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公開番号
2024132032
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042654
出願日
2023-03-17
発明の名称
磁気部品
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
主分類
H01F
17/04 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】磁気的性質を改善することが可能な磁気部品を提供する。
【解決手段】磁気部品A10は、コイル部2と、磁性体3とを備える。コイル部2は、導電体を含む。磁性体3は、コイル部2を覆う。磁性体3は、第1磁性方向d1と第2磁性方向d2とを有する。第1磁性方向d1と第2磁性方向d2とは、磁気的性質の大きさが互いに異なる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
導電体を含むコイル部と、
前記コイル部を覆う磁性体と、
を備え、
前記磁性体は、第1磁性方向と第2磁性方向とを有し、
前記第1磁性方向と前記第2磁性方向とは、磁気的性質の大きさが互いに異なる、磁気部品。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記磁性体は、前記コイル部が発生させる磁束の方向に前記第1磁性方向が沿うように配置される、請求項1に記載の磁気部品。
【請求項3】
前記磁気的性質は、透磁率であり、
前記第1磁性方向の透磁率は、前記第2磁性方向の透磁率よりも高い、請求項2に記載の磁気部品。
【請求項4】
前記磁気的性質は、ヒステリシス損失であり、
前記第1磁性方向のヒステリシス損失は、前記第2磁性方向のヒステリシス損失よりも小さい、請求項2に記載の磁気部品。
【請求項5】
前記磁性体は、前記コイル部に流れる電流の方向に前記第1磁性方向が直交するように配置される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の磁気部品。
【請求項6】
前記磁性体は、互いに分離する複数の磁性部を含み、
前記複数の磁性部の各々は、前記第1磁性方向および前記第2磁性方向を有し、
前記コイル部を仮想的に複数の領域に分けたとき、当該複数の領域の各々に対して、前記複数の磁性部がそれぞれ個別に配置される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の磁気部品。
【請求項7】
前記コイル部は、前記磁気部品の厚さ方向に直交する平面に沿って形成された導体パターンを含み、
前記第1磁性方向および前記第2磁性方向の各々は、前記厚さ方向に直交する、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の磁気部品。
【請求項8】
前記導体パターンは、前記厚さ方向に見てスパイラル状に巻回される、請求項7に記載の磁気部品。
【請求項9】
前記導体パターンに接する絶縁被膜をさらに備え、
前記絶縁被膜は、前記導体パターンの配線方向に見て前記導体パターンを覆う、請求項7に記載の磁気部品。
【請求項10】
前記磁性体は、前記絶縁被膜を覆う、請求項9に記載の磁気部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、磁気部品に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電気機器および電気自動車などには、磁気部品が搭載されることがある。このような磁気部品には、たとえばインダクタがある。特許文献1には、従来のインダクタの一例が開示されている。特許文献1に記載のインダクタは、基板とコイル導体とを備える。コイル導体は、基板に形成されている。コイル導体は、平面視螺旋状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-46257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のインダクタは、Q値(Quality Factor)を向上させたものである。しかしながら、インダクタは、その用途に合わせて、Q値と異なる磁気的性質の改善が求められる。このような磁気的性質には、たとえばインダクタンス値およびヒステリシス損失などがある。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、磁気的性質を改善することが可能な磁気部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によって提供される磁気部品は、導電体を含むコイル部と、前記コイル部を覆う磁性体と、を備え、前記磁性体は、第1磁性方向と第2磁性方向とを有し、前記第1磁性方向と前記第2磁性方向とは、磁気的性質の大きさが互いに異なる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の磁気部品によれば、磁気的性質の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態にかかる磁気部品を示す斜視図である。
図2は、第1実施形態にかかる磁気部品を示す平面図である。
図3は、図2の平面図において、一対の外部端子と一対の絶縁層の一方とを省略した図である。
図4は、図3の平面図において、磁性体の一部(第2磁性膜)を省略した図である。
図5は、図4の平面図において、コイル部の一部(一対の接続配線部)と、絶縁体の一部(絶縁被膜)と、磁性体の一部(第3磁性膜)とを省略した図である。
図6は、図5の平面図において、絶縁体の一部(絶縁層)を省略し、コイル部の一部(導体パターン)を想像線で示した図である。
図7は、磁性体(複数の磁性部)の磁性方向と、コイル部の導体パターンとの関係を示す平面模式図である。
図8は、図3のVIII-VIII線に沿う断面図である。
図9は、図3のIX-IX線に沿う断面図である。
図10は、図3のX-X線に沿う断面図である。
図11は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図12は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図13は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す平面図である。
図14は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図15は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す平面図である。
図16は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図17は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図18は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図19は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図20は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す平面図である。
図21は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図22は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す平面図である。
図23は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図24は、第1実施形態にかかる磁気部品の製造方法の一工程を示す断面図である。
図25は、第1実施形態の第1変形例にかかる磁気部品を示す平面図である。
図26は、第1実施形態の第2変形例にかかる磁気部品を示す断面図である。
図27は、第1実施形態の第3変形例にかかる磁気部品を示す断面図である。
図28は、第1実施形態の第4変形例にかかる磁気部品を示す平面図である。
図29は、第1実施形態の第4変形例にかかる磁気部品を示す断面図であって、図28のXXIX-XXIX線に沿う断面図である。
図30は、第2実施形態にかかる磁気部品を示す平面図である。
図31は、第2実施形態にかかる磁気部品を示す断面図であって、図30のXXXI-XXXI線に沿う断面図である。
図32は、第2実施形態の変形例にかかる磁気部品を示す断面図である。
図33は、第3実施形態にかかる磁気部品を示す断面図である。
図34は、第4実施形態にかかる磁気部品を示す平面図である。
図35は、第4実施形態にかかる磁気部品を示す断面図であって、図34のXXXV-XXXV線に沿う断面図である。
図36は、変形例にかかる磁気部品を示す平面模式図である。
図37は、変形例にかかる磁気部品を示す平面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の磁気部品の好ましい実施の形態について、図面を参照して、以下に説明する。以下では、同一あるいは類似の構成要素に、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単にラベルとして用いたものであり、必ずしもそれらの対象物に順列を付することを意図していない。
【0010】
本開示において、「ある物Aがある物Bに形成されている」および「ある物Aがある物B(の)上に形成されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接形成されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに形成されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに配置されている」および「ある物Aがある物B(の)上に配置されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接配置されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに配置されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物B(の)上に位置している」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに接して、ある物Aがある物B(の)上に位置していること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物が介在しつつ、ある物Aがある物B(の)上に位置していること」を含む。また、「ある方向に見てある物Aがある物Bに重なる」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bのすべてに重なること」、および、「ある物Aがある物Bの一部に重なること」を含む。また、「ある物A(の材料)がある材料Cを含む」とは、「ある物A(の材料)がある材料Cからなる場合」、および、「ある物A(の材料)の主成分がある材料Cである場合」を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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