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公開番号2024105047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009573
出願日2023-01-25
発明の名称埋設物把持装置及びこれを備えた杭切断装置
出願人株式会社大枝建機工業,個人
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類E02D 9/02 20060101AFI20240730BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】地中の埋設物を把持した際に、埋設物から力が加わっても、把持状態が解除されにくくすること。
【解決手段】埋設物把持装置2は、地中9の埋設物を中心軸に沿って通すように地中9に埋め込まれる筒体3と、筒体3に設けられ、埋設物から離れた非接触位置と埋設物に当たる接触位置とに切替え可能なシェル構造体4と、を備える。シェル構造体4は、シェル構造体4が非接触位置に切り替えられた状態において、上面視で円弧状に形成されたシェル部41と、上面視におけるシェル部41の弦42に平行に延びた回転軸で、シェル部41を筒体3に対して回転可能に支持する軸部43と、シェル構造体4が非接触位置に切り替えられた状態においてシェル部41の上端部に設けられ、軸部43の回転軸を中心に回転することでシェル構造体4が接触位置に切り替えられると、埋設物に当たる刃部44と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
地中の埋設物を中心軸に沿って通すように地中に埋め込まれる筒体と、
前記筒体に設けられ、前記埋設物から離れた非接触位置と前記埋設物に当たる接触位置とに切替え可能なシェル構造体と、
を備え、
前記シェル構造体は、
前記シェル構造体が非接触位置に切り替えられた状態において、上面視で円弧状に形成されたシェル部と、
上面視における前記シェル部の弦に平行でかつ前記筒体の中心軸に直交する方向に延びた回転軸で、前記シェル部を前記筒体に対して回転可能に支持する軸部と、
前記シェル構造体が非接触位置に切り替えられた状態において前記シェル部の上端部に設けられ、前記軸部の回転軸を中心に回転することで前記シェル構造体が接触位置に切り替えられると前記埋設物に当たる当接部と、
を有する、
埋設物把持装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記シェル部は、前記筒体の内部に配置されている、
請求項1に記載の埋設物把持装置。
【請求項3】
前記軸部は、前記シェル構造体が非接触位置に切り替えられた状態において、上面視で、前記シェル部の両端部に配置されている、
請求項1に記載の埋設物把持装置。
【請求項4】
前記シェル構造体は前記シェル部を2つ備え、
前記2つのシェル部の各々の当接部は互いに対向した位置に配置されている、
請求項1に記載の埋設物把持装置。
【請求項5】
前記シェル構造体を前記接触位置と前記非接触位置とに切り替える駆動機構を更に備え、
前記駆動機構は、
前記シェル部に連結された一端部から前記筒体に沿って延びたアームと、
前記アームの他端部に接続され、前記アームを動かす駆動部と、
を有し、
前記駆動部によって前記アームを上側に引き上げると、前記シェル構造体は前記接触位置に切り替えられる、
請求項1に記載の埋設物把持装置。
【請求項6】
前記筒体は、円筒状でありかつ下端に掘削ビットを有するケーシングチューブである、
請求項1に記載の埋設物把持装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の埋設物把持装置と、
前記筒体の前記中心軸を中心に前記埋設物把持装置を回転させる回転装置と、
を備える、
杭切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、埋設物把持装置及びこれを備えた杭切断装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従前より、地中に埋め込まれた埋設物を持ち上げる装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置は、地中に埋め込まれた杭を切断し、切断した杭を地中から持ち上げて除去する切断除去装置である。
【0003】
特許文献1に記載の切断除去装置は、揺動体の下端にビット(第1ビット)が設けられている。揺動体に連結された揺動レバーが下降すると、揺動体の下端が既設杭に近付くように揺動体が回動し、ビットが既設杭に食い込む。この状態でケーシングを回転させることで、既設杭が切断される。
【0004】
切断後、ビットをそのままの位置に保ったまま、ケーシングが引き上げられる。これにより、切断された既設杭がビットに載ったまま、既設杭が持ち上げられ、地中から除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6972460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の切断除去装置では、切断した既設杭を持ち上げる際、揺動体の下端が既設杭に近付くように揺動体が回動した状態で既設杭が載っているため、既設杭の荷重によって揺動体の下端が下方に押し下げられ、枢支ピンを中心に揺動体の下端が離れる方向に回転しやすい。したがって、地中で把持した既設杭がビットから外れる可能性があるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、地中の埋設物を把持した際に、埋設物から力が加わっても、把持状態が解除されにくい埋設物把持装置及びこれを備えた杭切断装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一態様の埋設物把持装置は、地中の埋設物を中心軸に沿って通すように地中に埋め込まれる筒体と、前記筒体に設けられ、前記埋設物から離れた非接触位置と前記既設杭に当たる接触位置とに切替え可能なシェル構造体と、を備える。前記シェル構造体は、前記シェル構造体が非接触位置に切り替えられた状態において、上面視で円弧状に形成されたシェル部と、上面視における前記シェル部の弦に平行でかつ前記筒体の中心軸に直交する方向に延びた回転軸で、前記シェル部を前記筒体に対して回転可能に支持する軸部と、前記シェル構造体が非接触位置に切り替えられた状態において前記シェル部の上端部に設けられ、前記軸部の回転軸を中心に回転することで前記シェル構造体が接触位置に切り替えられると、前記既設杭に当たる当接部と、を有する。
【0009】
本発明に係る一態様の杭切断装置は、上記埋設物把持装置と、前記筒体の中心軸を回転軸にして前記埋設物把持を回転させる回転装置と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る上記態様の埋設物把持装置及びこれを備えた杭切断装置は、中の埋設物を把持した際に、埋設物から力が加わっても、把持状態が解除されにくい、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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