4】
前記垂下部は、板状に形成されており、
前記第2床係合部は、前記垂下部の幅方向両端縁の少なくとも一端縁に沿って延びるとともに上端が前記床本体に接続されている補強リブをさらに備える、請求項3記載の小動物用排泄容器。
【請求項5】
前記仕切り壁部は、前記格子床部の中心側に開放された入隅部を有し、
前記第1床係合部は、前記入隅部の背面側に設けられている、請求項1記載の小動物用排泄容器。
【請求項6】
前記仕切り壁部の高さ寸法は、前記入隅部に近づくにつれて大きくなるように設定されている、請求項5記載の小動物用排泄容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、小動物用排泄容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一般家庭などにおいて飼育される小動物が生活する飼育空間を清潔に保つために、当該飼育空間に小動物用の排泄容器を設置することが広く知られている。また、ウサギなどの小動物の一部は、壁際に臀部を向けて排泄を行う習性を有していることが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、仕切り壁一体型容器と、この容器内に配設された通水性底板(格子床部)と、を備えるトイレが開示されている。具体的には、この仕切り壁一体型容器は、直角二等辺三角形の底壁部及び前記底壁部の周縁部から立ち上がる3つの側壁を有する容器本体を有する容器(トレイ)と、前記3つの側壁のうちの前記底壁部の直角を挟む隣辺から立ち上がる2つの側壁から上方に延びる仕切り壁部と、前記3つの側壁のうちの底壁部の斜辺から立ち上がる側壁に設けられた容器係合部と、を備え、容器と仕切り壁部と容器係合部とが一体に形成されている。この仕切り壁一体型容器は、前記底壁部の斜辺を前側にすることにより、ケージ内の隅部に設置することができる。
【0004】
一方、通水性底板は、前記容器の開口部を覆う直角二等辺三角形状を有しており、複数の孔部が形成されている底板本体と、前記底板本体の斜辺から下方に突出するフックと、前記底板本体から下方に延びて前記底壁部に接地する複数の脚と、を有している。この通水性底板は、前記仕切り壁一体型容器の前記容器係合部に前記フックを引っ掛けてから、前記複数の脚を前記底壁部に接地させることにより、前記仕切り壁一体型容器に取り付けることができる。その一方で、前記仕切り壁一体型容器の容器内に溜まった排泄物を処理する場合には、前記複数の脚が前記底壁部から離れるように前記通水性底板の後側を持ち上げた状態で、前記フックを前記容器係合部から抜き取るように前記フックを前方(上前方)に移動させて前記容器係合部との係合状態を解除することにより、前記仕切り壁一体型容器から前記通水性底板を取り外すことができる。
【0005】
特許文献1に記載のトイレによれば、前記仕切り壁部によって壁際が形成されるため、トイレ内で排泄を行うよう小動物を誘導することが可能であり、かつ、小動物から排泄された排泄物は通水性底板の孔部を通じて容器の底面に落下して小動物から分離される。このため、小動物が排泄物を踏みつけるなどして小動物が汚れることが抑制されるため、清潔な飼育空間を提供できる点で有利である。
【0006】
また、特許文献1に記載のトイレによれば、通水性底板が仕切り壁一体型容器に対して着脱可能に構成されているため、トイレを効率よく清掃することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-149966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、ウサギなどの小動物の一部は、ストレスなどを原因として、飼育空間内で暴れることがある。このような小動物が特許文献1に記載のトイレを利用する場合、前記容器内に溜まった排泄物によって、飼育空間内が汚染される可能性がある。具体的には、特許文献1に記載のトイレでは、前記通水性底板の後側を持ち上げて、容器の前側、すなわち小動物側に設けられた前記フックと前記容器係合部との係合状態を解除するだけで前記通水性底板を前記仕切り壁一体型容器から取り外すことが可能である。そのため、前記小動物が、ストレスなどを原因として、例えば前記通水性底板に噛みついた状態で前記通水性底板を振り回すなどした場合、前記フックと前記容器係合部との係合状態が不測に解除され、通水性底板が容器から取り外されるおそれがある。この場合、前記通水性底板が前記仕切り壁一体型容器から取り外されるため、容器内に貯留されている排泄物を小動物が踏みつけるなどして、排泄物が小動物に付着することがあり、当該排泄物によって飼育空間内が汚染される可能性がある。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、格子床部がトレイから不測に取り外され、トレイ内の排泄物が飼育空間内を汚染することを効果的に抑制することができる小動物用排泄容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る小動物用排泄容器は、上方に開口するトレイと、前記トレイの開口部を覆う格子床部と、前記格子床部の周縁部の一部から上方に延びる仕切り壁部とを備え、前記トレイは、底壁部及び底壁部の周縁部から立ち上がる周側壁部を有するトレイ本体と、前記周側壁部の外側面側に設けられた第1トレイ係合部と、前記周側壁部における前記第1トレイ係合部と対向する位置に設けられた第2トレイ係合部とを有し、前記格子床部は、前記開口部を覆う形状を有する床本体と、前記仕切り壁部の背面側の前記床本体の周縁部に設けられるとともに前記第1トレイ係合部に対し外側から係脱する第1床係合部と、前記床本体における前記第1床係合部と対向する位置に設けられるとともに前記第2トレイ係合部に係脱する第2床係合部とを有し、前記格子床部は、前記第1床係合部の前記第1トレイ係合部に対する係合を解除した後に、前記第2床係合部の前記第2トレイ係合部に対する係合を解除するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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