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公開番号2024148285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061296
出願日2023-04-05
発明の名称同軸コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 24/38 20110101AFI20241010BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】内導体と外導体との間隔調整を容易に行えるようにすること。
【解決手段】同軸コネクタ40は、ピン状の相手側内導体32が内導体42に挿入接続される同軸コネクタであって、筒状基部43と、筒状基部の一端から延出する複数の弾性片44とを有する内導体と、内導体の周りを囲む絶縁体50と、絶縁体の周りを囲む外導体54と、を備え、複数の弾性片のそれぞれは、筒状基部の一端から筒状基部の軸方向一方側に延出する弾性片本体45と、弾性片本体から内側に向って突出する接触部46とを有し、弾性片本体の基端は、接触部の外側への変位に伴って、弾性片本体の先端を外側に変位させるように弾性変形する弾性支持部47を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ピン状の相手側内導体が挿入接続される内導体を備える同軸コネクタであって、
筒状基部と、前記筒状基部の一端から延出する複数の弾性片とを有する前記内導体と、
前記内導体の周りを囲む絶縁体と、
前記絶縁体の周りを囲む外導体と、
を備え、
前記複数の弾性片のそれぞれは、前記筒状基部の一端から前記筒状基部の軸方向一方側に延出する弾性片本体と、前記弾性片本体から内側に向って突出する接触部とを有し、
前記弾性片本体の基端は、前記接触部の外側への変位に伴って、前記弾性片本体の先端を外側に変位させるように弾性変形する弾性支持部を有する、同軸コネクタ。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記接触部は、前記弾性片本体の先端から折返し部を介して前記弾性片本体の基端に向って折返された弾性接触片である、同軸コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記弾性接触片の先端は、前記弾性片本体に対して離れている、同軸コネクタ。
【請求項4】
請求項3に記載の同軸コネクタであって、
前記弾性支持部は、前記相手側内導体が前記内導体に挿入接続された状態において、前記弾性接触片の先端を前記弾性片本体に対して離れた状態に保つ弾性を有する、同軸コネクタ。
【請求項5】
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の同軸コネクタであって、
前記相手側内導体が前記内導体に挿入接続された状態において、前記弾性支持部の弾性変形量は、前記折返し部の弾性変形量よりも大きい、同軸コネクタ。
【請求項6】
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の同軸コネクタであって、
前記弾性接触片のうち前記相手側内導体との内側接触部位と前記弾性支持部との距離は、前記内側接触部位と前記折返し部との距離よりも大きい、同軸コネクタ。
【請求項7】
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の同軸コネクタであって、
前記折返し部に、当該折返し部の弾性変形を抑制するリブが形成されている、同軸コネクタ。
【請求項8】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の同軸コネクタであって、
前記外導体は、前記筒状基部の軸方向に沿って前記弾性支持部と前記弾性片本体の先端との間で、前記弾性片本体の先端に向うに連れて外側に傾斜する傾斜部を含む、同軸コネクタ。
【請求項9】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の同軸コネクタであって、
前記筒状基部の軸方向において、前記接触部のうち前記相手側内導体との内側接触部位と、前記外導体のうち相手側外導体との外側接触部位とは同じ位置に設定されている、同軸コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、同軸コネクタに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、接続ピンが挿入接続される下部コンタクトを備える同軸コネクタを開示している。特許文献1に開示の技術では、下部コンタクトは下部絶縁体で包囲され、下部絶縁体の外周は導電性の外部シェルで包囲されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-92313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
同軸コネクタにおいては、下部コンタクトと外部シェルとの間隔は、同軸コネクタの通信性能に影響を与える可能性がある。このため、接続ピンが下部コンタクトに挿入された状態で、下部コンタクトと外部シェルとの間隔を調整できるようにすることが望まれる。
【0005】
そこで、本開示は、内導体と外導体との間隔調整を容易に行える同軸コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の同軸コネクタは、ピン状の相手側内導体が挿入接続される内導体を備える同軸コネクタであって、筒状基部と、前記筒状基部の一端から延出する複数の弾性片とを有する前記内導体と、前記内導体の周りを囲む絶縁体と、前記絶縁体の周りを囲む外導体と、を備え、前記複数の弾性片のそれぞれは、前記筒状基部の一端から前記筒状基部の軸方向一方側に延出する弾性片本体と、前記弾性片本体から内側に向って突出する接触部とを有し、前記弾性片本体の基端は、前記接触部の外側への変位に伴って、前記弾性片本体の先端を外側に変位させるように弾性変形する弾性支持部を有する、同軸コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、内導体と外導体との間隔調整を容易に行える同軸コネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態に係る中継用同軸コネクタを備える機器を示す斜視図である。
図2は図1のII-II線断面図である。
図3は中継用同軸コネクタを示す分解斜視図である。
図4は中継用同軸コネクタに対する外部接続用同軸コネクタの接続前状態を示す説明図である。
図5は図4の部分拡大断面図である。
図6は中継用同軸コネクタに対して外部接続用同軸コネクタを接続した状態を示す断面図である。
図7は可動側内導体の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の同軸コネクタは、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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