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公開番号
2024105512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-06
出願番号
2024077833,2021516719
出願日
2024-05-13,2019-09-24
発明の名称
GIP受容体アゴニストペプチド化合物及びその使用
出願人
武田薬品工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
45/00 20060101AFI20240730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】GIP受容体活性化作用を有する新規GIP受容体アゴニストペプチドを投与することによる、嘔吐及び/又は悪心を伴う状態、疾患、及び障害の予防及び処置方法を提供する。
【解決手段】式:Ac-YAEGTFISDYSIAMDKIHQQDFVNWLLAQKGKKNDWKHNIIQ-OH(配列番号4)、式:Y(D-Ala)EGTFISDYSIAMDKIHQQDFVNWLLAQKGKKNDW(Lys(R))HNIIQ-NH2(配列番号5)等で例示される、新規GIP受容体アゴニストペプチドを投与することによる方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含むが、ただし、前記GIP受容体アゴニストペプチドが配
列番号1に記載されるようなアミノ酸配列を有しない、前記方法。
続きを表示(約 4,200 文字)
【請求項2】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含むが、ただし、前記ペプチドがPCT出願第PCT/JP
2018/013540号に開示される配列番号4~569のうちいずれか1つに記載さ
れるようなアミノ酸配列を有しない、前記方法。
【請求項3】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含み、前記GIP受容体アゴニストペプチドが、配列番号1
に記載されるようなアミノ酸配列を有する天然ヒトGIPペプチドのアミノ酸配列に対し
て少なくとも80%の配列同一性を有するが、ただし、前記ペプチドが配列番号1に記載
されるようなアミノ配列を有しない、前記方法。
【請求項4】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量の29個もしくは30個のアミノ酸を有
するGIP受容体アゴニストペプチド、またはその塩を投与することを含む、前記方法。
【請求項5】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含み、前記GIP受容体アゴニストペプチドが、配列番号1
に記載されるようなアミノ酸配列を有する天然ヒトGIPペプチドのアミノ酸配列に対し
て少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なく
とも96%、または少なくとも97%の配列同一性を有するが、ただし、前記ペプチドが
配列番号1に記載されるようなアミノ配列を有しない、前記方法。
【請求項6】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量の29個もしくは30個のアミノ酸を有
するGIP受容体アゴニストペプチド、またはその塩を投与することを含み、前記GIP
受容体アゴニストペプチドが、配列番号1に記載されるようなアミノ酸配列を有する天然
ヒトGIPペプチドのアミノ酸配列1~29または1~30に対して少なくとも80%の
配列同一性を有する、前記方法。
【請求項7】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量の29個もしくは30個のアミノ酸を有
するGIP受容体アゴニストペプチド、またはその塩を投与することを含み、前記GIP
受容体アゴニストペプチドが、配列番号1に記載されるようなアミノ酸配列を有する天然
ヒトGIPペプチドのアミノ酸配列1~29または1~30に対して少なくとも80%の
配列同一性を有するが、ただし、前記GIP受容体アゴニストペプチドがPCT出願第P
CT/JP2018/013540号に開示される配列番号4~569で提供される任意
の29個または30個のアミノ酸ペプチドに記載されるようなアミノ酸配列を有しない、
前記方法。
【請求項8】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含み、前記ペプチドが式(I):P
1
-A1-A2-A3-
A4-A5-A6-A7-A8-A9-A10-A11-A12-A13-A14-A1
5-A16-A17-A18-A19-A20-A21-A22-A23-A24-A2
5-A26-A27-A28-A29-A30-A31-A32-A33-A34-A3
5-A36-A37-A38-A39-A40-A41-A42-A43-P
2
を有し、
式中、
P
1
が、式
-R
A1
、
-CO-R
A1
、
-CO-OR
A1
、
-CO-COR
A1
、
-SO-R
A1
、
-SO
2
-R
A1
、
-SO
2
-OR
A1
、
-CO-NR
A2
R
A3
、
-SO
2
-NR
A2
R
A3
、
-C(=NR
A1
)-NR
A2
R
A3
で表される基を表すか、またはそれが存在せず、
R
A1
、R
A2
、及びR
A3
が各々独立して、水素原子、場合により置換される炭化水素
基、または場合により置換される複素環基を表し、
P
2
が、-NH
2
または-OHを表し、
A1が、Tyr、Phe、D-Tyr、モノ-ハロ-Phe、ビス-ハロ-Phe、モノ
-ハロ-Tyr、ビス-ハロ-Tyr、モノ-ハロ-D-Phe、ビス-ハロ-D-Ph
e、モノ-ハロ-D-Tyr、ビス-ハロ-D-Tyr、またはデス-アミノ-Phe、
またはデス-アミノ-Tyrを表し、
【請求項9】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含み、前記ペプチドが式(II):P
1
-A1-A2-A3
-Gly-Thr-A6-A7-Ser-A9-A10-A11-A12-A13-A1
4-A15-A16-A17-A18-A19-A20-A21-A22-A23-A2
4-Trp-Leu-A27-A28-A29-A30-A31-A32-A33-A3
4-A35-A36-A37-A38-A39-A40-A41-A42-A43-P
2
を有し、
式中、
P
1
が、式
-R
A1
、
-CO-R
A1
、
-CO-OR
A1
、
-CO-COR
A1
、
-SO-R
A1
、
-SO
2
-R
A1
、
-SO
2
-OR
A1
、
-CO-NR
A2
R
A3
、
-SO
2
-NR
A2
R
A3
、
-C(=NR
A1
)-NR
A2
R
A3
で表される基を表すか、またはそれが存在せず、
R
A1
、R
A2
、及びR
A3
が各々独立して、水素原子、場合により置換される炭化水素
基、または場合により置換される複素環基を表し、
P
2
が、-NH
2
または-OHを表し、
A1が、Tyr、Phe、D-Tyr、モノ-ハロ-Phe、ビス-ハロ-Phe、モノ
-ハロ-Tyr、ビス-ハロ-Tyr、モノ-ハロ-D-Phe、ビス-ハロ-D-Ph
e、モノ-ハロ-D-Tyr、ビス-ハロ-D-Tyr、デス-アミノ-Phe、または
デス-アミノ-Tyrを表し、
【請求項10】
対象の嘔吐症の処置方法であって、治療有効量のGIP受容体アゴニストペプチド、ま
たはその塩を投与することを含み、前記ペプチドが式(III):P
1
-A1-A2-A
3-Gly-Thr-Phe-Ile-Ser-Asp-Tyr-A11-Ile-A1
3-A14-A15-A16-A17-His-Gln-A20-Asp-Phe-Va
l-A24-Trp-Leu-A27-A28-A29-A30-A31-A32-A3
3-A34-A35-A36-A37-A38-A39-A40-A41-A42-A4
3-P
2
を有するペプチドに対して少なくとも80%の配列同一性を有し、
式中、
P
1
が、式
-R
A1
、
-CO-R
A1
、
-CO-OR
A1
、
-CO-COR
A1
、
-SO-R
A1
、
-SO
2
-R
A1
、
-SO
2
-OR
A1
、
-CO-NR
A2
R
A3
、
-SO
2
-NR
A2
R
A3
、
-C(=NR
A1
)-NR
A2
R
A3
で表される基を表すか、またはそれが存在せず、
R
A1
、R
A2
、及びR
A3
が各々独立して、水素原子、場合により置換される炭化水素
基、または場合により置換される複素環基を表し、
P
2
が、-NH
2
または-OHを表し、
A1が、Tyr、Phe、ジ-Br-Tyrを表し、
A2が、Ala、またはAibを表し、
A3が、Glu、またはProを表し、
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年9月24日出願の米国仮特許出願第62/735,510号の優
先権の利益を主張し、その内容全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,300 文字)
【0002】
本開示は、GIP受容体に対して活性化作用を有するペプチド化合物及び医薬としての
ペプチド化合物の使用に関する。
【背景技術】
【0003】
本節の記載は、単に本開示に関連する背景情報を提供するだけにすぎず、先行技術を構
成するものではない場合がある。
【0004】
グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)及びグルコース依存性インスリン分泌刺激ポ
リペプチド(GIP)は両方とも、インクレチンと呼ばれるペプチドである。GLP-1
及びGIPは、それぞれ小腸L細胞及びK細胞から分泌される。
【0005】
GLP-1は、GLP-1受容体を介して作用し、グルコース依存性インスリン分泌刺
激作用及び摂食抑制作用を有することが知られている。一方で、GIPは、GIP受容体
を介するグルコース依存性インスリン分泌刺激作用を有することが知られているが、摂食
に対するGIPの影響は明らかではない。
【0006】
GLP-1受容体/GIP受容体コアゴニストまたはグルカゴン受容体/GLP-1受
容体/GIP受容体トリアゴニスト活性及びその修飾を有するペプチドを探求し、天然の
グルカゴン、GIP、またはGLP-1の構造に基づいてこれらのペプチドを抗肥満薬と
して、糖尿病の治療薬として、または神経変性障害の治療薬として開発する試みがなされ
てきた。しかしながら、嘔吐症ならびに悪心及び嘔吐などの嘔吐症と関連する類似した症
状の処置に使用するための本開示のペプチド化合物及びGIP受容体に対して活性化作用
を有する化合物は、開示されていない。
【発明の概要】
【0007】
本開示の目的は、GIP受容体活性化作用を有し、嘔吐及び/または悪心を伴う状態、
疾患、及び障害の予防及び処置のために、予防的/治療的制吐剤として有用である新規G
IP受容体アゴニストペプチドを提供することである。
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決するために広範な研究を行い、GIP受容体活性化作
用を有する化合物として、式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI
)、及び(VII)で表される配列を含むGIP受容体アゴニストペプチド化合物を見出
した。さらに、本開示は、GIP受容体を選択的に活性化し、制吐作用を有して、嘔吐症
を処置及び/または予防するために使用されるGIP受容体アゴニスト化合物を提供する
。
【0009】
本開示は、以下の実施形態(1)~(66)を含む。
【0010】
(1).いくつかの実施形態では、本開示は、対象、例えば、嘔吐症の処置を必要とす
る対象の嘔吐症を処置する方法を提供する。本方法は、治療有効量のGIP受容体アゴニ
ストペプチド、またはその塩を投与することを含むが、ただし、GIP受容体アゴニスト
ペプチドが配列番号1に記載されるようなアミノ酸配列を有しない。
(【0011】以降は省略されています)
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