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公開番号2024100138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003904
出願日2023-01-13
発明の名称コネクタおよびワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/655 20060101AFI20240719BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】安定した電磁シールド性能を確保できるコネクタおよびワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】コネクタ30は、芯線21の端部に接続される金属製の端子と、端子を覆うとともに導電性を有するシールドシェル50とを備える。コネクタ30は、電磁シールド部材23をシールドシェル50に電気的に接続した状態で、シールド電線20をシールドシェル50に押し当てて固定するシールドブラケット80を備える。シールドシェル50は、電磁シールド部材23に対向する第1対向面62を有する。シールドブラケット80は、電磁シールド部材23に対向する第2対向面82を有する。第1対向面62および第2対向面82の少なくとも1つには、電磁シールド部材23に向かって突出するとともにシールド電線20に接触する突部が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する芯線と、前記芯線の外周を囲う絶縁被覆と、前記絶縁被覆の外周を囲うとともに導電性を有する電磁シールド部材と、を有するシールド電線の端部に接続されるコネクタであって、
前記芯線の端部に接続されるとともに導電性を有する端子と、
前記端子を覆うとともに導電性を有するシールドシェルと、
前記電磁シールド部材を前記シールドシェルに電気的に接続した状態で、前記シールド電線を前記シールドシェルに押し当てて固定するシールドブラケットと、を備え、
前記シールドシェルは、前記電磁シールド部材に対向する第1対向面を有し、
前記シールドブラケットは、前記電磁シールド部材に対向する第2対向面を有し、
前記第1対向面および前記第2対向面の少なくとも1つには、前記電磁シールド部材に向かって突出するとともに前記シールド電線に接触する突部が設けられている、コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記突部は、
前記第1対向面から前記電磁シールド部材に向かって突出するとともに前記シールド電線に接触する1つ以上の第1突部と、
前記第2対向面から前記電磁シールド部材に向かって突出するとともに前記シールド電線に接触する1つ以上の第2突部と、
を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第2突部は、エンボス形状である、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記シールドブラケットは、前記シールド電線の軸方向と交差する方向に向かって前記シールド電線を前記シールドシェルに押し当てて固定し、
前記突部は、前記シールド電線の軸方向に沿って延びている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記シールドブラケットは、前記シールド電線を前記シールドシェルに押し当てた状態で、前記シールドシェルにボルト締結される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記シールドブラケットは、前記第2対向面を有する複数の固定部と、前記複数の固定部を連結する連結部とを有し、
前記シールドブラケットは、前記複数の固定部により複数の前記シールド電線を前記シールドシェルに押し当てた状態で、前記連結部が前記シールドシェルにボルト締結される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記シールドシェルを含むコネクタハウジングを有し、
前記コネクタハウジングは、前記シールドブラケットに向かって突出する位置決め突起を有し、
前記シールドブラケットは、前記位置決め突起に嵌合されるとともに、前記シールド電線の軸方向において前記位置決め突起と係合される位置決め孔を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記シールドシェルは、アルミダイキャスト製である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のコネクタと、
前記端子と接続される前記シールド電線と、を有する、ワイヤハーネス。
【請求項10】
前記シールド電線は、前記電磁シールド部材の外周面に接触した状態で前記電磁シールド部材の外周に装着されるとともに導電性を有するシェルリングを有し、
前記突部は、前記シェルリングの外周面に接触している、請求項9に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタおよびワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両の内部に配索されるワイヤハーネスとしては、シールド電線と、そのシールド電線の端部に取り付けられたコネクタとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。シールド電線は、導電性を有する芯線と、芯線の外周を囲う絶縁被膜と、絶縁被膜の外周を囲う電磁シールド部材と、電磁シールド部材の外周を囲うシースとを有している。この種のシールド電線では、電磁シールド部材の軸方向の端部がシースの外周面を覆うように折り返されている。電磁シールド部材における折り返された部分の外周には、環状のかしめリングが装着されている。電磁シールド部材とかしめリングとは、互いに接触することにより電気的に接続されている。かしめリングは、コネクタが有する金属製のシールドシェルの内周面に接触されている。かしめリングとシールドシェルとは、互いに接触することにより電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-69159号公報
実開平5-53162号公報
実開平7-11782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したワイヤハーネスでは、安定した電磁シールド性能を確保することが望まれている。
本開示の目的は、安定した電磁シールド性能を確保できるコネクタおよびワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、導電性を有する芯線と、前記芯線の外周を囲う絶縁被覆と、前記絶縁被覆の外周を囲うとともに導電性を有する電磁シールド部材と、を有するシールド電線の端部に接続されるコネクタであって、前記芯線の端部に接続されるとともに導電性を有する端子と、前記端子を覆うとともに導電性を有するシールドシェルと、前記電磁シールド部材を前記シールドシェルに電気的に接続した状態で、前記シールド電線を前記シールドシェルに押し当てて固定するシールドブラケットと、を備え、前記シールドシェルは、前記電磁シールド部材に対向する第1対向面を有し、前記シールドブラケットは、前記電磁シールド部材に対向する第2対向面を有し、前記第1対向面および前記第2対向面の少なくとも1つには、前記電磁シールド部材に向かって突出するとともに前記シールド電線に接触する突部が設けられている。
【発明の効果】
【0006】
本開示のコネクタおよびワイヤハーネスによれば、安定した電磁シールド性能を確保できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略分解斜視図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略断面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略断面図(図5における6-6線断面図)である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す概略分解断面図である。
図8は、一実施形態のシールドブラケットを示す概略斜視図である。
図9は、変更例のシールドブラケットを示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、導電性を有する芯線と、前記芯線の外周を囲う絶縁被覆と、前記絶縁被覆の外周を囲うとともに導電性を有する電磁シールド部材と、を有するシールド電線の端部に接続されるコネクタであって、前記芯線の端部に接続されるとともに導電性を有する端子と、前記端子を覆うとともに導電性を有するシールドシェルと、前記電磁シールド部材を前記シールドシェルに電気的に接続した状態で、前記シールド電線を前記シールドシェルに押し当てて固定するシールドブラケットと、を備え、前記シールドシェルは、前記電磁シールド部材に対向する第1対向面を有し、前記シールドブラケットは、前記電磁シールド部材に対向する第2対向面を有し、前記第1対向面および前記第2対向面の少なくとも1つには、前記電磁シールド部材に向かって突出するとともに前記シールド電線に接触する突部が設けられている。
【0009】
この構成によれば、シールドシェルの第1対向面およびシールドブラケットの第2対向面の少なくとも1つに、電磁シールド部材に向かって突出するとともにシールド電線に接触する突部が設けられる。このため、シールドブラケットによってシールド電線がシールドシェルに対して押し当てられると、シールド電線に対して突部を好適に接触させることができる。
【0010】
ところで、第1対向面および第2対向面が突部を有さない滑らかな曲面や平面である場合には、第1対向面および第2対向面とシールド電線との接触位置が定まりにくい。このため、シールドシェルとシールド電線の電磁シールド部材とのシールド接続の位置が定まりにくく、シールドシェルと電磁シールド部材とのシールド接続状態が不安定になりやすい。例えば、第1対向面および第2対向面が突部を有さない滑らかな面である場合には、第1対向面および第2対向面とシールド電線との接触面積にばらつきが生じやすい。このため、シールドシェルと電磁シールド部材とのシールド接続状態が安定せずに、シールドシェルおよび電磁シールド部材による電磁シールド性能にばらつきが生じる。
(【0011】以降は省略されています)

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