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公開番号2025011716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113990
出願日2023-07-11
発明の名称医療情報処理装置
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G16H 10/40 20180101AFI20250117BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】相互に関連し合う複数の検体検査結果を、分かりやすく表示できるようにする。
【解決手段】実施形態に係る医療情報処理装置は、患者に対する処置により相互に関連し合う、複数の検体検査結果を取得する、検査結果取得部と、前記検体検査取得部が取得した前記複数の検体検査結果に基づいて、前記複数の検体検査結果の相互関係を表す相互関係情報を生成する、相互関係情報生成部と、前記相互関係情報生成部が生成した相互関係情報をディスプレイに表示させる相互情報表示部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
患者に対する処置により相互に関連し合う、複数の検体検査結果を取得する、検査結果取得部と、
前記検査結果取得部が取得した前記複数の検体検査結果に基づいて、前記複数の検体検査結果の相互関係を表す相互関係情報を生成する、相互関係情報生成部と、
前記相互関係情報生成部が生成した相互関係情報をディスプレイに表示させる相互情報表示部と、
を備える医療情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の検体検査結果を時系列に表した時系列情報を前記ディスプレイに表示させる時系列情報表示部を、さらに備える請求項1に記載の医療情報処理装置。
【請求項3】
前記時系列情報表示部は、前記複数の検体検査結果をリアルタイムに更新して、前記時系列情報として前記ディスプレイに表示させる、請求項2に記載の医療情報処理装置。
【請求項4】
前記相互関係情報生成部は、前記複数の検体検査結果をそれぞれに対応する軸にプロットし、隣接するプロットを線で結んだレーダーチャートして、前記相互関係情報を生成する、請求項2に記載の医療情報処理装置。
【請求項5】
前記相互関係情報生成部は、前記複数の検体検査結果の上限値及び下限値の少なくとも一方を表す限度値情報が、前記レーダーチャートに表示されるように、前記相互関係情報を生成する、請求項4に記載の医療情報処理装置。
【請求項6】
前記相互関係情報生成部は、前記検体検査結果が下限値を超えた場合、その検体検査結果を、前記レーダーチャートの対応する軸の下限値にプロットして、前記相互関係情報を生成する、請求項5に記載の医療情報処理装置。
【請求項7】
前記相互関係情報生成部は、前記検体検査結果が下限値を超えた場合、その検体検査結果を、前記レーダーチャートの対応する軸における検体検査結果に対応する位置にプロットして、前記相互関係情報を生成する、請求項5に記載の医療情報処理装置。
【請求項8】
前記相互関係情報生成部は、前記複数の検体検査結果の前記限度値情報を数値として、前記レーダーチャートとは別個に表示されるように、前記相互関係情報を生成する、請求項5に記載の医療情報処理装置。
【請求項9】
前記複数の検体検査結果のいずれかが、それぞれの上限値を超えた場合又はそれぞれ下限値を下回った場合に、警告を発する警告部を、さらに備える請求項4乃至請求項8のいずれかに記載の医療情報処理装置。
【請求項10】
前記警告部は、前記レーダーチャートの内部を塗りつぶす色を、前記複数の検体検査結果が上限値及び下限値の範囲内にある場合と、前記複数の検体検査結果の少なくとも1つが上限値を超えた場合又は下限値を下回った場合とで異ならせる、請求項9に記載の医療情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、医療情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
医療が進歩するのに伴い、患者の状態に応じて、患者に対して輸液や薬剤の投与などの様々な処置が施されるようになってきている。このような場合、患者に対する処置が、複数の検体検査結果に複雑に絡み合って影響することがある。つまり、患者に対する処置が、相互に関連し合うことがある。この場合、時間の経過に伴う相互効果と影響が、医師や看護師等の医療従事者に分かりにくいという問題がある。
【0003】
例えば、敗血症の患者に対する処置は、CVP(Central Venous Pressure)、MAP(Mean Arterial Pressure)、尿量、及び、ScvO2(Central Venous Oxygen Saturation)が正常値の範囲内に収まるように、輸液をしたり、昇圧薬や強心薬を投与したりする。そして、適切なタイミングで、患者に対して、これらの医療上の処置を行うことにより、CVP、MAP、尿量、及び、ScvO2が正常値の範囲内に収まるように治療を行うことが重要とされている。しかし、このような相互に関連し合う複数の検体検査結果に関する医療情報処理装置の表示が、医療従事者にとって分かりにくいという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-126580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、相互に関連し合う複数の検体検査結果を、分かりやすく表示できるようにすることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記の課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る医療情報処理装置は、患者に対する処置により相互に関連し合う、複数の検体検査結果を取得する、検査結果取得部と、前記検体検査取得部が取得した前記複数の検体検査結果に基づいて、前記複数の検体検査結果の相互関係を表す相互関係情報を生成する、相互関係情報生成部と、前記相互関係情報生成部が生成した相互関係情報をディスプレイに表示させる相互情報表示部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る医療情報処理システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す医療情報処理システムが備える医療情報処理装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す医療情報処理装置で実行される医療情報表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。
第1実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
第1実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の別の例を示す図である。
第1実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面のさらに別の例を示す図である。
第2実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
第2実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の別の例を示す図である。
第3実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
第4実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
第5実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
第6実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
第7実施形態に係る医療情報処理装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
第7実施形態に係る医療情報処理装置で実行される医療教育処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。
第7実施形態に係る医療情報処理装置のディスプレイに表示される医療情報画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、医療情報処理装置及びこの医療情報処理装置を備える医療情報処理システムの実施形態について説明する。なお、以下の説明において実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行うこととする。
【0009】
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る医療情報処理システム1の全体構成を説明するブロック図である。この図1に示すように、本実施形態に係る医療情報処理システム1は、検体検査装置2と、医療情報処理装置3とを備えて構成されている。これら検体検査装置2と医療情報処理装置3との間は、例えば通信ネットワークや1対1の接続ケーブルなどにより、情報交換可能に接続されている。
【0010】
検体検査装置2は、患者である被検体の検査を行う装置である。この検体検査装置2は、1台の検査装置により構成されていてもよいし、複数台の検査装置により構成されていてもよい。本実施形態においては、例えば、細菌やウイルスに感染した患者が、敗血症と診断された状況を想定する。このため、例えば、この検体検査装置2は、CVP(Central Venous Pressure)、MAP(Mean Arterial Pressure)、尿量、及び、ScvO2(Central Venous Oxygen Saturation)を、リアルタイムで検査して測定することができる。但し、この検体検査装置2で検査される検査項目は、これらに限定されるものではなく、患者の容体等に応じて、任意である。
(【0011】以降は省略されています)

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