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公開番号
2024147125
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023059923
出願日
2023-04-03
発明の名称
コネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/514 20060101AFI20241008BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電線がキャビティの出口開口縁部に押付けられる力を、なるべく広範囲に分散させることを目的とする。
【解決手段】本開示のコネクタは、端子ホルダ32を介して端子を保持するコネクタであって、電線16と、電線の端部に取付けられた端子とを有する端子付電線と、端子を収容するキャビティを有する端子ホルダ32と、端子ホルダを保持するホルダ保持部と、ホルダ保持部から延出する電線を案内する電線案内部とを有するハウジングと、を備え、端子ホルダは、キャビティから電線を延出させる出口開口縁部35h1、35h2、37h1、37h2を有し、出口開口縁部は、キャビティの内周面からキャビティの延在方向に対して交差する方向に向って曲面をなしつつ曲る凸曲面35h1a、35h1b、35h2a、35h2b、37h1a、37h1b、37h2a、37h2bを有する。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
端子ホルダを介して端子を保持するコネクタであって、
電線と、前記電線の端部に取付けられた前記端子とを有する端子付電線と、
前記端子を収容するキャビティを有する前記端子ホルダと、
前記端子ホルダを保持するホルダ保持部と、前記ホルダ保持部から延出する前記電線を案内する電線案内部とを有するハウジングと、
を備え、
前記端子ホルダは、前記キャビティから前記電線を延出させる出口開口縁部を有し、
前記出口開口縁部は、前記キャビティの内周面から前記キャビティの延在方向に対して交差する方向に向って曲面をなしつつ曲る凸曲面を有する、コネクタ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記凸曲面は、前記電線の許容曲げ半径以上の曲率半径で曲る、コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記キャビティは、並列する第1キャビティと第2キャビティとを含み、
前記出口開口縁部は、前記第1キャビティと前記第2キャビティとのそれぞれに対応する第1出口開口縁部と第2出口開口縁部とを含み、
前記端子ホルダは、さらに、前記第1キャビティと前記第2キャビティとを仕切る仕切壁とを有しており、
前記仕切壁は、前記第1出口開口縁部と前記第2出口開口縁部との間に位置する出口側仕切縁部を有し、
前記出口側仕切縁部のうち前記第1出口開口縁部側の部分に前記凸曲面が形成され、
前記凸曲面は、前記出口側仕切縁部のうち前記第2出口開口縁部側の部分よりも大きい曲率半径を有する、コネクタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記端子ホルダは、前記キャビティのうち前記出口開口縁部側の部分をキャビティ内側に突出させる厚肉形成部を有し、
前記凸曲面は、前記厚肉形成部から前記キャビティの延在方向に対して交差する方向に向う曲面である、コネクタ。
【請求項5】
請求項4に記載のコネクタであって、
前記厚肉形成部は、前記キャビティのうち前記端子が配置される領域よりも前記出口開口縁部側の領域に形成されている、コネクタ。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記端子ホルダは、ベースホルダと、前記ベースホルダに重ねられる中間ホルダとを有し、
前記ベースホルダと前記中間ホルダとのそれぞれに前記キャビティ及び前記出口開口縁部が形成されており、
前記キャビティの延在方向において、前記中間ホルダの前記出口開口縁部が、前記ベースホルダの前記出口開口縁部に対してずれて位置している、コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載のコネクタであって、
前記キャビティの延在方向において、前記中間ホルダの前記出口開口縁部は、前記ベースホルダの前記出口開口縁部よりも外側に位置しており、
前記ベースホルダの前記出口開口縁部のうち前記中間ホルダとは反対側に前記凸曲面が形成され、
前記中間ホルダの前記出口開口縁部のうち前記ベースホルダ側に前記凸曲面が形成されている、コネクタ。
【請求項8】
請求項6に記載のコネクタであって、
前記ベースホルダの前記出口開口縁部と、前記中間ホルダの前記出口開口縁部とのそれぞれに、前記キャビティの延在方向と前記ベースホルダと前記中間ホルダとの重ね合せ方向との両方向に交差する方向側に前記凸曲面が形成されている、コネクタ。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記凸曲面は、第1凸曲面と第2凸曲面とを有し、
前記第1凸曲面と前記第2凸曲面とが、前記出口開口縁部の周方向において互いに異なる位置に形成されている、コネクタ。
【請求項10】
請求項9に記載のコネクタであって、
前記キャビティの延在方向に沿って前記出口開口縁部側から見て、前記第1凸曲面と前記第2凸曲面とが弧状をなして繋がっている、コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ソケットハウジングと、複数のソケット端子とを有するソケットコネクタを備えるコネクタを開示している。また、特許文献1には、線状導体に固定されたソケット端子が、ソケットハウジングの端子取付孔に挿入されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-220184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ソケットハウジングから出る線状導体が、端子取付孔の軸方向に交差する方向に引っ張られることが考えられる。この場合、線状導体が端子取付孔の開口縁部に押付けられる。このような場合に、線状導体に作用する力をなるべく広範囲に分散させることが望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、電線がキャビティの出口開口縁部に押付けられる力を、なるべく広範囲に分散させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、端子ホルダを介して端子を保持するコネクタであって、電線と、前記電線の端部に取付けられた前記端子とを有する端子付電線と、前記端子を収容するキャビティを有する前記端子ホルダと、前記端子ホルダを保持するホルダ保持部と、前記ホルダ保持部から延出する前記電線を案内する電線案内部とを有するハウジングと、を備え、前記端子ホルダは、前記キャビティから前記電線を延出させる出口開口縁部を有し、前記出口開口縁部は、前記キャビティの内周面から前記キャビティの延在方向に対して交差する方向に向って曲面をなしつつ曲る凸曲面を有する、コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電線がキャビティの出口開口縁部に押付けられる力を、なるべく広範囲に分散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1に係るコネクタを示す斜視図である。
図2は同上のコネクタを示す斜視図である。
図3は同上のコネクタを示す分解斜視図である。
図4は同上のコネクタを示す分解斜視図である。
図5は図1のV-V線断面図である。
図6は端子モジュールを示す分解斜視図である。
図7はハウジングの部分切欠き斜視図である。
図8はハウジングの部分切欠き斜視図である。
図9は図2のIX-IX線断面図である。
図10はコネクタとは別のコネクタを示す斜視図である。
図11はコネクタを示す分解斜視図である。
図12は図10のXII-XII線断面図である。
図13は端子ホルダを示す背面図である。
図14は図13のIVX-IVX線断面図である。
図15は図13のXV-XV線断面図である。
図16は図13のXVI-XVI線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示のコネクタは、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)
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