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公開番号2024055366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162217
出願日2022-10-07
発明の名称リハビリ支援装置
出願人タカラベルモント株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類G16H 20/30 20180101AFI20240411BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】リハビリ対象者のモチベーションの維持を図りつつ、リハビリを支援するリハビリ支援装置を提供する。
【解決手段】リハビリ支援装置100は、リハビリ対象者が行うリハビリを支援する。リハビリ支援装置100は、リハビリ対象者が安全に向上を図れる身体能力を数値化したチャレンジ可能ラインを取得するチャレンジ可能ライン取得部53と、リハビリの効果によってリハビリ対象者が実現を望む生活行動に必要な身体能力を数値化したスコアであって、チャレンジ可能ラインと比較可能な希望目標ラインを取得する希望目標ライン取得部54と、希望目標ラインがチャレンジ可能ラインよりも高いか否かを判定する判定部55と、判定部55による判定結果を示す判定結果情報を出力する出力部2とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リハビリ対象者が行うリハビリを支援するリハビリ支援装置であって、
前記リハビリ対象者が安全に向上を図れる身体能力を数値化したチャレンジ可能ラインを取得するチャレンジ可能ライン取得部と、
前記リハビリの効果によって前記リハビリ対象者が実現を望む生活行動に必要な身体能力を数値化したスコアであって、前記チャレンジ可能ラインと比較可能な希望目標ラインを取得する希望目標ライン取得部と、
前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ラインよりも高いか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果を示す判定結果情報を出力する出力部と、を備える、リハビリ支援装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記出力部は、前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ラインよりも高いと前記判定部によって判定された場合、前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ライン以下となる提案情報を出力する、請求項1に記載のリハビリ支援装置。
【請求項3】
前記希望目標ラインは、前記リハビリ対象者の身体能力を数値化した身体能力スコアと、前記リハビリの効果によって前記リハビリ対象者が実現を望む生活行動を数値化した実現したいことスコアとに基づいて取得される、請求項1又は2に記載のリハビリ支援装置。
【請求項4】
前記チャレンジ可能ラインは、前記リハビリ対象者の身体能力を数値化した身体能力スコアと前記リハビリ対象者が前記リハビリを実行する周辺環境を数値化した環境スコアとに基づいて取得され、
前記出力部は、前記提案情報として前記環境スコアを向上させる情報を出力する、請求項2に記載のリハビリ支援装置。
【請求項5】
前記身体能力スコアは、疾患がない状態を数値化した基礎スコアと、前記リハビリ対象者が実行可能な動作を数値化した動作スコアとに基づいて取得される、請求項4に記載のリハビリ支援装置。
【請求項6】
前記動作スコアは、前記リハビリ対象者の疾患と、前記リハビリの実行前における前記リハビリ対象者の実行可能な動作とに基づいて取得される、請求項5に記載のリハビリ支援装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ライン以下であると前記判定部によって判定された場合、前記リハビリ対象者が実行するリハビリ計画を示すリハビリ計画情報を出力する、請求項1又は2に記載のリハビリ支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リハビリ支援装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高齢化人口、若年層の健康リスクの要因の増加に伴って、リハビリテーション(以下、リハビリという)のニーズが高まっている。リハビリでは、リハビリの利用者の疾患、目標等の状況を把握し、利用者の状況に応じたリハビリ計画書が作成される。しかしながら、利用者の状況の把握は容易でなく、リハビリ計画の作成は容易ではない。このため、リハビリ計画の作成を支援する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示のリハビリ支援装置(特許文献1では、リハビリ計画作成支援装置)は、利用者に応じたリハビリ計画書の作成を支援する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-22401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のリハビリ支援装置では、利用者のアンケート結果を示す興味関心情報及び利用者の居宅訪問情報(ADL(日常生活動作)、IADL(手段的日常生活動作)、起居動作の項目のそれぞれのレベル、課題の有無を示す情報)に基づいて、筋力アップといった目標例の絞り込みが行われ、目標例に応じたリハビリプログラムが抽出される。一般的に目標例に応じたリハビリプログラムは、身体能力の向上を目的としており、リハビリの利用者(以下、「リハビリ対象者」という)にとって身体能力向上以外の選択肢がなく、リハビリ対象者のモチベーションを維持させ難いという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、リハビリ対象者のモチベーションの維持を図りつつ、リハビリを支援することができるリハビリ支援装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るリハビリ支援装置の特徴構成は、リハビリ対象者が行うリハビリを支援するリハビリ支援装置であって、前記リハビリ対象者が安全に向上を図れる身体能力を数値化したチャレンジ可能ライン(実行可能な前記リハビリの内容の限界を数値化した)を取得するチャレンジ可能ライン取得部と、前記リハビリの効果によって前記リハビリ対象者が実現を望む生活行動に必要な身体能力を数値化したスコアであって、前記チャレンジ可能ラインと比較可能な希望目標ラインを取得する希望目標ライン取得部と、前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ラインよりも高いか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果を示す判定結果情報を出力する出力部とを備える点にある。
【0007】
この特徴構成によると、希望目標ラインとチャレンジ可能ラインとが比較された結果が出力される。このため、リハビリ対象者及びリハビリを担当するリハビリ担当者が判定結果情報から希望目標ラインとチャレンジ可能ラインとのギャップを把握することができる。この結果に基づいて、リハビリ対象者は、納得するような内容でリハビリを行うことができる。したがって、リハビリ対象者のモチベーションの維持を図りつつ、リハビリを支援することができる。
【0008】
他の構成として、前記出力部は、前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ラインよりも高いと前記判定部によって判定された場合、前記希望目標ラインが前記チャレンジ可能ライン以下となる提案情報を出力してもよい。
【0009】
この特徴構成によると、希望目標ラインがチャレンジ可能ライン以下となる提案情報(例えばチャレンジ可能ラインを向上させる情報又は希望目標ラインを低下させる情報)が出力される。このため、身体能力向上以外の選択肢(例えばリハビリ環境を変更することによりチャレンジ可能ラインを向上させる選択肢、又は、リハビリ対象者が実現を望む生活行動を変更することにより希望目標ラインを低下させる選択肢)が生じ、リハビリ対象者は、自身の意思で提案情報の提案を選ぶことができるので、リハビリ対象者のモチベーションの維持を図りつつ、リハビリを支援することができる。
【0010】
他の構成として、前記希望目標ラインは、前記リハビリ対象者の身体能力を数値化した身体能力スコアと、前記リハビリの効果によって前記リハビリ対象者が実現を望む生活行動を数値化した実現したいことスコアとに基づいて取得されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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