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公開番号2024161758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076755
出願日2023-05-08
発明の名称調剤薬局支援システムおよび薬情報提供方法
出願人株式会社くすりの窓口
代理人個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20241113BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】できるだけ多くの患者を調剤対象客として取り込みたいという調剤薬局のニーズを満たすことができるようにする。
【解決手段】一の調剤薬局の薬局端末40に入力された対象患者の処方箋情報と、複数の患者の調剤履歴情報を記録した調剤履歴データベース100とに基づいて、処方箋情報により示される処方薬とは別の処方薬で、一の調剤薬局とは異なる他の調剤薬局で対象患者が調剤を受けたことのある処方薬を検出する処方薬検出部12と、検出された別の処方薬を一の調剤薬局に報知する処方薬報知部14とを備え、対象患者が一の調剤薬局においてある処方薬の調剤を受けた際に、他の調剤薬局で対象患者が調剤を受けたことのある別の処方薬を一の調剤薬局に報知することにより、この報知を受けた一の調剤薬局が、別の処方薬を調剤可能であることを対象患者に知らせるなどの対応をとることを可能にする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
調剤薬局に対して処方薬に関する情報を提供する調剤薬局支援システムであって、
一の調剤薬局の端末に入力された対象患者の処方箋情報を取得する処方箋情報取得部と、
上記処方箋情報取得部により取得された上記処方箋情報と、複数の患者がそれぞれどの薬をどの調剤薬局で調剤しているかの履歴情報を記録した調剤履歴データベースとに基づいて、上記処方箋情報により示される処方薬とは別の処方薬で、上記一の調剤薬局とは異なる他の調剤薬局で上記対象患者が調剤を受けたことのある処方薬を検出する処方薬検出部と、
上記処方薬検出部により検出された上記別の処方薬を上記一の調剤薬局に報知する処方薬報知部とを備えた
ことを特徴とする調剤薬局支援システム。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
上記処方箋情報取得部は、システム利用登録された加盟店である上記一の調剤薬局の端末に入力された上記対象患者の処方箋情報を取得し、
上記処方薬検出部は、上記処方箋情報により示される処方薬とは別の処方薬で、システム利用登録されていない非加盟店である上記他の調剤薬局で上記対象患者が調剤を受けたことのある処方薬を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の調剤薬局支援システム。
【請求項3】
複数の調剤薬局のそれぞれにおける薬の在庫情報を記録した在庫データベースに基づいて、上記処方薬検出部により検出された上記別の処方薬を上記一の調剤薬局で調剤可能か否かを判定する調剤可否判定部を更に備え、
上記処方薬報知部は、上記調剤可否判定部により調剤可能と判定された場合に限り、上記処方薬検出部により検出された上記別の処方薬を上記一の調剤薬局に報知する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の調剤薬局支援システム。
【請求項4】
調剤薬局の端末に対して処方薬に関する情報を提供する薬情報提供方法であって、
コンピュータの処方箋情報取得部が、一の調剤薬局の端末に入力された対象患者の処方箋情報を取得する第1のステップと、
上記コンピュータの処方薬検出部が、上記処方箋情報取得部により取得された上記処方箋情報と、複数の患者がそれぞれどの薬をどの調剤薬局で調剤しているかの履歴情報を記録した調剤履歴データベースとに基づいて、上記処方箋情報により示される処方薬とは別の処方薬で、上記一の調剤薬局とは異なる他の調剤薬局で上記対象患者が調剤を受けたことのある処方薬を検出する第2のステップと、
上記コンピュータの処方薬報知部が、上記処方薬検出部により検出された上記別の処方薬を上記一の調剤薬局に報知する第3のステップとを有する
ことを特徴とする薬情報提供方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調剤薬局支援システムおよび薬情報提供方法に関し、特に、調剤薬局に対して処方薬に関する情報を提供するシステムに用いて好適なものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、医療機関で処方箋を発行された患者は、院外の調剤薬局にて処方薬の交付を受ける。具体的には、患者は、調剤薬局に行き、医療機関から受け取った処方箋を手渡し、調剤を依頼する。そして、調剤が完了すると、患者は薬剤師から服薬指導を受けた上で処方薬を受け取り、代金を支払う。しかしながら、訪れた調剤薬局が必ずしも処方箋に記載された医薬品を調剤可能であるとは限らない。訪れた調剤薬局が処方薬を調剤できなかった場合、患者は改めて別の調剤薬局に行かなければならず、非常に面倒である。
【0003】
これに対し、処方箋の調剤が可能な調剤薬局を検索して患者に通知するようにしたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の処方仲介装置では、患者からのアクセスに応じて、医療機関から処方仲介装置に送信されてきた処方箋情報と、複数の調剤薬局それぞれから処方仲介装置に送信されて収集された調剤薬局情報とに基づいて調剤が可能な調剤薬局を抽出し、抽出した調剤薬局を患者に提示する。調剤薬局の提示を受けた患者が何れかの調剤薬局を選択すると、処方仲介装置は選択された調剤薬局に向けて処方箋情報を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-58639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載のシステムは、患者の立場からすると利便性のよいシステムと言える。その一方で、調剤薬局の立場からすると、必ずしもニーズを満たすものとは言えない。ここでいうニーズとは、できるだけ多くの患者を調剤対象客として取り込みたいというニーズである。
【0006】
例えば、患者が初めての薬を処方されたときに特許文献1に記載のシステムを利用した場合、ある調剤薬局がその薬を調剤可能であることを示す調剤薬局情報をシステムに登録してあれば、その薬を調剤可能な薬局の1つとして患者に提示される。しかしながら、繰り返し発行される処方薬の場合、患者は前回までと同じ薬局でその薬を調剤してもらうのが普通であり、わざわざ特許文献1に記載のシステムを利用することは考えにくい。そのため、別の調剤薬局がその処方薬を調剤可能であることをシステムに登録していたとしても、別の調剤薬局がシステムから患者に情報として提示されることはない。よって、当該別の調剤薬局がその患者を新規の調剤対象客として取り込むことは難しいと言える。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、できるだけ多くの患者を調剤対象客として取り込みたいという調剤薬局のニーズを満たすことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために、本発明の調剤薬局支援システムでは、一の調剤薬局の端末に入力された対象患者の処方箋情報と、複数の患者がそれぞれどの薬をどの調剤薬局で調剤しているかの履歴情報を記録した調剤履歴データベースとに基づいて、処方箋情報により示される処方薬とは別の処方薬で、一の調剤薬局とは異なる他の調剤薬局で対象患者が調剤を受けたことのある処方薬を検出し、検出された別の処方薬を一の調剤薬局に報知するようにしている。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した本発明によれば、対象患者が一の調剤薬局においてある処方薬の調剤を受けた際に、その処方薬とは別の処方薬で、一の調剤薬局とは異なる他の調剤薬局で対象患者が調剤を受けたことのある処方薬が一の調剤薬局に報知される。この報知を受けた一の調剤薬局は、例えば処方薬を調剤して交付する際などに、対象患者が他の調剤薬局で調剤を受けている別の処方薬を一の調剤薬局でも調剤可能であることを対象患者に知らせるなどの対応をとることが可能となる。これにより、本発明によれば、できるだけ多くの患者を調剤対象客として取り込みたいという調剤薬局のニーズを満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態による調剤薬局支援システムの構成例を示す図である。
本実施形態による薬情報提供サーバの機能構成例を示すブロック図である。
本実施形態による処方薬検出部および処方薬報知部の処理内容を説明するための模式図である。
本実施形態による薬情報提供サーバの動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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