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公開番号
2024127306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036369
出願日
2023-03-09
発明の名称
お薬パック供給装置
出願人
三島光産株式会社
,
株式会社Windy
代理人
個人
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20240912BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】施設側職員が食事が終わった各入居者のための各お薬パックを多数のお薬パックの中から取り出してそれを当該各入居者に渡すことを、短時間内に且つ容易に実現することができるお薬パック供給装置を提供する。
【解決手段】お薬パック供給機10は、介護施設において各入居者の各服用回毎の薬剤を纏めて包装して成り各入居者の識別データが表示された各お薬パックを、複数の入居者のために各服用回の前に纏めて順次収納しておくお薬パックカセット11と、お薬パックカセット11内の各お薬パックの位置を各入居者の識別データと紐付けて服薬管理データベース記録する入居者服薬管理部と、入力された各入居者の識別データに基づき当該入居者の識別データに対応する位置に在るお薬パックを取り出すか又は少なくともその一部を排出させるお薬パック取出口13と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
高齢者等の利用者が入居する介護施設において各入居者の各服用回毎の薬剤をひとまとまりに纏めて包装して成るお薬パックであって、その一部に少なくとも対応する各入居者を識別する識別データが表示されているお薬パックを、複数の入居者のために、各服用回の前に、当該複数の入居者用の各お薬パックとして複数個を纏めて順次収納しておくお薬パック収納部と、
前記お薬パック収納部内における各お薬パックの位置を、対応する各入居者の識別データと紐付けて記録しておくお薬パック位置等記録部と、
各入居者の識別データが入力されたとき、前記お薬パック位置等記録部からの情報に基づき前記入力された入居者の識別データに対応する位置に在るお薬パックを取り出すか又は少なくともその一部を排出させるお薬パック取出部と、
を備えたことを特徴とするお薬パック供給装置。
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【請求項2】
高齢者等の利用者が入居する介護施設において、各入居者である患者に対しそれぞれ調剤薬局から交付された「一人の患者が数日以上継続して服用する一つ又は複数の薬剤を各服用回別に分包化して各お薬パックとし当該複数のお薬パックを複数の服用回に渡って一覧できるように縦及び横方向に並べて配置して成るお薬カレンダー」から或る服用回における服薬のために分離されたお薬パックであって、その一部に少なくとも対応する各入居者を識別する識別データが表示されているお薬パックを、複数の入居者のために、各服用回の前に、当該複数の入居者用の各お薬パックとして複数個を纏めて順次収納しておくお薬パック収納部と、
前記お薬パック収納部内における各お薬パックの位置を、対応する各入居者の識別データと紐付けて記録しておくお薬パック位置等記録部と、
各入居者の識別データが入力されたとき、前記お薬パック位置等記録部からの情報に基づき前記入力された入居者の識別データに対応する位置に在るお薬パックを取り出すか又は少なくともその一部を排出させるお薬パック取出部と、
を備えたことを特徴とするお薬パック供給装置。
【請求項3】
或るお薬パックが前記お薬パック収納部内に収納されるとき、当該お薬パックの一部に表示された入居者識別データを読み取るお薬パック識別データ読み取り部をさらに備えており、
前記お薬パック位置等記録部は、前記お薬パック識別データ読み取り部がお薬パック側の識別データを読み取った後に当該お薬パックが前記お薬パック収納部内に配置されたとき、前記配置されたお薬パック収納部内の位置を前記読み取られたお薬パック側の識別データと紐付けて記録するものである、請求項1又は2に記載のお薬パック供給装置。
【請求項4】
各入居者側から各入居者識別データを読み取る入居者識別データ読み取り部をさらに備え、
前記お薬パック収納部は複数のお薬パックを上下方向に沿って順次配置し収納するものであり、
前記お薬パック位置等記録部は前記お薬パック収納部内において上下方向に沿って配置された各お薬パックの高さ位置を取得して各入居者識別データと紐付けて記録するものであり、
前記お薬パック取出部は、前記上下方向に沿って配置された各お薬パックのいずれかを前記お薬パック収納部内から押し出すために使用される押出板と、前記入居者識別データ読み取り部により或る入居者の識別データが読み取られたとき、当該読み取られた入居者の識別データに対応するお薬パックの前記お薬パック収納部内での高さ位置と前記押出板の高さ位置とが一致するように前記押出板か前記お薬パック収納部かのいずれかを上下動させる昇降部と、前記押出板を該当するお薬パックの方向に移動させることにより、当該入居者の識別データに対応するお薬パックを前記お薬パック収納部内から排出させる押出板移動部とを備えている、請求項1又は2に記載のお薬パック供給装置。
【請求項5】
前記お薬パックはその表面側が密閉用シートで覆われたものであり、
前記お薬パック取出部は前記お薬パック収納部内から該当するお薬パックを排出させるものであり、
前記お薬パック取出部により前記お薬パック収納部内から排出されたお薬パックに対し、その表面側の密閉用シートの一部に切れ目を入れてお薬パックの開封を容易にさせる切れ目形成部をさらに備えたものである、請求項1又は2に記載のお薬パック供給装置。
【請求項6】
各服用回の所定の時間帯において、各入居者毎にそれぞれ対応するお薬パックが前記お薬パック収納部から取り出されたことを示す写真や動画を含む情報若しくはこのように取り出されたお薬パック中の薬剤が各入居者に服用されたことを示す写真や動画を含む情報又はこれらの情報から得られる各入居者が当該服用時間帯に服薬したか否かを一覧で示す情報若しくは未だ服薬していない入居者が存在することを職員に警告若しくは報知するための写真や動画を含む情報である服薬関連情報を、職員側の端末に送信する服薬関連等データ送信部をさらに備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載のお薬パック供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高齢者の介護等のための施設において職員が施設内の各入居者の服薬を管理等するための装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、調剤薬局が薬剤の一包化に際して「一人の患者が数日以上継続して服用する一つ又は複数の薬剤を各服用回別に分包化して各お薬パックとし、当該複数のお薬パックを複数の服用回に渡って一覧できるように縦及び横方向に並べて配置して成るお薬カレンダー」を各患者に交付することが行われている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
そして、従来の高齢者介護等のための施設では、図5に示すように、各入居者毎に交付された多数のお薬カレンダー1を施設側が管理し、施設職員は、各食事の後に予定する多数の入居者の服薬のため、各入居者毎のお薬パック1aを、入居者の全員分のお薬カレンダー1からそれぞれ切り離して箱2などに入れておき(図5(a)参照)、施設内の食堂等に集まってなされる各食事が終わった後は、食堂の出口等で、食事を終えた各入居者に対し職員が箱2の中から当該入居者用のお薬パック1aを探し取り出して手渡し(図5(b)参照)、各入居者はそれをその場で(又は自分の部屋に帰ってから)服薬する(図5(c)参照)ことが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7170158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の高齢者介護施設における各入居者の服薬管理方法においては、施設職員が、多数の入居者の当該服用回(各食事の後)に対応する多数のお薬パックを入れた箱の中から、食事が終わった各入居者用のお薬パックだけを探して取り出す作業は、多数の入居者の食事が終わる時間が各入居者毎にバラバラであり前記箱2から該当するお薬パック1aを探して渡すのに多くの時間が掛かってしまうことなどから、極めて煩雑なものであった。
【0006】
本発明はこのような従来技術の課題に着目してなされたものであって、施設側が、施設内で予め用意された複数の入居者のための或る服用回に対応する複数のお薬パックの中から、食事が終わった各入居者(又は当該の時間帯に服薬すべき各入居者)のための各お薬パックを取り出してそれを当該入居者に渡すことを短時間内に且つ容易に実現することができるお薬パック供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上のような課題を解決するための本発明によるお薬パック供給装置は、高齢者等が入居する介護施設において各入居者の各服用回毎の薬剤をひとまとまりに纏めて包装して成るお薬パック、例えば、各入居者である患者に対しそれぞれ調剤薬局から交付された「一人の患者が数日以上継続して服用する一つ又は複数の薬剤を各服用回別に分包化して各お薬パックとし当該複数のお薬パックを複数の服用回に渡って一覧できるように縦及び横方向に並べて配置して成るお薬カレンダー」から或る服用回における服薬のために分離されたお薬パックであって、その一部に少なくとも対応する各入居者を識別する識別データが表示されているお薬パックを、複数の入居者のために、各服用回の前に、当該複数の入居者用の各お薬パックとして複数個を纏めて順次収納しておくためのお薬パック収納部と、前記お薬パック収納部内における各お薬パックの位置を、それぞれの各入居者の識別データと紐付けて記録しておくお薬パック位置等記録部と、(介護等施設での食事の後などの服用の時間帯に)各入居者の識別データが入力されたとき、前記お薬パック位置等記録部からの情報に基づき前記入力された入居者の識別データに対応する位置に在るお薬パックを取り出すか又は少なくともその一部を排出させる(施設職員らが手に取れる側に出す)お薬パック取出部とを備えたものである。
【0008】
また本発明におけるお薬パック供給装置においては、或るお薬パックが前記お薬パック収納部内に収納されるとき、当該お薬パックの一部に表示された入居者識別データを読み取るお薬パック識別データ読み取り部をさらに備えており、前記お薬パック位置等記録部は、前記お薬パック識別データ読み取り部がお薬パック側の識別データを読み取った後に当該お薬パックが前記お薬パック収納部内に配置されたとき、前記配置されたお薬パック収納部内の位置を前記読み取られたお薬パック側の識別データと紐付けて記録するものであってもよい。
【0009】
また本発明によるお薬パック供給装置においては、各入居者側から各入居者識別データを読み取る入居者識別データ読み取り部をさらに備え、前記お薬パック収納部は複数のお薬パックを上下方向に沿って順次配置し収納するものであり、前記お薬パック位置等記録部は前記お薬パック収納部内において上下方向に沿って配置された各お薬パックの高さ位置を取得して各入居者識別データと紐付けて記録するものであり、前記お薬パック取出部は、前記上下方向に沿って配置された各お薬パックのいずれかを前記お薬パック収納部内から押し出すために使用される押出板と、前記入居者識別データ読み取り部により或る入居者の識別データが読み取られたとき、当該入居者識別データに対応するお薬パックの前記お薬パック収納部内での高さ位置と前記押出板の高さ位置とが一致するように前記押出板か前記お薬パック収納部かのいずれかを上下動させる昇降部と、前記押出板を該当するお薬パックの方向に移動させることにより、当該入居者識別データに対応するお薬パックを前記お薬パック収納部内から排出させる押出板移動部とを備えるものであってもよい。
【0010】
また本発明によるお薬パック供給装置においては、前記お薬パックはその表面側が密閉用シートで覆われたものであり、前記お薬パック取出部は前記お薬パック収納部内から該当するお薬パックを排出させるものであり、前記お薬パック取出部により前記お薬パック収納部内から排出されたお薬パックに対し、その表面側(開口部側)の密閉用シートの一部に切れ目を入れてお薬パックの開封を容易にさせる切れ目形成部をさらに備えたものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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