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公開番号2025004916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104812
出願日2023-06-27
発明の名称情報入力支援システム
出願人東亜システム株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類G16H 10/60 20180101AFI20250108BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】インターネット環境に有線でも無線でも接続されていないサービスシステムに対して、インターネット環境を利用して得た情報を当該サービスシステムに手間なく容易に、かつ安全に入力することができる、情報入力支援システムを提供する。
【解決手段】インターネット環境に有線と無線の少なくとも一方で接続されたコード変換システム10と、インターネット環境及びコード変換システムに有線でも無線でも接続されておらず、かつ、サービスシステム3に有線と無線の少なくとも一方で接続されたコード読取システム20とを有し、コード変換システムは、入力受付手段と、入力情報をインターネット環境に送信して変換情報を取得する第1変換手段と、変換情報に基づいた2次元コードを取得する第2変換手段と、コード出力手段とを有し、コード読取システムは、2次元コード読取手段と、読み取った情報をサービスシステムに出力する読取情報出力手段とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インターネット環境に有線でも無線でも接続されていないサービスシステムへの利用者からの情報の入力を支援する、情報入力支援システムであって、
前記情報入力支援システムは、
前記インターネット環境に有線と無線の少なくとも一方で接続されたコード変換システムと、
前記インターネット環境及び前記コード変換システムに有線でも無線でも接続されておらず、かつ、前記サービスシステムに有線と無線の少なくとも一方で接続されたコード読取システムと、
を有しており、
前記コード変換システムは、
利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、
前記入力受付手段に入力された入力情報を前記インターネット環境に送信して前記インターネット環境から前記入力情報に基づいて変換された変換情報を取得する第1変換手段と、
取得した前記変換情報を2次元コードに変換する、あるいは、取得した前記変換情報を前記インターネット環境に送信して前記インターネット環境から前記変換情報に基づいて変換された2次元コードを取得する、第2変換手段と、
前記2次元コードを出力するコード出力手段と、
を有し、
前記コード読取システムは、
前記コード変換システムから出力された前記2次元コードを読み取る2次元コード読取手段と、
前記2次元コードから読み取った情報を前記サービスシステムに出力する読取情報出力手段と、
を有する、
情報入力支援システム。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報入力支援システムであって、
利用者から入力される前記入力情報は、音声情報であり、
前記インターネット環境から取得する前記変換情報は、前記音声情報から生成されたテキスト情報である、
情報入力支援システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報入力支援システムであって、
利用者から入力される前記入力情報は、第1言語の音声情報または第1言語のテキスト情報であり、
前記インターネット環境から取得する前記変換情報は、前記音声情報または前記テキスト情報を前記第1言語とは異なる第2言語に翻訳したテキスト情報である、
情報入力支援システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の情報入力支援システムであって、
前記サービスシステムは、病院に設けられた医療情報システムである、
情報入力支援システム。
【請求項5】
請求項2または3に記載の情報入力支援システムであって、
前記サービスシステムは、病院に設けられて患者に対応付けられた電子カルテ情報を含む医療情報システムであり、
前記電子カルテ情報には、複数の保存領域が設定されており、
前記入力受付手段は、利用者から指定された前記保存領域に関連する保存領域情報と、前記入力情報と、の入力を受け付け、
前記第2変換手段にて変換あるいは取得された前記2次元コードには、前記変換情報と前記保存領域情報とが含まれており、
前記コード読取システムは、前記2次元コードに含まれている前記変換情報である前記テキスト情報と前記保存領域情報を前記医療情報システムに出力し、
前記保存領域情報には、前記テキスト情報の保存先の情報が含まれており、
前記医療情報システムは、前記電子カルテ情報に設定された複数の前記保存領域のうち、前記保存先によって指定された前記保存領域に対応させて前記テキスト情報を保存する、
情報入力支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット環境に有線でも無線でも接続されていないサービスシステムへの利用者からの情報の入力を支援する情報入力支援システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば一般的な病院では、患者の電子カルテ情報を扱う医療情報システム(サービスシステムに相当)が利用されている。患者に対応付けられた電子カルテ情報には、患者に対する種々の記録が保存されている。なお電子カルテ情報には、一般的に「SOAP形式」または「FDAR形式」にて情報が保存されることが多い。
【0003】
「SOAP形式」では、主観的データ(Subjective Data(S):患者の訴えや患者の自覚症状など)、客観的データ(Objective Data(O):医療従事者が測定や検査等にて得たバイタルサイン情報など)、アセスメント(Assessment(A):SとOの情報に基づいた分析、判断、意見など)、プラン(Plan(P):SとOとAの情報に基づいた、観察計画、ケア計画などの問題解決のための計画)が保存される。また「FDAR形式」では、フォーカス(Focus(F):患者の関心、注意すべき行動、重要な出来事、懸念点など)、データ(Data(D):主観的・客観的(バイタルサイン情報など)データ、介入が必要な状況など)、アクション(Action(A):医療従事者がFocusに対して行った処置・治療・指導などと、今後の計画など)、レスポンス(Response(R):Actionに対する患者の反応や結果など)が保存される。
【0004】
どちらの形式であっても、医療従事者は、端末装置(パーソナルコンピュータ等)のキーボードやマウス等を用いて、患者の対応をしながら電子カルテ情報に情報を入力している。しかし、キーボード等の操作に慣れていない医療従事者は、電子カルテ情報への情報の入力に時間がかかり、効率よく患者の対応をすることが困難な場合がある。そのため、電子カルテ情報等のサービスシステムへ、手間なく容易に、かつ安全に情報を入力できるシステムが所望されている。
【0005】
例えば特許文献1には、携帯電話、コンピュータ、スマートスピーカ等のユーザデバイスが、ネットワークを介してリモートシステム(インターネット環境)から、トレーニングされた記憶済みニューラルネットワークを受け取り、当該ニューラルネットワークを実行して、ストリーミングオーディオ(ユーザの発話(音声))内のホットワード(デバイスを起動するための予約された用語/フレーズ等)を検出する、エンドツーエンドストリーミングキーワードスポッティングが開示されている。またユーザデバイスは、記憶済みニューラルネットワークを用いた追加の処理または検証のために、リモートシステム(インターネット環境)に、ユーザの発話(音声)を送っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2021-524615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば音声認識を利用して、医療従事者が発する音声をテキストに変換して医療情報システムの電子カルテ情報に入力できると手間なく容易に情報を入力できて便利である。しかし医療情報システムは、コンピュータウィルスの感染、データの漏洩、第三者からの攻撃やハッキング等を回避するために、インターネットを介したインターネット環境(オープンなネットワークに接続している環境)に有線でも無線でも接続されていない(インターネット環境に接続する訳にはいかない)。このため、インターネット環境に有線でも無線でも接続されていないハードウェアやソフトウェアを用いた音声認識システムを利用することになるが、市販されている音声認識のハードウェアやソフトウェアは、誤認識が多くて使いづらい。なお、インターネット環境では、医療用の専門用語に充分対応できる種々の音声認識サービスが提供されているが、上述したように、医療情報システムをインターネット環境に接続する訳にはいかない。
【0008】
特許文献1に記載の発明では、インターネット環境に有線または無線で接続されたユーザデバイスを用いて、インターネット環境からニューラルネットワークを受け取り、当該ニューラルネットワークを実行してユーザの発話内のホットワードを検出し、さらに、ユーザの発話をインターネット環境に送信して、ホットワードの検出精度を高めている(ユーザデバイスがインターネット環境に接続されていない場合では、ユーザの発話をインターネット環境で検証できないので、ホットワードの検出精度が低下する)。これを適用して、インターネット環境に接続されたユーザデバイスを用いてインターネット環境で音声認識を行うことで、医療用の専門用語に充分対応できる結果を得ることができる。しかし、ユーザデバイスをインターネット環境に接続しなければならず、インターネット環境に接続されたユーザデバイスを医療情報システムに接続する訳にはいかない。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、インターネット環境に有線でも無線でも接続されていないサービスシステムに対して、インターネット環境を利用して得た情報を当該サービスシステムに手間なく容易に、かつ安全に入力することができる、情報入力支援システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、第1の発明は、インターネット環境に有線でも無線でも接続されていないサービスシステムへの利用者からの情報の入力を支援する、情報入力支援システムである。前記情報入力支援システムは、前記インターネット環境に有線と無線の少なくとも一方で接続されたコード変換システムと、前記インターネット環境及び前記コード変換システムに有線でも無線でも接続されておらず、かつ、前記サービスシステムに有線と無線の少なくとも一方で接続されたコード読取システムと、を有している。前記コード変換システムは、利用者からの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段に入力された入力情報を前記インターネット環境に送信して前記インターネット環境から前記入力情報に基づいて変換された変換情報を取得する第1変換手段と、取得した前記変換情報を2次元コードに変換する、あるいは、取得した前記変換情報を前記インターネット環境に送信して前記インターネット環境から前記変換情報に基づいて変換された2次元コードを取得する、第2変換手段と、前記2次元コードを出力するコード出力手段と、を有している。そして前記コード読取システムは、前記コード変換システムから出力された前記2次元コードを読み取る2次元コード読取手段と、前記2次元コードから読み取った情報を前記サービスシステムに出力する読取情報出力手段と、を有する、情報入力支援システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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