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公開番号2024014591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022117540
出願日2022-07-22
発明の名称漢方生薬製剤の決定支援装置
出願人小林製薬株式会社
代理人個人
主分類G16H 50/00 20180101AFI20240125BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】漢方生薬製剤の構成を考慮した上で患者の症状に適した漢方生薬製剤を提案することができる決定支援装置、決定支援方法、及び決定支援プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の漢方生薬製剤の決定支援装置は、漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部を備え、前記算出部は、前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部を備え、
前記算出部は、
前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、
前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される少なくとも1つの前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている、
漢方生薬製剤の決定支援装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記漢方生薬製剤の生薬の構成、前記制限条件、及び前記適応症は、医療用漢方製剤添付文書情報及び一般用漢方製剤製造販売承認基準から抽出されている、請求項1に記載の漢方生薬製剤の決定支援装置。
【請求項3】
前記入力情報の制限条件は、体力に関する体力条件を含み、
前記漢方処方製剤に関連する前記体力条件が規定され、
前記算出部は、前記入力情報に含まれる前記体力条件が、前記出力情報に含まれる前記漢方生薬製剤に関連する前記体力条件と適合しないとき、当該漢方生薬製剤を前記出力情報から除外するように構成されている、請求項1に記載の漢方生薬製剤の決定支援装置。
【請求項4】
漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部に対し、前記入力情報を入力することで、前記出力情報を出力するステップを備え、
前記算出部は、
前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、
前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される少なくとも1つの前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている、
漢方生薬製剤の決定支援方法。
【請求項5】
コンピュータに、
漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部に対し、前記入力情報を入力することで、前記出力情報を出力するステップを実行させ、
前記算出部は、
前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、
前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される少なくとも1つの前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている、
漢方生薬製剤の決定支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、漢方生薬製剤の決定支援装置、決定支援方法、及び決定支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、漢方薬の処方を支援する情報処理装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の情報処理装置は、過去の患者の症状に関する情報と漢方専門医による過去の患者に対する診断結果情報とに基づいて作成された学習済みモデルを用いている。すなわち、この学習済みモデルに、新たな患者の症状に関する情報を入力することで、考えられる病気、治療法、及び処方すべき漢方生薬製剤を出力するようにしている。したがって、医師の経験や熟練度合いに関わらず、最適な診断結果を提供することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-47504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記情報処理装置に実装された学習モデルは過去の医者の経験に基づくものであり、漢方生薬製剤自体を詳細に分析した上で症状との関係を考慮したものではなかった。したがって、症状に適した漢方生薬製剤の提案には改良の余地があった。本発明は、この問題を解決するためになされたものであり、漢方生薬製剤の構成を考慮した上で患者の症状に適した漢方生薬製剤を提案することができる、漢方生薬製剤の決定支援システム、決定支援方法、及び決定支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の観点に係る本発明の漢方生薬製剤の決定支援装置は、漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部を備え、前記算出部は、前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている。
【0006】
第2の観点に係る本発明の漢方生薬製剤の決定支援装置は、上記第1の観点に係る決定支援装装置において、前記漢方生薬製剤の生薬の構成、前記制限条件、及び前記適応症は、医療用漢方製剤添付文書情報及び一般用漢方製剤製造販売承認基準から抽出されている。
【0007】
第3の観点に係る本発明の漢方生薬製剤の決定支援装置は、上記第1または第2の観点に係る決定支援装装置において、前記入力情報の前記制限条件は、体力に関する体力条件を含み、前記漢方処方製剤に関連する前記体力条件が規定され、前記算出部は、前記入力情報に含まれる前記体力条件が、前記出力情報に含まれる前記漢方生薬製剤に関連する前記体力条件と適合しないとき、当該漢方生薬製剤を前記出力情報から除外するように構成されている。
【0008】
第4の観点に係る本発明の漢方生薬製剤の決定支援方法は、漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部に対し、前記入力情報を入力することで、前記出力情報を出力するステップを備え、前記算出部は、前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている。
【0009】
第5の観点に係る本発明の漢方生薬製剤の決定支援プログラムは、コンピュータに、漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部に対し、前記入力情報を入力することで、前記出力情報を出力するステップを実行させ、前記算出部は、前記漢方処方製剤を構成する生薬をモデル入力とし、当該モデル入力に適合する、前記漢方医学の証に基づく制限条件、及び前記適応症を含む情報をモデル出力とするように学習された学習器に基づいて、前記モデル入力と前記モデル出力との関係を規定した関係モデルを有し、前記関係モデルに基づいて、入力された前記入力情報と関連の高い前記モデル出力から、これに対応する前記モデル入力を出力し、出力された前記モデル入力に含まれる前記生薬によって構成される前記漢方生薬製剤を出力情報とするように構成されている。
【0010】
第6の観点に係る本発明の漢方生薬製剤の決定支援装置は、以下の通りである。
漢方医学の証に基づく制限条件、及び適応症を含む入力情報を入力とし、前記入力情報に適合する漢方生薬製剤を含む出力情報を出力とする算出部を備え、
前記漢方生薬製剤の生薬の構成、前記制限条件、及び前記適応症は、医療用漢方製剤添付文書情報及び一般用漢方製剤製造販売承認基準から抽出されている、漢方生薬製剤の決定支援装置。
(【0011】以降は省略されています)

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