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公開番号2024104116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008182
出願日2023-01-23
発明の名称発光装置、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、および、移動体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G09G 3/3233 20160101AFI20240726BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】起動時の画質を維持しつつ、起動から画像表示まで時間を短縮するのに有利な技術を提供する。
【解決手段】発光素子および前記発光素子に輝度信号に応じた電流を供給する駆動トランジスタをそれぞれ含み、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素と、前記複数の画素を行単位で走査し、前記駆動トランジスタのゲートに前記輝度信号を書き込む書込走査を行う走査回路を備える駆動回路と、を含む発光装置であって、前記駆動回路は、前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記複数の画素のうち2つ以上の行に配された画素に含まれる前記駆動トランジスタの前記ゲートに、一括して所定の信号を書き込む信号書込動作を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子および前記発光素子に輝度信号に応じた電流を供給する駆動トランジスタをそれぞれ含み、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素と、
前記複数の画素を行単位で走査し、前記駆動トランジスタのゲートに前記輝度信号を書き込む書込走査を行う走査回路を備える駆動回路と、
を含む発光装置であって、
前記駆動回路は、前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記複数の画素のうち2つ以上の行に配された画素に含まれる前記駆動トランジスタの前記ゲートに、一括して所定の信号を書き込む信号書込動作を行うことを特徴とする発光装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記所定の信号が、前記発光素子の輝度が0.1cd/m

以下になる信号、または、前記発光素子の輝度が前記輝度信号における黒レベル以下になる信号であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記複数の画素のうち列方向に並ぶ画素に対応して配された信号線を介して、前記輝度信号を供給するための信号出力回路をさらに含み、
前記複数の画素のそれぞれは、前記駆動トランジスタの前記ゲートと前記信号線との間に配された書込トランジスタをさらに含み、
前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記信号出力回路は、前記信号線に前記所定の信号を供給し、かつ、前記駆動回路は、前記書込トランジスタをオン動作させることによって、前記駆動トランジスタの前記ゲートに前記所定の信号が書き込まれることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記駆動トランジスタの前記ゲートに前記所定の信号が書き込まれた後、かつ、前記信号出力回路から前記信号線へ供給される信号が前記所定の信号から変化する前に、前記駆動回路は、前記書込トランジスタをオフさせることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記信号出力回路は、前記輝度信号を前記信号線に出力するドライバ回路を含み、
前記ドライバ回路の出力ノードに、スイッチを介して前記所定の信号が供給され、
前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記スイッチがオン動作することを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
【請求項6】
前記信号出力回路は、前記輝度信号を前記信号線に出力するドライバ回路を含み、
前記ドライバ回路の入力ノードに、スイッチを介して前記所定の信号が供給され、
前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記スイッチがオン動作することを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
【請求項7】
前記信号出力回路は、前記輝度信号を前記信号線に出力するドライバ回路を含み、
前記ドライバ回路は、前記輝度信号と前記所定の信号とを選択的に出力可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
【請求項8】
前記複数の画素のうち列方向に並ぶ画素に対応して配された第1信号線を介して、前記輝度信号を供給するための信号出力回路と、前記所定の信号が供給される第2信号線と、をさらに含み、
前記複数の画素のそれぞれは、前記駆動トランジスタの前記ゲートと前記第1信号線との間に配された第1書込トランジスタと、前記駆動トランジスタの前記ゲートと前記第2信号線との間に配された第2書込トランジスタと、をさらに含み、
前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記駆動回路は、前記第2書込トランジスタをオン動作させることによって、前記駆動トランジスタの前記ゲートに前記所定の信号が書き込まれることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項9】
前記駆動回路は、前記複数の画素のうち一部の行に配された画素によって構成される表示領域で画像を表示可能に構成され、かつ、所定のタイミングで前記表示領域の位置をシフトさせ、
前記表示領域は、前記発光装置の起動から最初に画像の表示を行う第1表示領域と、前記第1表示領域における画像の表示よりも後のタイミングで画像の表示を行う第2表示領域と、を含み、
前記2つ以上の行は、前記第1表示領域に含まれず、かつ、前記第2表示領域に含まれる行を含むことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項10】
前記複数の画素それぞれは、前記発光素子および前記駆動トランジスタを含む電流経路に配され、前記発光素子の発光を制御するための発光制御トランジスタをさらに含み、
前記駆動回路は、前記複数の画素のうち前記表示領域の行に配された画素を行単位で走査することによって、前記複数の画素のうち前記表示領域に含まれる行の画素の前記発光制御トランジスタをオン動作させる発光走査回路をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、および、移動体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
発光装置の起動時において、発光素子に輝度信号に応じた電流を供給する駆動トランジスタのゲート電位が不定状態になり、部分的に輝線などが現われる可能性がある。特許文献1には、電源投入時に良好な画質を維持するように、電源導入時に、表示部の全画素回路に対して信号電圧を書き込むことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-114476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の駆動方法において、電源を投入してから画像表示を開始するまでに、1フレーム分の書込み走査を行うため、画像表示を開始するまでに時間を要してしまう。
【0005】
本発明は、起動時の画質を維持しつつ、起動から画像表示まで時間を短縮するのに有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る発光装置は、発光素子および前記発光素子に輝度信号に応じた電流を供給する駆動トランジスタをそれぞれ含み、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素と、前記複数の画素を行単位で走査し、前記駆動トランジスタのゲートに前記輝度信号を書き込む書込走査を行う走査回路を備える駆動回路と、を含む発光装置であって、前記駆動回路は、前記発光装置の起動から前記書込走査の開始までの間に、前記複数の画素のうち2つ以上の行に配された画素に含まれる前記駆動トランジスタの前記ゲートに、一括して所定の信号を書き込む信号書込動作を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、起動時の画質を維持しつつ、起動から画像表示まで時間を短縮するのに有利な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の発光装置の構成例を示す図。
図1の発光装置の画素の構成例を示す図。
図1の発光装置の駆動回路の構成例を示す図。
図1の発光装置の信号出力回路の構成例を示す図。
図1の発光装置の動作例を示すタイミング図。
図1の発光装置の信号出力回路の構成例を示す図。
図1の発光装置の信号出力回路の構成例を示す図。
図7の信号出力回路のドライバ回路の構成例を示す図。
図1の発光装置の変形例を示す図。
図9の発光装置の信号出力回路の構成例を示す図。
図9の発光装置の動作例を示すタイミング図。
図1の発光装置の変形例を示す図。
図12の発光装置の画素の構成例を示す図。
図12の発光装置の駆動回路の構成例を示す図。
図12の発光装置の動作例を示すタイミング図。
図1の発光装置の駆動回路の構成例を示す図。
図16の駆動回路を備える発光装置の動作例を示すタイミング図。
図1の発光装置の画素の構成例を示す断面図。
本実施形態の発光装置を用いた画像形成装置の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いた表示装置の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いた光電変換装置の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いた電子機器の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いた表示装置の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いた照明装置の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いた移動体の一例を示す図。
本実施形態の発光装置を用いたウェアラブルデバイスの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1~図17を参照して、本開示の実施形態による発光装置について説明する。図1は、本実施形態の発光装置100の構成例を示す概略図である。発光装置100は、画素アレイ105、駆動回路200、信号出力回路300、制御回路400を含む。画素アレイ105は、複数の行および複数の列を構成するように配された複数の画素101を備える。複数の画素101のそれぞれは、詳細は後述するが、発光素子および発光素子に輝度信号に応じた電流を供給する駆動トランジスタを含む。発光素子は、例えば、有機エレクトロルミネセンス(EL)素子や発光ダイオード(LED)、半導体レーザ素子などでありうる。
(【0011】以降は省略されています)

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