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公開番号2024048200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154104
出願日2022-09-27
発明の名称情報処理システム
出願人株式会社レイヤード
代理人弁理士法人白坂
主分類G16H 10/60 20180101AFI20240401BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者に関する情報を取得して、患者に関する確認を行うことが可能な情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、患者端末、資格確認端末、支払基金サーバ及びWeb認証サーバを備える。Web認証サーバは、患者端末から送信された個人情報に基づいて患者本人であることの認証を行う認証部と、患者本人であることの認証が行われた場合、患者の過去処方情報の閲覧の許諾を患者端末から取得する第2取得部と、個人情報と許諾情報とを資格確認端末に送信するサイト通信部と、を備える。資格確認端末は、個人情報及び許諾情報を取得する第3取得部と、その個人情報を支払基金サーバに送信することに基づいて、支払基金サーバにおいて患者の医療サービスを受ける資格についての確認が取れた場合、支払基金サーバから患者の資格に関する資格情報を取得する第4取得部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者が使用する患者端末と、
Web認証サーバと通信が可能であり、患者が医療サービスを受ける医療機関に配される資格確認端末と、
前記資格確認端末と通信が可能であり、患者が医療機関で医療サービスを受ける際に支払う料金の一部を負担する支払基金機関に配される支払基金サーバと、
前記患者端末及び前記資格確認端末それぞれと通信が可能であり、本人認証を行う前記Web認証サーバと、を備え、
前記患者端末は、
患者が医療サービスを受ける際に医療機関に提示する個人情報カードを読み取って個人情報を取得する端末取得部と、
前記端末取得部によって取得した個人情報を前記Web認証サーバに送信する端末通信部と、を備え、
前記Web認証サーバは、
前記患者端末から送信された個人情報を取得する第1取得部と、
前記第1取得部によって取得された個人情報に基づいて、患者本人であることの認証を行う認証部と、
前記認証部において患者本人であることの認証が行われた場合、患者が過去に医療に関する処方がされた際の過去処方情報の閲覧の許諾を前記患者端末から取得する第2取得部と、
前記第1取得部によって取得した個人情報と、前記第2取得部によって取得した許諾に関する許諾情報とを前記資格確認端末に送信するサイト通信部と、を備え、
前記資格確認端末は、
個人情報及び許諾情報を取得する第3取得部と、
前記第3取得部で取得した個人情報を前記支払基金サーバに送信することに基づいて、前記支払基金サーバにおいて患者の医療サービスを受ける資格についての確認が取れた場合、前記支払基金サーバから患者の資格に関する資格情報を取得する第4取得部と、
前記第3取得部で取得した許諾情報と、前記第4取得部で取得した資格情報を記憶する記憶部と、を備える
情報処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記Web認証サーバの第2取得部は、患者によって選択された、過去処方情報に記録される全ての内容又は一部の内容の閲覧の許諾を前記患者端末から取得する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記資格確認端末は、前記記憶部に記憶された資格情報と、医療機関に配されるレセプトコンピュータで生成される情報と、医療機関に配される端末で生成される電子処方箋及び電子カルテの情報とを連携させる連携部を備える
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記支払基金サーバは、前記資格確認端末から取得した個人情報に基づいて、患者の医療サービスを受ける資格について確認を行う
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記Web認証サーバは、第1取得部によって保険証が記録される個人情報を取得した場合、保険証に基づく資格確認に必要な情報を収集する収集部を備え、
前記サイト通信部は、前記収集部が収集した情報を前記資格確認端末に送信する
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
個人情報カードとして、マイナンバーカード又は保険証を撮像する撮像部を備える
請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
医療機関に配され、電子処方箋を生成する生成端末と、
薬局に配される薬局端末と、を備え、
前記生成端末は、
医療機関で生成された電子処方箋を前記生成端末の外部にあるサーバに記憶する記憶制御部と、
前記記憶部に記憶される資格情報と、前記認証部による患者本人の認証結果とを取得する第5取得部と、
前記第5取得部で資格情報及び認証結果を取得した場合、当該資格情報及び認証結果に応じた患者本人の前記患者端末から当該患者が利用する薬局が選択された際の選択情報をさらに取得し、前記サーバに記憶した電子処方箋を閲覧可能にするアクセスコードを生成する生成部と、を備え、
前記薬局端末は、前記生成部によって生成されたアクセスコードに基づいて、電子処方箋を閲覧する閲覧部を備える
請求項1~6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記薬局端末は、電子処方箋について疑義が生じた場合に、前記サーバを介して医療機関に対して疑義照会を送信する疑義照会部を備える
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記薬局端末は、患者から得た内容について医療機関に対してトレーシングレポートとして報告する場合、前記サーバを介して医療機関に対してトレーシングレポートを送信するレポート送信制御部を備える
請求項7に記載の情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されるような医療情報を送受信する装置がある。医療情報送受信装置は、医療機関側端末が患者のICカードから医療保険被保険者証情報を取得して、保険者端末との間で医療情報の送受信を行う。また、医療機関側端末は、電子化された医科レセプトを保険者側端末に送信することで、患者に対する医療報酬を請求する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-308386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、医療機関側端末によって、患者のICカードを読み取ることが記載されている。すなわち、特許文献1に記載の医療機関側端末は、患者が医療機関を訪れた際にその患者のICカードを読み取ることが前提になる。
ところで近年は、オンライン診療について議論がされているが、そのオンライン診療の際にも患者の被保険者資格の確認が必要になる。保険者端末と通信して患者の被保険者資格の確認を行う医療機関側端末は、セキュリティ上、患者が使用する端末とは通信することができず、特許文献1に記載された医療情報送受信装置ではオンライン診療に対応できない恐れがある。すなわち、医療機関側端末は、患者が使用する端末と直接的に通信をすることができず、現在のシステムではオンライン診療で患者から医療保険被保険者証情報を取得することができない。
【0005】
本開示は、患者に関する情報を取得して、患者に関する確認を行うことが可能な情報処理システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理システムは、患者が使用する患者端末と、Web認証サーバと通信が可能であり、患者が医療サービスを受ける医療機関に配される資格確認端末と、資格確認端末と通信が可能であり、患者が医療機関で医療サービスを受ける際に支払う料金の一部を負担する支払基金機関に配される支払基金サーバと、患者端末及び資格確認端末それぞれと通信が可能であり、本人認証を行うWeb認証サーバと、を備える。患者端末は、患者が医療サービスを受ける際に医療機関に提示する個人情報カードを読み取って個人情報を取得する端末取得部と、端末取得部によって取得した個人情報をWeb認証サーバに送信する端末通信部と、を備える。Web認証サーバは、患者端末から送信された個人情報を取得する第1取得部と、第1取得部によって取得された個人情報に基づいて、患者本人であることの認証を行う認証部と、認証部において患者本人であることの認証が行われた場合、患者が過去に医療に関する処方がされた際の過去処方情報の閲覧の許諾を患者端末から取得する第2取得部と、第1取得部によって取得した個人情報と、第2取得部によって取得した許諾に関する許諾情報とを資格確認端末に送信するサイト通信部と、を備える。資格確認端末は、個人情報及び許諾情報を取得する第3取得部と、第3取得部で取得した個人情報を支払基金サーバに送信することに基づいて、支払基金サーバにおいて患者の医療サービスを受ける資格についての確認が取れた場合、支払基金サーバから患者の資格に関する資格情報を取得する第4取得部と、第3取得部で取得した許諾情報と、第4取得部で取得した資格情報を記憶する記憶部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
一態様によれば、患者に関する情報を取得して、患者に関する確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る情報処理システムについて説明するための図である。
一実施形態に係る患者端末について説明するためのブロック図である。
一実施形態に係るWeb認証サーバについて説明するためのブロック図である。
一実施形態に係る資格確認端末について説明するためのブロック図である。
一実施形態に係る生成端末について説明するための図である。
一実施形態に係る薬局端末について説明するための図である。
一実施形態に係る第1の情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
一実施形態に係る第2の情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について説明する。
【0010】
[情報処理システム1の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1について説明するための図である。
(【0011】以降は省略されています)

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