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公開番号2024109251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023013957
出願日2023-02-01
発明の名称機器特定方法及び機器特定プログラム
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G16H 40/20 20180101AFI20240806BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】スケジューリング対象の手術で使用する機器を高精度に特定する機器特定方法及び機器特定プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】機器特定方法は、コンピュータが、過去の手術の術式名に出現する文字列が閾値数未満である特定の術式名を有するスケジューリング対象手術が入力されたと判断した場合、前記特定の術式名を説明する文中の単語を前記コンピュータ以外の装置から取得し、前記過去の手術の術式名と前記過去の手術で使用した機器とを対応付けた判定モデルに、取得した前記単語を入力することにより、前記スケジューリング対象手術で使用する機器を特定する、処理を実行する方法である。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータが、
過去の手術の術式名に出現する文字列が閾値数未満である特定の術式名を有するスケジューリング対象手術が入力されたと判断した場合、前記特定の術式名を説明する文中の単語を前記コンピュータ以外の装置から取得し、
前記過去の手術の術式名と前記過去の手術で使用した機器とを対応付けた判定モデルに、取得した前記単語を入力することにより、前記スケジューリング対象手術で使用する機器を特定する、
処理を実行する機器特定方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記判定モデルは、前記過去の手術の術式名をベクトルで表現した第1特徴量と前記過去の手術で使用した機器とを対応付けた対応データであり、
前記コンピュータが、
取得した前記単語をベクトルで表現した第2特徴量と前記第1特徴量との類似度が閾値類似度以上であると判断した場合に、前記スケジューリング対象手術で使用する機器を特定する、
処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の機器特定方法。
【請求項3】
前記判定モデルは、前記過去の手術の術式名から手術分野での慣用語を除去した第1術式名をベクトルで表現した第1特徴量と前記過去の手術で使用した機器とを対応付けた対応データであり、
前記コンピュータが、
入力された前記スケジューリング対象手術が前記慣用語を含む第2術式名を有すると判断した場合、前記第2術式名から前記慣用語を除去し、
前記慣用語を除去した前記第2術式名をベクトルで表現した第2特徴量と前記第1特徴量との類似度が閾値類似度以上であると判断した場合に、前記スケジューリング対象手術で使用する機器を特定する、
処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の機器特定方法。
【請求項4】
前記コンピュータが、
前記特定の術式名と、特定した前記機器の情報とを対応付けて端末装置に表示し、前記端末装置から前記機器の情報を修正する要求を検出した場合、修正後の前記機器の情報に基づいて、前記閾値類似度を変更する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の機器特定方法。
【請求項5】
前記コンピュータが、
前記要求を検出した場合、修正後の前記機器の情報と対応付けられた複数の術式名をそれぞれベクトルで表現した特徴量同士の類似度を算出し、算出した前記類似度の中の最小類似度に前記閾値類似度を変更する、
ことを特徴とする請求項4に記載の機器特定方法。
【請求項6】
コンピュータに、
過去の手術の術式名に出現する文字列が閾値数未満である特定の術式名を有するスケジューリング対象手術が入力されたと判断した場合、前記特定の術式名を説明する文中の単語を前記コンピュータ以外の装置から取得し、
前記過去の手術の術式名と前記過去の手術で使用した機器とを対応付けた判定モデルに、取得した前記単語を入力することにより、前記スケジューリング対象手術で使用する機器を特定する、
処理を実行させるための機器特定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件は、機器特定方法及び機器特定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道システムに関する分野において、異なる2つのデータの特徴ベクトルをそれぞれ算出し、算出した特徴ベクトルのコサイン類似度が所定の範囲内にあるデータを機械学習に関する教師データとして抽出する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-124617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、手術の分野において、手術の執刀医やその手術の術式、その手術で使用する機器を事前にスケジューリングする業務に、上述した特徴ベクトルや数理最適化の技術を適用して業務の自動化を図ることが検討されている。しかしながら、スケジューリング対象の手術で使用する予定の機器を高精度に特定することが難しい場合がある。
【0005】
例えば、タニケットと呼ばれる機器は、四肢切断術(下腿)、四肢関節離断術(足指)、デブリードマンといった術式で共通に使用される。四肢切断術(下腿)と四肢関節離断術(足指)といった術式の術式名は共通の文字列「四肢」を含むため、これらの術式名を特徴ベクトルで表現すれば、特徴ベクトル同士が類似する可能性が高い。したがって、これらの特徴ベクトルと使用機器とを事前に対応付けた対応データを判定モデルとして用意すれば、文字列「四肢」を含む他の術式についても同様に特徴ベクトルが類似することで、タニケットを使用機器として特定することができる。
【0006】
しかしながら、デブリードマンは文字列「四肢」を含まない術式名である。このため、デブリードマンの術式名が特徴ベクトルで表現されても、文字列「四肢」を含む術式の特徴ベクトルとは類似しない可能性が高い。すなわち、上述した判定モデルを用意しても、使用機器としてのタニケットをデブリードマンから高精度に特定することが難しい。
【0007】
そこで、1つの側面では、スケジューリング対象の手術で使用する機器を高精度に特定する機器特定方法及び機器特定プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施態様では、機器特定方法は、コンピュータが、過去の手術の術式名に出現する文字列が閾値数未満である特定の術式名を有するスケジューリング対象手術が入力されたと判断した場合、前記特定の術式名を説明する文中の単語を前記コンピュータ以外の装置から取得し、前記過去の手術の術式名と前記過去の手術で使用した機器とを対応付けた判定モデルに、取得した前記単語を入力することにより、前記スケジューリング対象手術で使用する機器を特定する、処理を実行する方法である。
【発明の効果】
【0009】
スケジューリング対象の手術で使用する機器を高精度に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
データ処理システムの一例である。
データ処理サーバのハードウェア構成の一例である。
データ処理サーバの機能構成の一例である。
過去データの一例である。
対応データの一例である。
対象データの一例である。
事前処理の一例を示すフローチャートである。
機器特定処理の一例を示すフローチャートである。
スケジュール対象手術に含まれる術式名の特徴量である。
使用機器が特定された対応データの一例である。
修正前後の確認画面の一例である。
実施形態の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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