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公開番号2024157309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071603
出願日2023-04-25
発明の名称教師データ生成装置、教師データ生成方法、モデル生成装置、推定装置、及びプログラム
出願人新東工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G16H 50/30 20180101AFI20241030BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】教師データを効率的に生成する。
【解決手段】主装置(1)は、プロセッサ(11)を備えている。プロセッサ(11)は、サービス利用者(Ua)に対応付けられた匂いセンサに近設されたサブセンサの出力信号に基づいて、匂いセンサがサービス利用者に装着されているか否かを判定する装着判定処理(M11)と、匂いセンサの出力信号を取得する第1取得処理(M12)と、サービス利用者の排泄の種別であって、サービス提供者(Ub)が判定した排泄の種別を表す種別情報を取得する第2取得処理(M15)と、装着判定処理にてサービス利用者に装着されていると判定された匂いセンサから第1取得処理にて取得した出力信号を表すセンサ情報と第2取得処理にて取得した種別情報とを含む教師データを生成する教師データ生成処理(M16)と、を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備えており、
前記プロセッサは、
サービス利用者に対応付けられた匂いセンサに近設されたサブセンサの出力信号に基づいて、前記匂いセンサが前記サービス利用者に装着されているか否かを判定する装着判定処理と、
前記匂いセンサの出力信号を取得する第1取得処理と、
前記サービス利用者の排泄の種別であって、サービス提供者が判定した排泄の種別を表す種別情報を取得する第2取得処理と、
前記装着判定処理にて前記サービス利用者に装着されていると判定された前記匂いセンサから前記第1取得処理にて取得した出力信号を表すセンサ情報と前記第2取得処理にて取得した種別情報とを含む教師データを生成する教師データ生成処理と、を実行する、
ことを特徴とする教師データ生成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、前記サービス利用者の排泄が検知されたことを、前記サービス提供者が利用する通知端末に通知する通知処理を更に実行し、
前記種別情報は、前記通知端末を用いて前記サービス提供者が入力した種別情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の教師データ生成装置。
【請求項3】
前記センサ情報は、前記匂いセンサの出力信号のグラフを含む画像データである、
ことを特徴とする請求項1に記載の教師データ生成装置。
【請求項4】
少なくとも1つのプロセッサが、サービス利用者に対応付けられた匂いセンサに近設されたサブセンサの出力信号に基づいて、前記匂いセンサが前記サービス利用者に装着されているか否かを判定する装着判定処理と、
前記プロセッサが、前記匂いセンサの出力信号を取得する第1取得処理と、
前記プロセッサが、前記サービス利用者の排泄の種別であって、サービス提供者が判定した排泄の種別を表す種別情報を取得する第2取得処理と、
前記プロセッサが、前記装着判定処理にて前記サービス利用者に装着されていると判定された前記匂いセンサから前記第1取得処理にて取得した出力信号を表すセンサ情報と前記第2取得処理にて取得した種別情報とを含む教師データを生成する教師データ生成処理と、を含んでいる、
ことを特徴とする教師データ生成方法。
【請求項5】
少なくとも1つのプロセッサを備えており、
前記プロセッサは、
匂いセンサの出力信号を表すセンサ情報を入力とし、排泄の種別を表す種別情報を出力とするモデルを、請求項1~3の何れか一項に記載の教師データ生成装置によって生成された教師データを用いた機械学習により生成するモデル生成処理を実行する、
ことを特徴とするモデル生成装置。
【請求項6】
少なくとも1つのプロセッサを備えており、
前記プロセッサは、
サービス利用者の排泄の種別を、請求項5に記載のモデル生成装置によって生成されたモデルを用いて、当該サービス利用者に対応付けられた匂いセンサの出力信号から推定する推定処理を実行する、
ことを特徴とする推定装置。
【請求項7】
請求項1~3の何れか一項に記載の教師データ生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サービス利用者の排泄の種別を推定する推定装置及び推定方法に関する。また、本発明は、そのような推定に用いるモデルを機械学習により生成するモデル生成装置及びモデル生成方法に関する。また、本発明は、そのような機械学習に用いる教師データを生成する教師データ生成装置及び教師データ生成方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
介護サービス及び/又は医療サービスの提供を目的とする施設においては、サービス利用者の排泄をサービス提供者が適時に知得する必要がある。しかしながら、このような施設には、排泄をサービス提供者に知らせることが不可能又は困難なサービス利用者(夜間、眠っているサービス利用者を含む)も少なからず居る。このようなサービス利用者の排泄をサービス提供者が知得するには、サービス利用者の下着を脱がせて排泄の有無を確認する必要があり、このことがサービス提供者にとって大きな負担になっていた。
【0003】
このような負担を軽減するために、介護医療現場における情報処理技術の活用が求められている。介護医療現場での活用可能な情報処理技術を開示した文献としては、例えば、特許文献1が挙げられる。特許文献1には、T字帯に装着したガスセンサから出力信号に基づき、患者の健康状態をモニタする生体モニタ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-43182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
介護サービス及び/又は医療サービスの提供を目的とする施設においては、サービス利用者の排泄の有無に加えて、サービス利用者の排泄の種別をサービス提供者に通知する技術が求められている。例えば、排泄の種別が放屁である場合にはサービス提供者が措置を行う必要がないが、排泄の種別が大便である場合にはサービス提供者が措置を行う必要があるなど、排泄の種別に応じてサービス提供者はその行動を変える必要があるからである。この際、サービス利用者の排泄の種別を、機械学習により生成されたモデル(学習済モデル)により行うことが考えられる。しかしながら、機械学習、特に教師あり学習によりモデルを生成するために必要な教師データを、効率的に生成する技術は確立されていなかった。
【0006】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、教師データを効率的に生成することが可能な技術を実現することにある。また、本発明の目的は、そのようにして生成された教師データを用いてモデルを生成する技術、及び、そのようなモデルを用いて排泄の種別を推定する技術を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る教師データ生成装置は、少なくとも1つのプロセッサを備えており、前記プロセッサは、サービス利用者に対応付けられた匂いセンサに近設されたサブセンサの出力信号に基づいて、前記匂いセンサが前記サービス利用者に装着されているか否かを判定する装着判定処理と、前記匂いセンサの出力信号を取得する第1取得処理と、前記サービス利用者の排泄の種別であって、サービス提供者が判定した排泄の種別を表す種別情報を取得する第2取得処理と、前記装着判定処理にて前記サービス利用者に装着されていると判定された前記匂いセンサから前記第1取得処理にて取得した出力信号を表すセンサ情報と前記第2取得処理にて取得した種別情報とを含む教師データを生成する教師データ生成処理と、を実行する。
【0008】
本発明の一態様に係る教師データ生成方法は、少なくとも1つのプロセッサが、サービス利用者に対応付けられた匂いセンサに近設されたサブセンサの出力信号に基づいて、前記匂いセンサが前記サービス利用者に装着されているか否かを判定する装着判定処理と、前記プロセッサが、前記匂いセンサの出力信号を取得する第1取得処理と、前記プロセッサが、前記サービス利用者の排泄の種別であって、サービス提供者が判定した排泄の種別を表す種別情報を取得する第2取得処理と、前記プロセッサが、前記装着判定処理にて前記サービス利用者に装着されていると判定された前記匂いセンサから前記第1取得処理にて取得した出力信号を表すセンサ情報と前記第2取得処理にて取得した種別情報とを含む教師データを生成する教師データ生成処理と、を含んでいる。
【0009】
本発明の一態様に係るモデル生成装置は、少なくとも1つのプロセッサを備えており、前記プロセッサは、匂いセンサの出力信号を表すセンサ情報を入力とし、排泄の種別を表す種別情報を出力とするモデルを、本発明の一態様に係る教師データ生成装置によって生成された教師データを用いた機械学習により生成するモデル生成処理を実行する。
【0010】
本発明の一態様に係る推定装置は、少なくとも1つのプロセッサを備えており、前記プロセッサは、サービス利用者の排泄の種別を、本発明の一態様に係るモデル生成装置によって生成されたモデルを用いて、当該サービス利用者に対応付けられた匂いセンサの出力信号から推定する推定処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

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