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公開番号
2024135953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023046877
出願日
2023-03-23
発明の名称
建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
E02F
9/20 20060101AFI20240927BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】走行レバーを非操作位置としたときに走行モータの作動を防止する。
【解決手段】油圧ショベル1には、走行モータ8Aを制御するために運転席15の前側に走行操作装置22が設けられ、走行操作装置22は、運転席15に座ったオペレータにより待機姿勢から操作される走行レバー25と、待機姿勢にある走行レバー25を運転席15に接近した操作位置と運転席15から離間した非操作位置とに移動させるレバー移動機構26とを備える。油圧ショベル1には走行ロック装置35が設けられ、走行ロック装置35は、走行レバー25が操作位置に移動したときには走行レバー25に対する操作に応じて走行モータ8Aの作動を可能とし、走行レバー25が非操作位置に移動したときには走行レバー25に対する操作に関わらず走行モータ8Aの作動を禁止する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
運転席を有する自走可能な車体と、
前記車体に搭載され前記車体を走行させる走行モータと、
前記運転席の前側に設けられ前記走行モータを制御するために操作される走行操作装置とを有し、
前記走行操作装置は、操作部となる走行レバーと、前記走行レバーを前記運転席に接近した操作位置と前記運転席から離間した非操作位置とに移動させるレバー移動機構と、を備えてなる建設機械において、
前記走行レバーが前記操作位置に移動したときには前記走行レバーに対する操作に応じて前記走行モータの作動を可能とし、前記走行レバーが前記非操作位置に移動したときには前記走行レバーに対する操作に関わらず前記走行モータの作動を禁止する走行ロック装置を備えていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記レバー移動機構は、前記走行レバーを前記運転席に対して前記操作位置と前記非操作位置との間で回動可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記走行操作装置は、前記走行レバーが取付けられ、前記走行レバーの操作に応じて前記走行モータに対する制御信号を出力する走行操作バルブを有し、
前記レバー移動機構は、前記運転席の前側に固定された支持ブラケットと、前記走行操作バルブに取り付けられたバルブブラケットと、前記支持ブラケットに対して前記バルブブラケットを前後に回動可能に支持する支持軸と、前記バルブブラケットを前記支持ブラケットに対して固定し、前記走行レバーを前記操作位置で固定する操作位置固定部材と、前記走行レバーが前記操作位置にあることを検出する走行ロックスイッチと、を備えることを特徴とする請求項2に記載の建設機械。
【請求項4】
前記走行操作装置は、前記運転席の前側に固定され、前記操作位置にある前記走行レバーの操作に応じて前記走行モータに対する制御信号を出力する走行操作バルブを有し、
前記レバー移動機構は、前記走行操作バルブに設けられたレバー取付部材と、前記走行レバーに取付けられたレバーブラケットと、前記レバー取付部材に対して前記レバーブラケットを回動可能に支持する支持軸と、前記レバーブラケットを前記レバー取付部材に対して固定し、前記走行レバーを前記操作位置で固定する操作位置固定部材とを備えることを特徴とする請求項2に記載の建設機械。
【請求項5】
前記走行操作装置は、前記走行レバーが取付けられ、前記走行レバーの操作に応じて前記走行モータに対する制御信号を出力する走行操作バルブを有し、
前記レバー移動機構は、前記走行操作バルブが取付けられ、前記走行レバーを前記操作位置と前記非操作位置との間でスライドさせるスライド部材と、前記スライド部材を固定するスライド固定部材と、前記走行レバーが前記非操作位置にあることを検出する走行ロックスイッチと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オペレータによって操作される走行レバーが設けられた油圧ショベル等の建設機械に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、走行モータを備えた自走可能な下部走行体と、下部走行体に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に回動可能に設けられたフロントとを含んで構成されている。上部旋回体はベースとなる旋回フレームを有し、旋回フレームの左前側には、オペレータが搭乗するキャブが設けられている。キャブ内には運転席が設けられ、運転席の前側には、走行レバーと走行操作バルブとを有する走行操作装置が配置されている。
【0003】
走行レバーは、操作が行われていない状態では待機姿勢を保持し、この待機姿勢からオペレータによって前後方向に回動操作される。走行レバーが操作されると、走行操作バルブからコントロールバルブにパイロット信号が供給され、コントロールバルブは、走行レバーに対する操作に応じて、油圧モータからなる走行モータへの作動油の給排を制御する。これにより、走行モータの回転が、走行レバーの操作方向および操作量に応じて制御され、下部走行体の走行動作が制御される。オペレータが走行レバーから手を放すと、走行レバーは自動的に待機姿勢に戻り、この待機姿勢を保持する。走行レバーが待機姿勢を保持しているときには、コントロールバルブへのパイロット信号の出力が停止され、コントロールバルブは、走行モータへの作動油の給排を停止した中立位置を保持する。
【0004】
ところで、キャブ内に形成される運転室は狭いため、オペレータが運転席に乗降するときに、待機姿勢を保持した走行レバーに触れた場合には、オペレータの意に反して走行モータが作動してしまう。このため、走行レバーの操作を行うときには、走行レバーを運転席に接近した位置(操作位置)に移動させ、運転席への乗降時などの走行レバーの操作を行う必要がないときには、走行レバーを運転席から離れた位置(非操作位置)に移動させることが考えられる。このように、走行レバーを非操作位置に移動させることにより、運転席の前側に形成されるスペースを広げることができ、オペレータは、走行レバーに触れることなく運転席に乗降することができる。
【0005】
一方、運転席に座るオペレータの体格に応じて、走行操作装置と運転席の位置調整を行えるようにした走行操作装置が提案されている。例えば特許文献1には、運転室の床板にスライド機構を介して前後方向に移動可能に設けられた可動板を備え、この可動板に走行操作装置を取付ける構成が開示されている。このため、特許文献1の走行操作装置は、運転席から離れる方向に移動させることにより、走行レバーを運転席に対して位置調整することができる。また、特許文献2には、走行レバーを、走行操作バルブに当接する部材(下側基部体)と、オペレータが操作する上側レバーとに分割し、下側基部体に対する上側レバーの取付け角度を変更できるようにした走行操作装置が提案されている。このため、特許文献2の走行操作装置は、上側レバーの取付け角度を運転席から離れる方向に変更することにより、走行レバーを運転席に対して位置調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-98584号公報
特開平8-53858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来技術による位置調整機構を有する走行操作装置を利用して、オペレータが運転席に乗降するときに、走行レバーを運転席から離れた非操作位置に配置したとしても、運転席への乗降時にオペレータが誤って走行レバーに触れた場合には、オペレータの意に反して走行モータが作動してしまう。
【0008】
本発明の目的は、オペレータが運転席に乗降するときの誤操作による走行モータの作動を防止することができるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、運転席を有する自走可能な車体と、前記車体に搭載され前記車体を走行させる走行モータと、前記運転席の前側に設けられ前記走行モータを制御するために操作される走行操作装置とを有し、前記走行操作装置は、操作部となる走行レバーと、前記走行レバーを前記運転席に接近した操作位置と前記運転席から離間した非操作位置とに移動させるレバー移動機構と、を備えてなる建設機械において、前記走行レバーが前記操作位置に移動したときには前記走行レバーに対する操作に応じて前記走行モータの作動を可能とし、前記走行レバーが前記非操作位置に移動したときには前記走行レバーに対する操作に関わらず前記走行モータの作動を禁止する走行ロック装置を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、走行レバーを非操作位置に移動させた状態では、走行ロック装置によって走行モータの作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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