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公開番号2024148466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061637
出願日2023-04-05
発明の名称コネクタ装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 12/73 20110101AFI20241010BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第2回路基板と平行な方向において、小型化を実現する。
【解決手段】コネクタ装置は、第1回路基板10と、第1ハウジング16と、第1ハウジング16に取り付けた第1端子金具25と、第1回路基板10に対して直角に配置された第2回路基板40と、第2ハウジング46と、第2ハウジング46に取り付けた第2端子金具55と、を備え、第2端子金具55の第2端子接続部56と第2基板接続部62が、第2回路基板40と直角な方向に並ぶように配置され、第1端子接続部26が第1ハウジング16内に収容され、第1ハウジング16を構成する底壁部22に、第2端子金具55との干渉を回避する切欠部23が形成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
第1回路基板と、
第1ハウジングと、
第1端子接続部と、前記第1回路基板に固着された第1基板接続部とを有し、前記第1ハウジングに取り付けられた第1端子金具と、
前記第1回路基板に対して直角に配置された第2回路基板と、
前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
前記第1端子接続部と接触可能な第2端子接続部と、前記第2回路基板に固着された第2基板接続部とを有し、前記第2ハウジングに取り付けられた第2端子金具と、を備え、
前記第2端子接続部と前記第2基板接続部が、前記第2回路基板と交差する方向に並ぶように配置され、
前記第1端子接続部が前記第1ハウジング内に収容され、
第1ハウジングを構成する壁部に、前記第2端子金具との干渉を回避する切欠部が形成されているコネクタ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2端子金具は、前記第1端子金具に対して前記第1回路基板と交差する方向に接近するように嵌合されるようになっており、
前記第2ハウジングには、前記第1端子金具から前記第2端子金具に対して作用する嵌合時の押圧力を受け止める支持壁部が形成されている請求項1に記載のコネクタ装置。
【請求項3】
前記第2ハウジングが、前記第1ハウジングを包囲する箱形をなし、
前記第2ハウジングにおける前記第2回路基板との対向壁部には、前記第2基板接続部における前記第2回路基板への接続部位を前記第2ハウジングの外部へ露出させる凹部が形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
【請求項4】
前記第2端子金具は、前記第1端子金具に対して前記第1回路基板と交差する方向に接近して嵌合されるようになっており、
前記第2基板接続部が前記第2回路基板に対して表面実装されており、
前記第2基板接続部は、前記第2端子接続部よりも、前記第1回路基板側へ突出した延長部を有している請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
【請求項5】
一対の前記第1端子金具が前記第1回路基板と平行に並ぶように配置され、
前記第1基板接続部が、前記第1端子接続部から延出した四半円弧状の第1屈曲部と、前記第1屈曲部から前記第1回路基板と平行に延出した第1実装部とを有し、
一対の前記第1実装部の延出方向が、前記一対の第1端子金具の並び方向において、互いに反対方向である請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
【請求項6】
一対の前記第2端子金具が前記第2回路基板と平行に並ぶように配置され、
前記第2基板接続部が、前記第2端子接続部から延出した四半円弧状の第2屈曲部と、前記第2屈曲部から前記第2回路基板と平行に延出した第2実装部とを有し、
一対の前記第2実装部の延出方向が、前記一対の第2端子金具の並び方向において、互いに反対方向である請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
【請求項7】
前記第2端子金具は、前記第2ハウジングに対して前記第2端子接続部が圧入された状態で取り付けられており、
前記第2端子接続部は、折り返し状に屈曲された2枚の板状部を有しており、
前記2枚の板状部のうち一方の前記板状部には、前記第2基板接続部が繋がり、
前記2枚の板状部のうち他方の前記板状部の端面には、前記第2端子金具を前記第2ハウジングに圧入するための押圧力が付与される受圧面が形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに直角をなすように配置された第1基板と第2基板とを有し、第1基板に取り付けた第1コネクタの第1端子と、第2基板取り付けた第2コネクタの第2端子とを接続する基板対基板コネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-090856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1端子は、第1基板に対して溶接により固定されるソルダーテール部と、第2端子に接触する接触部とを有する。ソルダーテール部と接触部は、第1基板と平行な方向に離隔した位置関係で並ぶように配置されている。そのため、第1端子を含む第1コネクタは、第1基板と平行な方向において大型化する。
【0005】
本開示のコネクタ装置は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板と平行な方向において小型を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタ装置は、
第1回路基板と、
第1ハウジングと、
第1端子接続部と、前記第1回路基板に固着された第1基板接続部とを有し、前記第1ハウジングに取り付けられた第1端子金具と、
前記第1回路基板に対して直角に配置された第2回路基板と、
前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
前記第1端子接続部と接触可能な第2端子接続部と、前記第2回路基板に固着された第2基板接続部とを有し、前記第2ハウジングに取り付けられた第2端子金具と、を備え、
前記第2端子接続部と前記第2基板接続部が、前記第2回路基板と交差する方向に並ぶように配置され、
前記第1端子接続部が前記第1ハウジング内に収容され、
第1ハウジングを構成する壁部に、前記第2端子金具との干渉を回避する切欠部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタ装置は、第2回路基板と平行な方向において、小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1のコネクタ装置の斜視図である。
図2は、第1コネクタを第1回路基板に取り付けた状態をあらわす斜視図である。
図3は、第1コネクタの分解斜視図である。
図4は、第1コネクタの平断面図である。
図5は、第2コネクタの斜視図である。
図6は、第2コネクタの分解斜視図である。
図7は、第2コネクタの正断面図である。
図8は、第1コネクタと第2コネクタを離脱させた状態をあらわす側断面図である。
図9は、第1コネクタと第2コネクタを嵌合した状態をあらわす側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
(1)第1回路基板と、第1ハウジングと、第1端子接続部と、前記第1回路基板に固着された第1基板接続部とを有し、前記第1ハウジングに取り付けられた第1端子金具と、前記第1回路基板に対して直角に配置された第2回路基板と、前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、前記第1端子接続部と接触可能な第2端子接続部と、前記第2回路基板に固着された第2基板接続部とを有し、前記第2ハウジングに取り付けられた第2端子金具と、を備えている。前記第2端子接続部と前記第2基板接続部が、前記第2回路基板と交差する方向に並ぶように配置されている。前記第1端子接続部が前記第1ハウジング内に収容されている。第1ハウジングを構成する壁部に、前記第2端子金具との干渉を回避する切欠部が形成されている。
【0010】
この構成によれば、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合して第1端子接続部と第2端子接続部を接続した状態では、第2基板接続部が、第1端子接続部と第2端子接続部との接触領域に対して、第2回路基板と交差する方向に並ぶように配置される。これにより、第2回路基板と平行な方向において、小型化を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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