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公開番号2024131755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042199
出願日2023-03-16
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 9/08 20060101AFI20240920BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】物品を収納する収納室のスペースを十分に確保すると共に、収納室へのアクセス性を向上させた作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、自走可能な下部走行体と、下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、上部旋回体の前部に支持されて動作する作業装置と、上部旋回体の後端に配置された支持フレームに支持されたカウンタウェイトと、支持フレームの内部空間である収納室の後端の開口を、閉塞する閉塞位置及び開放する開放位置に移動可能な開閉扉とを備える。カウンタウェイトには、上部旋回体の後方側に向けて開閉扉を露出させる切り欠きが形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
自走可能な下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、
前記上部旋回体の前部に支持されて動作する作業装置と、
前記上部旋回体の後端に配置された支持フレームに支持されたカウンタウェイトとを備える作業機械において、
前記支持フレームは、内部空間を有する収納室を備え、
前記収納室の後端の開口を、閉塞する閉塞位置及び開放する開放位置に移動可能な開閉扉をさらに備え、
前記カウンタウェイトには、前記上部旋回体の後方側に向けて前記開閉扉を露出させる切り欠きが形成されていることを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記内部空間を前後方向に仕切る仕切り板をさらに備え、
前記収納室は、前記仕切り板によって仕切られた前記内部空間の後方側の空間であることを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項1に記載の作業機械において、
前記収納室の後端の下面から上方に突出し且つ左右方向に延設されて、前記収納室に収納された物品の飛び出しを防止する飛び出し防止バーをさらに備えることを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項1に記載の作業機械において、
前記カウンタウェイトは、
前記支持フレームに載置されたウェイト本体と、
前記ウェイト本体及び前記支持フレームを覆うと共に、前記切り欠きが形成された外装カバーとを備えることを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項4に記載の作業機械において、
前記ウェイト本体には、上下方向に貫通する第1貫通孔が形成され、
前記支持フレームは、
上下方向に離間して配置された上板及び下板と、
前後方向及び左右方向に離間した位置において前記上板及び前記下板を接続し、前記上板に載置された前記ウェイト本体の前記第1貫通孔に連通する第2貫通孔が形成された支柱とを備え、
連通する前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に挿通されて、前記支持フレームに対して前記ウェイト本体を固定する固定部材をさらに備えることを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の収納室を備える作業機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、自走可能な下部走行体と、下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、上部旋回体の前部に支持されて動作する作業装置とを備える作業機械が知られている。このような作業機械を円滑に稼働させるには、日常メンテナンスのための工具箱、燃料補給のためのホースなど(以下、これらを総称して、「物品」と表記する。)を搭載しておく必要がある。
【0003】
そこで、特許文献1には、旋回フレームの側面に物品を収納する収納室が形成された作業機械が開示されている。これにより、オペレータは、工具箱やホースを収納室に収納した状態で作業機械を作業現場まで走行させ、必要に応じて収納室から物品を取り出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-035671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1ではキャブの下側の空間を収納室として利用しているので、十分なスペースを確保できているとは言い難い。また、特許文献1の収納室にアクセスするためには、旋回フレームが前方を向いているときはクローラを乗り越えなければならず、旋回フレームが左右方向を向いているときは一対のクローラの間に進入しなければならない。すなわち、収納空間へのアクセス性が低いという課題がある。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、物品を収納する収納室のスペースを十分に確保すると共に、収納室へのアクセス性を向上させた作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、前記上部旋回体の前部に支持されて動作する作業装置と、前記上部旋回体の後端に配置された支持フレームに支持されたカウンタウェイトとを備える作業機械において、前記支持フレームは、内部空間を有する収納室を備え、前記収納室の後端の開口を、閉塞する閉塞位置及び開放する開放位置に移動可能な開閉扉をさらに備え、前記カウンタウェイトには、前記上部旋回体の後方側に向けて前記開閉扉を露出させる切り欠きが形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、物品を収納する収納室のスペースを十分に確保できると共に、収納室へのアクセス性を向上させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
油圧ショベルの側面図である。
旋回フレームの平面図である。
油圧ショベルの平面図である。
カウンタウェイトの斜視図である。
カウンタウェイトの背面図である。
カウンタウェイトの断面図である。
支持フレームの斜視図である。
上板を省略した支持フレームの平面図である。
上板を省略した支持フレームの斜視図である。
変形例に係る旋回フレームの要部斜視図である。
変形例に係る支持ブラケット及び収納室の斜視図である。
変形例に係る上部旋回体の要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る油圧ショベル1(作業機械)の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、作業機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、下部走行体2及び上部旋回体3を備えるあらゆる作業機械に適用可能である。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

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