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公開番号2024100376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004332
出願日2023-01-16
発明の名称給袋装置
出願人三菱重工機械システム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 1/14 20060101AFI20240719BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の充填の高速化に耐えうる給袋装置を提供すること。
【解決手段】給袋装置は、複数の包装袋が積層される包装袋群を載せる第一テーブルと、第一テーブルに載せられる包装袋群の上層域に空気を吹き付ける送風機と、を備え、上流から下流に向けて包装袋を送給する。第一テーブルは、鉛直方向に昇降するとともに、水平方向に対して傾斜する。第一テーブルは、好ましくは、鉛直方向の位置が高くなるのにつれて、傾斜の角度が小さくなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の包装袋が積層される包装袋群を載せる第一テーブルと、
前記第一テーブルに載せられる前記包装袋群の上層域に気体を吹き付ける送風部と、
前記送風部から吹き付けられる前記気体により浮上する一枚目の前記包装袋Pを吸着するとともに下流に向けた搬送方向に搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記第一テーブルは、
前記包装袋群を載せる搭載面が、鉛直方向に変位可能とされる、
上流から下流に向けて前記包装袋を送給する給袋装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第一テーブルは、
前記搬送方向に連なる一体の形態をなし、
その全部または一部を鉛直方向に昇降するとともに、水平方向に傾斜する、
請求項1に記載の給袋装置。
【請求項3】
前記第一テーブルは、
鉛直方向の位置が高くなるのにつれて、前記傾斜の角度が小さくなる、
請求項2に記載の給袋装置。
【請求項4】
前記第一テーブルは、
水平方向に隣接して配置される複数のテーブル本体を備え、
複数の前記テーブル本体は、連動して昇降される、
請求項1に記載の給袋装置。
【請求項5】
複数の前記テーブル本体は、それぞれに対応して設けられるアクチュエータによって昇降される、
請求項4に記載の給袋装置。
【請求項6】
前記第一テーブルは、
鉛直方向の上向きの負荷を一部に受けると変形するテーブル本体と、
上向きの前記負荷をテーブル本体に与え、かつ、前記搬送方向に移動可能とされる負荷付与アクチュエータと、を備える、
請求項2に記載の給袋装置。
【請求項7】
前記吸着搬送部で下流に向けて搬送される前記包装袋をさらに下流に向けて搬出する一対の搬出ローラを備える、
請求項1に記載の給袋装置。
【請求項8】
前記搬出ローラから搬出される前記包装袋を下流の工程に受け渡す移送部を備え、
前記移送部は、
前記包装袋を受け取る第二テーブルと、
前記第二テーブルが受け取る前記包装袋を、鉛直方向に沿った姿勢に向きを変えて受け渡す移送機と、を備える請求項7に記載の給袋装置。
【請求項9】
前記第二テーブルは、
前記包装袋を受け取る、下流の側の位置が低く傾斜する第一姿勢と、
前記第一姿勢よりも傾斜の程度が小さい第二姿勢と、を交互になし、
前記移送機は、
前記第二姿勢とされる前記第二テーブルに載る前記包装袋を吸着する複数の吸盤と、
複数の前記吸盤を径方向の外側に向けて支持する回転体と、を備える、請求項8に記載の給袋装置。
【請求項10】
前記移送機は、
前記吸盤よりも先行して前記包装袋に接する変形抑止体を、それぞれの前記吸盤に併設する、請求項9に記載の給袋装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、包装袋、例えばパウチ(pouch)を次の工程に受け渡す給袋装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数枚の包装袋が積層された包装袋群から包装袋を1枚ずつ取り出し、グリッパと称される一対の把持具で包装袋を把持しながら、包装袋に内容物を充填する、包装袋の開口を封止するなどの種々の処理が行われる。複数対のグリッパは、スターホィールと称される回転体の周囲に配置され、一対のグリッパで把持される包装体がスターホィールの回転により円弧状の軌跡を移動しながら、内容物の充填などの処理が順次行われる。
特許文献1および特許文献2は、吸盤を用いて包装体を吸着することにより、包装袋群から包装体を1枚ずつ取り出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3898158号公報
特許第6364601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、水平方向に置かれた包装袋を取り出すには、包装体が置かれた位置まで吸盤が降下し、包装体を吸盤が吸着し、包装体を吸着した吸盤は上昇する。このように、吸盤を用いた包装体の取り出しには吸盤の往復移動が伴うので、取り出しに時間を要してしまう。これでは包装袋への内容物の充填などの処理の高速化を実現するのは難しい。
【0005】
以上より、本発明は、内容物の充填の高速化に耐えうる給袋装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の上流から下流に向けて包装袋Pを送給する本開示に係る給袋装置は、複数の包装袋が積層される包装袋群を載せる第一テーブルと、第一テーブルに載せられる前記包装袋群の上層域に気体を吹き付ける送風部と、送風部から吹き付けられる気体により浮上する一枚目の包装袋Pを吸着するとともに下流に向けた搬送方向に搬送する吸着搬送部と、を備える。第一テーブルは、包装袋群を載せる搭載面が、鉛直方向に変位可能とされる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の給袋装置によれば、気体の吹き付けにより包装袋群から一枚目の包装袋を浮上させるので、吸盤に比べて迅速に包装袋を取り出すことができる。しかも、本開示の給袋装置によれば、包装袋群からの包装袋の取り出しの程度に応じて第一テーブルの鉛直方向の位置を変位できる。したがって、厚さが一定でない包装袋が積層される包装袋群を送給の対象としても、一枚目の包装袋を送風機による取り出しに適した姿勢にできるので、高速な送給を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る給袋装置の概略構成を示す側面図である。
図1の給袋装置の平面図である。
図1の給袋装置における第一テーブルの動作例を示す図である。
図1の給袋装置における包装袋の切り出し手順を説明する図である。
図4に続いて、図1の給袋装置における包装袋の切り出し手順を説明する図である。
図1の給袋装置における包装袋の切り出し手順を示すフロー図である。
図1の給袋装置における各要素の動作を示すタイミングチャートである。
図1の給袋装置に適用され得る供給部による供給手順を示す図である。
図1の給袋装置に適用され得る搬出部の構成を示す図である。
図9の搬出部における排出手順を示す図である。
図10に続いて、図9の搬出部における排出手順を示す図である。
図9の搬出部の変形例を示す図である。
第2実施形態に係る給袋装置の概略構成を示す側面図である。
図13の給袋装置の動作の一例を示す側面図である。
図13の給袋装置の動作の一例を示す側面図である。
図13の給袋装置の動作の一例を示す側面図である。
第一テーブルの変形例を示す図である。
図17の第一テーブルの変更例を示す図である。
第一テーブルのテーブル本体の変位の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、実施形態に係る給袋装置1,2について説明する。
給袋装置1は、複数枚の包装袋Pが積層された包装袋群PGに気体の一例として空気流を吹き付けるとともに、負圧を生じさせることで、包装袋Pを包装袋群PGから一枚ずつ分離、かつ吸着させて下流(L)に向けて搬送する。包装袋群PGにおいて、複数枚の包装袋Pは長手方向Xおよび幅方向Yが一致するように積層されている。長手方向Xは、本開示における搬送方向と一致する。
【0010】
<第1実施形態>
[給袋装置1の全体構成:図1,図2参照]
第1実施形態に係る給袋装置1は、図1および図2に示すように、上流(U)から供給される包装袋群PGが載せられる第一テーブル10と、第一テーブル10に載せられる包装袋群PGの上層域に空気流(エアブロー:air blow)を吹き付ける送風部20と、を備える。また、給袋装置1は、送風部20からのエアブローにより包装袋群PGから分離、浮上された包装袋Pを吸着するとともに下流(L)に向けて搬送する吸着搬送部30と、吸着搬送部30で搬送されてきた包装袋Pを下流(L)に向けて転送する搬出部40と、を備える。
給袋装置1は、図1および図2には記載がなされていないが、包装袋群PGを第一テーブル10に供給する供給部50と、搬出部40から転送される包装袋Pを下流(L)に向けて送る移送部60と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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