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公開番号2024102527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006477
出願日2023-01-19
発明の名称コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/79 20110101AFI20240724BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】衣服等の実装対象物に実装されても心地の低下を抑えることができるコネクタを提供する。
【解決手段】屈曲可能なハウジング12と、嵌合方向に直交する配列方向に配列された複数のコンタクト13とを備え、ハウジング12を構成する第1インシュレータ14は、複数のコンタクト13に対応して配列方向に配列された複数の第1突起を有し、複数のコンタクト13は、それぞれ、対応する第1突起に保持された接触部と、シート状導電部材21の対応するフレキシブル導体に接続される結線部と、接触部および結線部を互いに連結する連結部とを有し、複数の第1突起は、互いに分離している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
表面上に複数のフレキシブル導体が露出されたシート状の実装対象物に実装され且つ嵌合方向に沿って相手側コネクタと嵌合するコネクタであって、
絶縁性材料から形成された屈曲可能なハウジングと、
前記嵌合方向に直交する配列方向に配列され且つそれぞれ前記ハウジングに保持された導電性材料からなる複数のコンタクトと
を備え、
前記ハウジングは、前記複数のコンタクトに対応して前記配列方向に配列され且つそれぞれ前記嵌合方向に突出する複数の第1突起を有し、
前記複数のコンタクトは、それぞれ、対応する前記第1突起に保持され且つ前記相手側コネクタの対応する相手側コンタクトに接触するための接触部と、前記実装対象物の対応する前記フレキシブル導体に接続される結線部と、前記接触部および前記結線部を互いに連結する連結部とを有し、
前記複数の第1突起は、互いに分離しているコネクタ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、前記実装対象物の裏面に対向する第1対向面および前記第1対向面上に突出形成された前記複数の第1突起を有する第1インシュレータと、前記実装対象物の表面に対向する第2対向面および前記複数の第1突起が貫通する複数の貫通孔を有する第2インシュレータとを有し、
前記実装対象物は、開口部を有し且つ前記第1対向面と前記第2対向面の間に挟まれた状態で配置され、
前記複数の第1突起は、前記実装対象物の前記開口部と前記第2インシュレータの前記複数の貫通孔を貫通してそれぞれ前記嵌合方向に突出する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1インシュレータは、前記第1対向面から前記嵌合方向に突出する第2突起を有し、
前記複数のコンタクトの前記結線部は、それぞれ、前記嵌合方向に突出する凸形状を有し且つ前記第2突起が挿入される凹状の第2突起収容部を有し、
前記第2インシュレータは、前記第2突起に対応し且つ前記第2対向面から前記嵌合方向に窪む凹部を有し、
それぞれの前記コンタクトの前記結線部が前記第2インシュレータの前記凹部に挿入され、前記実装対象物の一部が前記嵌合方向および前記配列方向に直交する方向において前記第2突起収容部の内面と前記第2突起の側面との間に挟まれ、前記第2突起収容部の前記内面が前記実装対象物の表面に接触することにより、前記コンタクトが前記実装対象物の対応する前記フレキシブル導体に接続される請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記実装対象物の裏面と前記第1対向面との間をシールする第1防水部と、前記実装対象物の表面と前記第2対向面との間をシールする第2防水部とを備える請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第1防水部は、前記複数の第1突起の周囲および前記第2突起の周囲をそれぞれ連続して囲み、前記第2防水部は、前記複数の貫通孔の周囲および前記凹部の周囲をそれぞれ連続して囲んでいる請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記第1インシュレータは、前記複数のコンタクトに対応し且つそれぞれ前記第1対向面から前記嵌合方向に突出する複数の第2突起を有し、
前記複数のコンタクトの前記結線部は、それぞれ、前記嵌合方向に突出する凸形状を有し且つ対応する前記第2突起が挿入される凹状の第2突起収容部を有し、
前記第2インシュレータは、前記複数の第2突起に対応し且つそれぞれ前記第2対向面から前記嵌合方向に窪む複数の凹部を有し、
それぞれの前記コンタクトの前記結線部が前記第2インシュレータの対応する前記凹部に挿入され、前記実装対象物の一部が前記嵌合方向および前記配列方向に直交する方向において前記第2突起収容部の内面と対応する前記第2突起の側面との間に挟まれ、前記第2突起収容部の前記内面が前記実装対象物の表面に接触することにより、前記コンタクトが前記実装対象物の対応する前記フレキシブル導体に接続され、
前記複数の第2突起は、互いに分離している請求項2に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記実装対象物の裏面と前記第1対向面との間をシールする第1防水部と、前記実装対象物の表面と前記第2対向面との間をシールする第2防水部とを備える請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記第1防水部は、前記複数の第1突起の周囲および前記複数の第2突起の周囲をそれぞれ連続して囲み、前記第2防水部は、前記複数の貫通孔の周囲および前記複数の凹部の周囲をそれぞれ連続して囲んでいる請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記第1突起は前記第2突起よりも高い突出高さを有する請求項3~8のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記第1防水部は、前記実装対象物の裏面を前記第1対向面に接着する第1接着層からなり、前記第2防水部は、前記実装対象物の表面を前記第2対向面に接着する第2接着層からなる請求項4、5、7および8のいずれか一項に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、衣服等の実装対象物に実装されるコネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、着用するだけで心拍数、体温等のユーザの生体情報を取得することができる、いわゆるスマート衣料が注目を浴びている。このスマート衣料は、計測箇所に配置された電極を備え、電極に計測機器としてのウエアラブルデバイスを電気的に接続することで、生体情報をウエアラブルデバイスに伝送することが可能となる。
電極とウエアラブルデバイスとの接続は、例えば、電極から引き出されたフレキシブル導体に接続されるコネクタを用いることにより行うことができる。
【0003】
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1に、図30に示されるようなコネクタ1が開示されている。コネクタ1は、絶縁性材料からなるコネクタ本体2を有している。コネクタ本体2には、凹状の相手側コネクタ収容部3が形成されており、相手側コネクタ収容部3内に、相手側コネクタ収容部3の底面から突出する2つの凸部4が形成されている。2つの凸部4は、相手側コネクタ収容部3の両側縁に沿って細長く延び、それぞれの凸部4に複数のコンタクト5が保持され、露出している。
【0004】
コネクタ本体2は、シート状の実装対象物6に実装されており、実装対象物6の裏面に形成されている複数のフレキシブル導体が複数のコンタクト5に電気的に接続されている。
コネクタ1に相手側コネクタが嵌合すると、相手側コネクタの一部が相手側コネクタ収容部3に収容され、2つの凸部4の表面上に露出している複数のコンタクト5が、相手側コネクタの複数の相手側コンタクトに接触して電気的に接続される。
【0005】
複数のコンタクト5を保持する凸部4は、それぞれのコンタクト5と相手側コネクタの相手側コンタクトとの電気的接続の信頼性を確保するために、所定の幅と所定の突出高さを有している。
そして、生体情報を、相手側コネクタに内蔵されている計測モジュールに伝送して、または、相手側コネクタから遠隔の計測モジュールに送信して、計測等を行うことが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-87515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このようなコネクタ1が衣服側コネクタとして衣服に取り付けられる場合、コネクタ本体2が柔軟性に乏しい絶縁性材料から形成されていると、衣服を着用したユーザは、コネクタ1の存在により違和感を覚え、着心地が低下するおそれがある。そこで、着心地の低下を抑えるために、コネクタ本体2を柔軟性に富んだ絶縁性材料から形成することが望まれる。
【0008】
しかしながら、コネクタ本体2の相手側コネクタ収容部3には、所定の幅と所定の突出高さを有し且つ細長く延びて複数のコンタクト5を保持する凸部4が形成されているため、コネクタ本体2を柔軟性に富んだ絶縁性材料から形成しても、コネクタ1は、凸部4が延びる方向には曲げにくく、良好な着心地を得ることは困難である。
【0009】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、衣服等の実装対象物に実装されても心地の低下を抑えることができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係るコネクタは、
表面上に複数のフレキシブル導体が露出されたシート状の実装対象物に実装され且つ嵌合方向に沿って相手側コネクタと嵌合するコネクタであって、
絶縁性材料から形成された屈曲可能なハウジングと、
嵌合方向に直交する配列方向に配列され且つそれぞれハウジングに保持された導電性材料からなる複数のコンタクトと
を備え、
ハウジングは、複数のコンタクトに対応して配列方向に配列され且つそれぞれ嵌合方向に突出する複数の第1突起を有し、
複数のコンタクトは、それぞれ、対応する第1突起に保持され且つ相手側コネクタの対応する相手側コンタクトに接触するための接触部と、実装対象物の対応するフレキシブル導体に接続される結線部と、接触部および結線部を互いに連結する連結部とを有し、
複数の第1突起は、互いに分離しているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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