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公開番号2024104811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009178
出願日2023-01-25
発明の名称電動式建設機械
出願人株式会社日立建機ティエラ
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240730BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】電源側コネクタの落下による破損を防止する。
【解決手段】電動式油圧ショベル1の上部旋回体3は、動力源となる電動モータ13と、電動モータ13に電力を供給する車体側給電ケーブル17とを備え、車体側給電ケーブル17には、外部電源に接続された電源側給電ケーブル19が電気的に接続される。車体側給電ケーブル17には車体側コネクタ18が設けられ、電源側給電ケーブル19には、車体側コネクタ18に着脱可能に接続される電源側コネクタ20が設けられ、上部旋回体3と電源側コネクタ20との間には、コネクタ保持装置27が設けられる。コネクタ保持装置27は、電源側コネクタ20の接続口20Bと車体側コネクタ18の接続口18Bとを対向させた状態で、電源側コネクタ20を車体側コネクタ18から離れた位置に保持する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
自走可能な車体と、前記車体に設けられた作業装置とからなり、
前記車体は、前記作業装置を駆動するための電動モータと、
前記電動モータに電力を供給する車体側給電ケーブルとを備え、
前記車体側給電ケーブルは、外部電源に接続された電源側給電ケーブルの電源側コネクタに接続可能な車体側コネクタを有する電動式建設機械において、
前記車体には前記電源側コネクタを保持するコネクタ保持装置を備え、
前記コネクタ保持装置は、前記電源側コネクタが前記車体側コネクタから取り外された状態で、前記電源側コネクタの接続口を前記車体側コネクタの接続口の方向に向かせるように前記電源側コネクタを保持することを特徴とする電動式建設機械。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記車体は、前記車体側給電ケーブルを支持するケーブル支持部材を有し、
前記コネクタ保持装置は、前記ケーブル支持部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動式建設機械。
【請求項3】
前記車体は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に搭載され前記ケーブル支持部材が取り付けられた上部旋回体とを有し、
前記コネクタ保持装置は、一端が前記ケーブル支持部材に連結されると共に他端が前記電源側コネクタに連結された紐状体を含んで構成され、
前記紐状体の長さは、前記ケーブル支持部材と前記下部走行体との距離よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の電動式建設機械。
【請求項4】
前記コネクタ保持装置は、前記紐状体の長さを調整するための長さ調整部を有していることを特徴とする請求項3に記載の電動式建設機械。
【請求項5】
前記ケーブル支持部材は、前記車体に取り付けられ先端が前記車体の外部に向けて突出したアーム部と、前記アーム部の先端に設けられ前記車体側給電ケーブルを把持するケーブルクランプとを有し、
前記コネクタ保持装置は、前記ケーブルクランプに隣接して前記アーム部の先端側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電動式建設機械。
【請求項6】
前記車体は、前記車体の周囲を撮像するカメラと、前記カメラの撮像画像を表示するモニタとを備え、
前記コネクタ保持装置は、前記車体と前記電源側コネクタとにそれぞれ連結され、
前記車体と前記コネクタ保持装置との連結部、および前記コネクタ保持装置と前記電源側コネクタとの連結部は、前記カメラの撮像範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動式建設機械。
【請求項7】
前記電源側コネクタと前記紐状体の他端との間は連結部材を介して連結され、前記連結部材の耐荷重は、前記電源側コネクタが前記紐状体の長さの範囲で自由落下したときに前記紐状体に作用する荷重よりも大きく、前記電源側給電ケーブルの引張荷重に対する耐荷重よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項3に記載の電動式建設機械。
【請求項8】
前記車体側コネクタは、接続口が下側を向いて配置され、
前記コネクタ保持装置は、前記電源側コネクタの接続口を上側に向かせるように前記電源側コネクタの上方から前記電源側コネクタを保持することを特徴とする請求項1に記載の電動式建設機械。
【請求項9】
前記ケーブル支持部材と前記紐状体の前記一端との間には、前記紐状体に作用する引張荷重に応じて巻き出される補助紐状体を含む巻取り装置が設けられ、
前記紐状体と前記補助紐状体とを合わせた長さは、前記ケーブル支持部材と前記車体の接地面との距離よりも長く、
前記巻取り装置は、前記電源側コネクタが前記紐状体の長さの範囲で自由落下したときに前記紐状体に作用する荷重よりも大きな荷重が作用した場合に前記補助紐状体を巻き出し、前記補助紐状体が所定長さ巻き出された場合に前記ケーブル支持部材と前記電源側コネクタとの連結を解除することを特徴とする請求項3に記載の電動式建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、動力源として電動モータを備えた油圧ショベル等の電動式建設機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回装置を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に設けられた作業装置とを備えている。近年では、地球温暖化、大気汚染を抑制する対策として、電動モータを動力源とする電動式油圧ショベルが実用化されている。電動式油圧ショベルは、電動モータによって油圧ポンプを駆動することにより、各種の油圧アクチュエータに作動用の圧油を供給する。
【0003】
電動式油圧ショベルの電動モータに電力を供給する方式は、上部旋回体等にバッテリを搭載し、このバッテリに蓄電された電力を用いる方式と、バッテリを搭載せず、給電ケーブルを介して接続された外部電源から供給される電力を用いる方式と、上部旋回体等に搭載したバッテリからの電力、および給電ケーブルを介して接続された外部電源からの電力のいずれか一方の電力を用いる方式とに大別される。バッテリからの電力および外部電源からの電力のいずれか一方を用いる電動式油圧ショベルの場合、外部電源からの電力は、充電器、モータ制御装置等を介して電動モータに供給され、余剰の電力はバッテリに充電される。電動モータは、外部電源やバッテリからの電力によって駆動されることにより油圧ポンプを駆動し、電動式油圧ショベルは、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を用いて土砂の掘削作業等を行う。
【0004】
外部電源から電力の供給を受ける電動式油圧ショベルは、モータ制御装置等を介して電動モータに接続された車体側給電ケーブルを備え、この車体側給電ケーブルに対し、外部電源に接続された電源側給電ケーブルが接続される構成となっている。これにより、電動式油圧ショベルは、外部電源からの電力をバッテリに充電したり、外部電源からの電力によって電動モータを駆動しつつ余剰の電力をバッテリに充電したりすることができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-84099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術による電動式油圧ショベルでは、上部旋回体の上面に設けられ、車体側給電ケーブルと接続された端子箱(車体側コネクタ)を介して、車体側給電ケーブルと電源側給電ケーブルとの接続が行われるため、上部旋回体の上面で車体側給電ケーブルと電源側給電ケーブルとを接続する必要がある。
【0007】
ここで、電源側給電ケーブルの先端部には、コネクタ(電源側コネクタ)が設けられるため電源側給電ケーブルの先端側の重量も含めると重量が大きくなる。このため、作業者は、重量物である電源側給電ケーブルの先端部を地面から車体側コネクタの高さまで持ち上げて車体側コネクタに接続し、あるいは車体側コネクタから取り外して保持したり、地面にゆっくりと降ろしたりする作業が必要となるため、作業者の負担が大きくなるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、電源側給電ケーブルを車体側給電ケーブルに対して接続、取り外しする作業の負荷を軽減できるようにした電動式建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、自走可能な車体と、前記車体に設けられた作業装置とからなり、前記車体は、前記作業装置を駆動するための電動モータと、前記電動モータに電力を供給する車体側給電ケーブルとを備え、前記車体側給電ケーブルは、外部電源に接続された電源側給電ケーブルの電源側コネクタに接続可能な車体側コネクタを有する電動式建設機械において、前記車体には前記電源側コネクタを保持するコネクタ保持装置を備え、前記コネクタ保持装置は、前記電源側コネクタが前記車体側コネクタから取り外された状態で、前記電源側コネクタの接続口を前記車体側コネクタの接続口の方向に向かせるように前記電源側コネクタを保持することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電源側給電ケーブルを車体側給電ケーブルに対して接続、取り外しする作業の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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