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公開番号2024100796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024075226,2023122309
出願日2024-05-07,2019-09-12
発明の名称原稿給送装置及び画像読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類H04N 1/04 20060101AFI20240719BHJP(電気通信技術)
要約【課題】斜行検知部による誤検知を低減可能な原稿給送装置及び画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿が積載される積載部と、前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、前記給送部により給送された原稿を検知位置において検知する第1センサ及び第2センサと、前記給送部を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、先行原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に拘らず、前記駆動部の駆動を停止せずに、前記先行原稿に後続する後続原稿の給送を継続し、前記先行原稿の前記後端が前記検知位置を通過した後、前記後続原稿の給送中に、前記第1センサが出力した信号と前記第2センサが出力した信号の時間差が閾値を超えた場合は、前記駆動部の駆動を停止して前記後続原稿の給送を中断させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
原稿が積載される積載部と、
前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、
前記給送部により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離部と、
前記給送方向における前記分離部の下流に配置され、前記給送部により給送された原稿を検知する第1センサと、
前記給送方向における前記分離部の下流であって、前記給送方向に直交する原稿の幅方向において前記第1センサとは異なる位置に配置された、前記給送部により給送された原稿を検知する第2センサと、
前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が原稿を検知しない場合に、前記給送部による原稿の給送を停止する停止処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから前記所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が該原稿を検知した場合に、該原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの検知位置を通過した後であって該原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に基づいた前記停止処理を実行しない、
ことを特徴とする原稿給送装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
原稿が積載される積載部と、
前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、
前記給送部により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離部と、
前記給送方向における前記分離部の下流に配置され、前記給送部により給送された原稿を検知する第1センサと、
前記給送方向における前記分離部の下流であって、前記給送方向に直交する原稿の幅方向において前記第1センサとは異なる位置に配置された、前記給送部により給送された原稿を検知する第2センサと、
前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が原稿を検知しない場合に、原稿が斜行していると判断する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから前記所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が該原稿を検知した場合に、該原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの検知位置を通過した後であって該原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に基づいた斜行の検知を実行しない、
ことを特徴とする原稿給送装置。
【請求項3】
原稿が積載される積載部と、
前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、
前記給送部により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離部と、
前記給送方向における前記分離部の下流に配置され、前記給送部により給送された原稿を検知する第1センサと、
前記給送方向における前記分離部の下流であって、前記給送方向に直交する原稿の幅方向において前記第1センサとは異なる位置に配置された、前記給送部により給送された原稿を検知する第2センサと、
前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が原稿を検知しない場合に、原稿がステープルで綴じられている判断する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから前記所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が該原稿を検知した場合に、該原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの検知位置を通過した後であって該原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に基づいたステープルの検知を実行しない、
ことを特徴とする原稿給送装置。
【請求項4】
前記制御部は、原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの前記検知位置を通過した後であって、該原稿の前記後端が前記第1センサ及び前記第2センサを通過するまでは、前記第1センサ及び前記第2センサの信号を無視する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の原稿給送装置。
【請求項5】
前記第1センサは、前記給送部によって給送される原稿が通過する搬送路の前記幅方向における中心に対して前記幅方向の一方側に配置され、
前記第2センサは、前記中心に対して前記幅方向の他方側に配置される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の原稿給送装置。
【請求項6】
原稿の前記給送方向における長さを取得する長さ取得部を更に備え、
前記制御部は、前記長さ取得部が取得した原稿の長さに基づいて、原稿の前記後端が前記検知位置を通過したことを判断する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の原稿給送装置。
【請求項7】
前記長さ取得部は、前記給送方向において、前記給送部よりも下流かつ前記検知位置よりも上流に配置される、
ことを特徴とする請求項6に記載の原稿給送装置。
【請求項8】
前記第1センサ及び前記第2センサは、前記幅方向に並んで配置されている、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の原稿給送装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の原稿給送装置と、
前記原稿給送装置によって給送された原稿の画像を読み取る画像読取部と、
を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿を給送する原稿給送装置及びこれを備える画像読取装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、プリンタ本体の上部に配置され、原稿の画像を読み取る画像読取装置が知られており、画像読取装置は、原稿台に載置された原稿を1枚ずつに分離しつつ給送するADF(Auto Document Feeder)を有している。ADFは、ステープルされた原稿や糊付けされた原稿等の、所謂「綴じ原稿」を分離して給送することができず、原稿を分離するADF内の機構において、原稿が皺になったり破れたりすることがある。また、綴じ原稿がADFにおいて分離されずにそのまま給送されてしまうと、搬送路上でジャムとなる虞がある。
【0003】
従来、給紙方向に直交する幅方向において1直線上に配置される複数のスキュー検出センサを有するシート給送装置が提案されている(特許文献1参照)。このシート給送装置が例えば角が綴じられた綴じ原稿を給送してしまった場合、綴じ原稿の最上位の原稿が回転しながら給送されてしまう。そして、シート給送装置は、給送される綴じ原稿が回転しながら搬送されることを複数のスキュー検出センサによって検知し、原稿の給送を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-193287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載のシート給送装置は、例えばパンチ孔の空いた原稿を給送する場合、スキュー検出センサ上をパンチ孔が通過する際に、当該スキュー検出センサがONからOFF、またOFFからONする。そして、このスキュー検出センサの検知結果を、シート給送装置が次に給送される原稿の先端の検知と誤認識してしまう虞があった。このとき、原稿が斜行していると誤検知し、意図せず原稿の給送が停止してしまう虞があった。
【0006】
そこで、本発明は、斜行検知部による誤検知を低減可能な原稿給送装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、原稿給送装置において、原稿が積載される積載部と、前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、前記給送部により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離部と、前記給送方向における前記分離部の下流に配置され、前記給送部により給送された原稿を検知する第1センサと、前記給送方向における前記分離部の下流であって、前記給送方向に直交する原稿の幅方向において前記第1センサとは異なる位置に配置された、前記給送部により給送された原稿を検知する第2センサと、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が原稿を検知しない場合に、前記給送部による原稿の給送を停止する停止処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから前記所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が該原稿を検知した場合に、該原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの検知位置を通過した後であって該原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に基づいた前記停止処理を実行しない、ことを特徴とする。
また、本発明は、原稿給送装置において、原稿が積載される積載部と、前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、前記給送部により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離部と、前記給送方向における前記分離部の下流に配置され、前記給送部により給送された原稿を検知する第1センサと、前記給送方向における前記分離部の下流であって、前記給送方向に直交する原稿の幅方向において前記第1センサとは異なる位置に配置された、前記給送部により給送された原稿を検知する第2センサと、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が原稿を検知しない場合に、原稿が斜行していると判断する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから前記所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が該原稿を検知した場合に、該原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの検知位置を通過した後であって該原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に基づいた斜行の検知を実行しない、ことを特徴とする。
また、本発明は、原稿給送装置において、原稿が積載される積載部と、前記積載部に積載された原稿を給送方向に給送する給送部と、前記給送部により給送された原稿を1枚ずつに分離する分離部と、前記給送方向における前記分離部の下流に配置され、前記給送部により給送された原稿を検知する第1センサと、前記給送方向における前記分離部の下流であって、前記給送方向に直交する原稿の幅方向において前記第1センサとは異なる位置に配置された、前記給送部により給送された原稿を検知する第2センサと、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が原稿を検知しない場合に、原稿がステープルで綴じられている判断する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1センサ及び前記第2センサの一方が原稿を検知してから前記所定時間が経過するまでに前記第1センサ及び前記第2センサの他方が該原稿を検知した場合に、該原稿の先端が前記第1センサ及び前記第2センサの検知位置を通過した後であって該原稿の後端が前記検知位置を通過する前は、前記第1センサ及び前記第2センサの検知結果に基づいたステープルの検知を実行しない、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、斜行検知部による誤検知を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)はプリンタを示す全体概略図、(b)は画像形成エンジンを示す模式図。
斜行検知センサの配置を示す平面図。
制御系を示すブロック図。
コピー動作を示すフローチャート。
原稿長さ算出プロセスを示すフローチャート。
(a)は給送開始位置に位置する原稿を示す平面図、(b)は計時開始位置に位置する原稿を示す平面図、(c)は計時終了位置に位置する原稿を示す平面図。
斜行検知プロセスを示すフローチャート。
(a)は斜行の有無が判断された時点の原稿の位置を示す平面図、(b)はパンチ孔が斜行検知センサに到達した時点の原稿の位置を示す平面図、(c)は後端が分離後センサを通過した時点の原稿の位置を示す平面図。
(a)は綴じ原稿を示す平面図、(b)は綴じ原稿が給送された様子を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[全体構成]
本実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1(a)に示すように、プリンタ本体70と、プリンタ本体70の上部に装着される画像読取装置10と、を備えている。なお、以下において、シートとは、普通紙の他にも、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含むものとし、原稿もシートの一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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