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公開番号2024040095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022158925
出願日2022-09-12
発明の名称情報処理装置、投与履歴提示方法およびプログラム
出願人エニシア株式会社
代理人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20240315BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】患者に処方した薬剤の有効成分の投与量の履歴と患者に発生した事象との関係を的確に提示できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、処方された薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分の投与量の推移に基づいてテキスト情報を診療記録情報から抽出する対象となるテキスト情報抽出対象日を特定するテキスト情報抽出対象日特定部116と、テキスト情報抽出対象日に対応する診療記録情報からテキスト情報を抽出するテキスト情報抽出部117と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
処方された薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移に基づいて、処方された前記薬剤に関連するテキスト情報を診療記録情報から抽出する対象となるテキスト情報抽出対象日を特定するテキスト情報抽出対象日特定部と、
前記テキスト情報抽出対象日に対応する前記診療記録情報から、処方された前記薬剤に関連するテキスト情報を抽出するテキスト情報抽出部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
診療記録記載日毎に、前記少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量を算出する投与量算出部を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記投与量算出部は、前記診療記録記載日毎に、前記薬剤の処方内容を示す処方情報に基づいて、処方された前記薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量を算出する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
算出された前記少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移を表す投与履歴通知画像を形成し、抽出された前記テキスト情報に基づいて前記薬剤に関連するメッセージを表すメッセージ画像を形成して前記投与履歴通知画像に合成する画像形成部を更に備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
少なくとも薬剤の処方内容を示す処方情報を含む診療記録情報を、前記診療記録情報に対応する診療記録記載日を示す診療記録記載日情報に対応づけて記憶する診療記録記憶部と、
前記診療記録記載日毎に、前記診療記録情報から前記少なくとも1つの薬剤それぞれに含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量を算出するために必要な処方情報を抽出する処方情報抽出部と、
前記投与履歴通知画像を表示部に表示させる表示制御部と、を更に備える、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記診療記録情報は、複数の前記処方情報と、複数の前記処方情報それぞれの区切り位置を示す区切り位置情報と、を含み、
前記処方情報抽出部は、前記診療記録情報の中から、前記区切り位置情報に基づいて複数の処方情報を特定し、特定した複数の前記処方情報それぞれについて予め設定された薬剤の名称を示す薬剤名称情報が含まれるか否かを判別していき、前記薬剤名称情報が含まれると判別できた処方情報を抽出する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記テキスト情報抽出対象日特定部は、直前の前記診療記録記載日に対する、前記少なくとも1つの有効成分のいずれかの投与量の変化量が予め設定された変化量閾値以上である前記診療記録記載日を、前記テキスト情報抽出対象日として特定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記テキスト情報抽出部は、特定された前記テキスト情報抽出対象日に対応する前記診療記録情報の中から、直前の診療記録記載日に対する投与量の変化量が前記変化量閾値以上である有効成分を含有する薬剤の薬剤略称または有効成分の有効成分略称を含むテキスト情報を抽出する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記薬剤名称情報と、前記薬剤の薬剤略称を示す薬剤略称情報と、前記薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの有効成分名称を示す有効成分名称情報と、前記少なくとも1つの有効成分それぞれの有効成分略称を示す有効成分略称情報と、前記薬剤の単位量当たりの有効成分の含有量を示す有効成分含有量情報と、を互いに対応づけて記憶する薬剤情報記憶部を更に備える、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記薬剤情報記憶部は、更に、前記少なくとも1つの有効成分が対象とする対象病名を示す対象病名情報を、前記少なくとも1つの有効成分それぞれの前記有効成分名称情報に対応づけて記憶し、
前記画像形成部は、更に、算出された前記少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移を表す領域を、前記対象病名情報に基づいて、前記対象病名が共通する有効成分毎に纏まった位置に配置した投与履歴通知画像を形成する、
請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、投与履歴提示方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
指定された期間内の各処方について有効成分含量で示す1日当たりの投与量を求める手段と、指定された期間内の各処方について処方開始日と終了日を求める手段と、指定された期間内の各処方を有効成分名称が同じ処方と異なる処方に分類して、有効成分名称が異なる処方は相互に異なる表示態様で表示する手段とを有する診療支援装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この診療支援装置では、医師等の操作者が、薬剤名、傷病名とその発症日、表示期間を、入力装置を介して指定すると、有効成分別・薬剤名別の投与期間等が表示装置に表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-118458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、薬剤の1日当たりの投与量が変化した場合、電子カルテ情報に記録されている投与量が変化した時点で患者に発生した事象の記録を的確に把握し薬剤の投与と患者に発生した事情との因果関係を把握することが要請される場合がある。しかしながら、特許文献1に記載された診療支援装置は、操作者が把握している患者に処方した薬剤または薬剤の有効成分についての投与量の履歴を表示するのみであり、それらの投与量が変化した時点で患者に発生した事象を表示することができない。このため、操作者は、薬剤またはその有効成分の投与量の変化と患者に発生した事象との因果関係を的確に把握することができない虞がある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、患者に処方した薬剤の有効成分の投与量の履歴と患者に発生した事象との関係を的確に提示できる情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、
処方された薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移に基づいて、処方された前記薬剤に関連するテキスト情報を診療記録情報から抽出する対象となるテキスト情報抽出対象日を特定するテキスト情報抽出対象日特定部と、
前記テキスト情報抽出対象日に対応する前記診療記録情報から、処方された前記薬剤に関連するテキスト情報を抽出するテキスト情報抽出部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、テキスト情報抽出部が、処方された薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移に基づいて特定されたテキスト情報抽出対象日に対応する前記診療記録情報から、処方された薬剤に関連するテキスト情報を抽出する。これにより、患者に処方した薬剤の有効成分の投与量の履歴と患者に発生した事象との関係を的確に提示できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態に係る情報処理装置の機能構成を示す図である。
実施の形態に係る診療記録記憶部が記憶する情報の内容の一例を示す図である。
実施の形態に係る薬剤情報記憶部が記憶する情報の内容の一例を示す図である。
実施の形態に係る投与量履歴記憶部が記憶する情報の内容の一例を示す図である。
実施の形態に係るテキスト情報抽出部の動作説明図である。
実施の形態に係る投与履歴提示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施の形態に係る情報処理装置の表示部に表示される投与履歴通知画像の一例を示す図である。
変形例に係る薬剤情報記憶部が記憶する情報の内容の一例を示す図である。
変形例に係る情報処理装置の表示部に表示される投与履歴通知画像の一例を示す図である。
変形例に係る検査結果記憶部が記憶する情報の内容の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態に係る情報処理装置について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る情報処理装置は、少なくとも薬剤の処方内容を示す処方情報を含む診療記録情報を、診療記録情報に対応する診療記録記載日を示す診療記録記載日情報に対応づけて記憶する診療記録記憶部と、診療記録記載日毎に、診療記録情報から処方情報を抽出する処方情報抽出部と、診療記録記載日毎に、処方情報に基づいて処方された薬剤に含まれる少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量を算出する投与量算出部と、少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移に基づいて、処方された薬剤に関連するテキスト情報を診療記録情報から抽出する対象となるテキスト情報抽出対象日を特定するテキスト情報抽出対象日特定部と、テキスト情報抽出対象日に対応する診療記録情報から、処方された薬剤に関連するテキスト情報を抽出するテキスト情報抽出部と、算出された少なくとも1つの有効成分それぞれの投与量の推移を表す投与履歴通知画像を形成し、抽出されたテキスト情報に基づいて薬剤に関連するメッセージを表すメッセージ画像を形成して投与履歴通知画像に合成する画像形成部と、投与履歴通知画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【0010】
本実施の形態に係る情報処理装置は、医師が電子カルテ情報に含まれる診療記録情報から診療情報提供書を作成する際に活用でき、複数の電子カルテ情報に亘る薬剤の投与履歴または患者の症状に関する患者の治療経過を効率的に把握することができる。また、本実施の形態に係る情報処理装置は、例えば、主治医意見書のような他の医療文書作成にも活用することができる。更に、本実施の形態に係る情報処理装置は、薬の副作用、有害事象等のスクリーニングに活用したり、通常の診療の際の患者の概況把握にも活用したりすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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