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公開番号
2024098355
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-23
出願番号
2023001819
出願日
2023-01-10
発明の名称
異常判定装置及び異常判定方法
出願人
新東工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
64/386 20170101AFI20240716BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】2次元形状の硬化層の積層異常を判定できる技術を提供する。
【解決手段】造形エリアにおいてセラミックス粒子と光硬化樹脂とを含む原料の膜をブレードで成膜することと、造形エリアにおいて膜に光を照射して2次元形状の硬化層を形成することとを繰り返して、3次元形状の造形物を形成する付加製造装置に使用される異常判定装置であって、画像センサによって撮像された画像に基づいて異常判定を行うコントローラを備え、コントローラは、画像センサによって撮像された膜の画像を取得し、取得された膜の画像に基づいて、膜に発生するブレードの移動方向に沿って延びる線として膜に現れる線状異常箇所を検出し、線状異常箇所を検出したことに応じて積層異常が発生したと判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
造形エリアにおいてセラミックス粒子と光硬化樹脂とを含む原料の膜をブレードで成膜することと、前記造形エリアにおいて前記膜に光を照射して2次元形状の硬化層を形成することとを繰り返して、3次元形状の造形物を形成する付加製造装置に使用される異常判定装置であって、
画像センサによって撮像された画像に基づいて異常判定を行うコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記画像センサによって撮像された前記膜の前記画像を取得し、
取得された前記膜の前記画像に基づいて、前記ブレードの移動方向に沿って延びる線として前記膜に現れる線状異常箇所を検出し、
前記線状異常箇所を検出したことに応じて積層異常が発生したと判定する、
異常判定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
作業者へ報知する報知装置をさらに備え、
前記コントローラは、前記積層異常が発生したことを前記報知装置に報知させる、請求項1に記載の異常判定装置。
【請求項3】
記憶装置をさらに備え、
前記コントローラは、
前記積層異常が発生したと判定したことに応じて、前記画像センサによって撮像された前記画像を前記記憶装置に記憶し、
取得された前記膜の前記画像に基づいて、前記線状異常箇所の位置及び大きさを検出し、
検出された前記線状異常箇所の前記位置及び前記大きさを前記記憶装置に記憶する、請求項1又は2に記載の異常判定装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
取得された前記膜の前記画像に基づいて、前記線状異常箇所の位置及び大きさを検出し、
層ごとの断面形状のデータを含む前記造形物のデータを取得し、
取得された前記データと、検出された前記線状異常箇所の前記位置及び前記大きさとに基づいて、前記線状異常箇所をマーキングさせた前記造形物の外観を表示装置に表示させる、請求項1又は2に記載の異常判定装置。
【請求項5】
記憶装置をさらに備え、
前記コントローラは、
前記膜に発生する点で現れる点状異常箇所を検出し、取得された前記膜の前記画像に基づいて、前記線状異常箇所の位置及び大きさ、並びに前記点状異常箇所の位置及び大きさを検出し、
検出された前記線状異常箇所の前記位置及び前記大きさ、並びに前記点状異常箇所の前記位置及び前記大きさを前記記憶装置に記憶させ、
前記線状異常箇所と前記点状異常箇所とは前記大きさ及び前記移動方向に基づいて分別される、請求項1又は2に記載の異常判定装置。
【請求項6】
前記記憶装置は、前記造形物の形成後の外観検査結果のデータと、前記積層異常が発生したか否かのデータとをさらに記憶する、請求項5に記載の異常判定装置。
【請求項7】
造形エリアにおいてセラミックス粒子と光硬化樹脂とを含む原料の膜をブレードで成膜することと、前記造形エリアにおいて前記膜に光を照射して2次元形状の硬化層を形成することとを繰り返して、3次元形状の造形物を形成する付加製造装置に適用される異常判定方法であって、
画像センサによって撮像された前記膜の画像を取得するステップと、
取得された前記膜の前記画像に基づいて、前記ブレードの移動方向に沿って延びる線として前記膜に現れる線状異常箇所を検出するステップと、
前記線状異常箇所を検出したことに応じて積層異常が発生したと判定するステップと、
を含む、異常判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、異常判定装置及び異常判定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、3次元形状の造形物を形成する付加製造装置を開示する。この装置は、3次元のモデルに基づいて層を印刷する。この装置は、印刷された層を撮像し、撮像された画像と規定のパターンとを比較し、不一致の場合には是正処理を取る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-163845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、付加製造装置として、造形エリアにおいて光硬化樹脂を含む原料の膜をブレードで成膜することと、造形エリアにおいて膜に光を照射して2次元形状の硬化層を形成することとを繰り返して、3次元形状の造形物を形成する手法を採用する装置が知られている。
【0005】
上記手法を採用する装置において、特許文献1記載の画像に基づいた異常判定を採用した場合、2次元形状の硬化層の形成異常を判定することはできるものの、2次元形状の硬化層の積層異常を判定することは困難である。本開示は、2次元形状の硬化層の積層異常を判定する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る異常判定装置は、付加製造装置に使用される異常判定装置である。付加製造装置は、造形エリアにおいてセラミックス粒子と光硬化樹脂とを含む原料の膜をブレードで成膜することと、造形エリアにおいて膜に光を照射して2次元形状の硬化層を形成することとを繰り返して、3次元形状の造形物を形成する。異常判定装置は、画像センサによって撮像された画像に基づいて異常判定を行うコントローラを備える。コントローラは、画像センサによって撮像された膜の画像を取得し、取得された膜の画像に基づいて、ブレードの移動方向に沿って延びる線として膜に現れる線状異常箇所を検出し、線状異常箇所を検出したことに応じて積層異常が発生したと判定する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、2次元形状の硬化層の積層異常を判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る異常判定装置が用いられる付加製造装置の概要図である。
図2は、積層異常が発生するプロセスを説明する模式図である。
図3は、原料の膜に発生するスジを説明する模式図である。
図4は、線状異常箇所の提示例である。
図5は、異常判定方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の概要]
最初に、本開示の実施形態の概要を説明する。
【0010】
(条項1) 本開示の一側面に係る異常判定装置は、付加製造装置に使用される異常判定装置である。付加製造装置は、造形エリアにおいてセラミックス粒子と光硬化樹脂とを含む原料の膜をブレードで成膜することと、造形エリアにおいて膜に光を照射して2次元形状の硬化層を形成することとを繰り返して、3次元形状の造形物を形成する。異常判定装置は、画像センサによって撮像された画像に基づいて異常判定を行うコントローラを備える。コントローラは、画像センサによって撮像された膜の画像を取得し、取得された膜の画像に基づいて、ブレードの移動方向に沿って延びる線として膜に現れる線状異常箇所を検出し、線状異常箇所を検出したことに応じて積層異常が発生したと判定する。
(【0011】以降は省略されています)
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