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公開番号2024147123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023059921
出願日2023-04-03
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20241008BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ランスによる端子部品の保持力をより向上させることを目的とする。
【解決手段】コネクタ20は、端子12を保持するコネクタであって、端子を含む端子部品30と、端子部品収容空間62Sを囲む収容壁部62と、収容壁部の内外に弾性変形可能なランス66とを有するハウジング50と、ランスの弾性変形を規制するリテーナ90と、を備え、ランスは、収容壁部に連なる基端66Pを支点として弾性変形可能に形成され、ランスは、収容壁部の内側に突出して収容壁部内の端子部品に係止可能な係止突部67を有し、リテーナは、ランスの外側に位置してランスの外側への移動を規制する第1規制部94を有し、ランスに対して係止突部よりも先端側の延長部67eに対向して内向き部分の内側への移動を規制する第2規制部98をさらに備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
端子を保持するコネクタであって、
端子を含む端子部品と、
端子部品収容空間を囲む収容壁部と、前記収容壁部の内外に弾性変形可能なランスとを有するハウジングと、
前記ランスの弾性変形を規制するリテーナと、
を備え、
前記ランスは、前記収容壁部に連なる基端を支点として弾性変形可能に形成され、
前記ランスは、前記収容壁部の内側に突出して前記収容壁部内の前記端子部品に係止可能な係止突部を有し、
前記リテーナは、前記ランスの外側に位置して前記ランスの外側への移動を規制する第1規制部を有し、
前記ランスに対して前記係止突部よりも先端側の内向き部分に対向して前記内向き部分の内側への移動を規制する第2規制部をさらに備える、コネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記端子は、電線の端部に接続されており、
前記端子部品が前記収容壁部に収容された状態で前記電線が前記収容壁部から延出しており、
前記ランスは、前記収容壁部から前記電線が延出する側とは反対側に向うように片持ち状に支持されており、
前記リテーナは、前記収容壁部に対して前記電線が延出する側とは反対側に位置しており、
前記第2規制部は、前記リテーナに一体形成された部分である、コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタであって、
前記ランスの先端側の前記内向き部分は、その基端側の部分よりも凹む凹み形成面を有し、
前記第2規制部は、前記凹み形成面によって形成される凹み空間に配置可能な形状に形成されている、コネクタ。
【請求項4】
請求項3に記載のコネクタであって、
前記凹み形成面は、先端側に向うに連れて前記端子部品から離れる方向に向う斜面を有し、
前記第2規制部は、前記斜面に沿う押付面を有する、コネクタ。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載のコネクタであって、
前記第2規制部は、前記凹み形成面によって形成される凹み空間に配置された状態で、前記端子部品の外面に対向する、コネクタ。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタであって、
前記端子部品は、電線の端部に接続された前記端子と、前記端子を保持する端子ホルダとを有する端子モジュールである、コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載のコネクタであって、
前記端子モジュールは、前記端子を複数含む、コネクタ。
【請求項8】
請求項6に記載のコネクタであって、
前記収容壁部は、第1開口と第2開口とを有する筒状であり、
前記端子モジュールは、前記第1開口側から前記電線を引出した状態で、前記収容壁部内に配置されており、
前記ランスは、前記収容壁部の軸方向に沿って第2開口側に向けて片持ち状に支持されており、
前記リテーナは、前記収容壁部のうち前記第2開口側の端部に装着され、
前記第1規制部は前記第1開口側から前記ランスの外側に延び、
前記第2規制部は前記リテーナに一体形成された部分であり、前記第1開口側から前記ランスの先端側の前記内向き部分に向けて延びる、コネクタ。
【請求項9】
請求項6に記載のコネクタであって、
前記ランスは、前記係止突部から前記端子モジュールの外面に沿って前記ランスの延出方向に対して交差する方向に延びる補助壁部を有する、コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、端子金具が収容されるハウジング本体と、ハウジング本体に対し前方から組み付けられて、端子金具を抜止めするフロントリテーナとを備えるコネクタを開示している。ハウジング本体は、端子金具を収容するためのキャビティと、ランスと、撓み空間とを有する。撓み空間は、ランスがキャビティから遠ざかる方向へ弾性撓みするのを許容するための空間である。端子金具が挿入されている状態で、フロントリテーナがハウジング本体に組み付けられると、フロントリテーナの撓み規制部が撓み空間内に進入する。この状態で、ランスが、撓み規制部に当接することにより、弾性撓みが規制されて、端子金具が抜止めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-171621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここにおいて、ランスによる端子部品の保持力をより向上させることが望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、ランスによる端子部品の保持力をより向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、端子を保持するコネクタであって、端子を含む端子部品と、端子部品収容空間を囲む収容壁部と、前記収容壁部の内外に弾性変形可能なランスとを有するハウジングと、前記ランスの弾性変形を規制するリテーナと、を備え、前記ランスは、前記収容壁部に連なる基端を支点として弾性変形可能に形成され、前記ランスは、前記収容壁部の内側に突出して前記収容壁部内の前記端子部品に係止可能な係止突部を有し、前記リテーナは、前記ランスの外側に位置して前記ランスの外側への移動を規制する第1規制部を有し、前記ランスに対して前記係止突部よりも先端側の内向き部分に対向して前記内向き部分の内側への移動を規制する第2規制部をさらに備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ランスによる端子部品の保持力をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。
図2は同上のコネクタを示す斜視図である。
図3は同上のコネクタを示す分解斜視図である。
図4は同上のコネクタを示す分解斜視図である。
図5は図1のV-V線断面図である。
図6は端子モジュールを示す分解斜視図である。
図7はハウジングの部分切欠き斜視図である。
図8はハウジングの部分切欠き斜視図である。
図9は図2のIX-IX線断面図である。
図10は第1規制部及び第2規制部によるランスの規制状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示のコネクタは、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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