TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024027602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130520
出願日2022-08-18
発明の名称被搬送物識別システム
出願人小林クリエイト株式会社
代理人
主分類G16H 10/40 20180101AFI20240222BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】特別なRFタグを用いることなく複数のRFタグを貼付された物品を精度よく識別する。
【解決手段】物品に複数のRFタグを貼付する場合において、それぞれのRFタグが保持する識別情報(タグID)と、当該物品を識別可能な情報と、を関連付ける情報をデータベースに登録する工程を有し、当該データベースに蓄積された情報をもって物品に貼付された任意のRFタグのタグIDに基づいて物品を識別する。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
搬送経路を搬送される被搬送物について、該被搬送物に貼付されるRFタグと、無線通信により前記RFタグから情報を受信可能なリーダーと、該リーダーが受信した情報に基づいて前記被搬送物を識別する処理を実行するコンピュータと、を備え、前記RFタグは、前記被搬送物の姿勢に応じていずれかのRFタグが前記リーダーに近接するように複数のRFタグが前記被搬送物に貼付される被搬送物識別システムにおいて、
前記RFタグは、固有のRFタグを識別可能なタグ識別情報を保持するものであり、
前記リーダーは、前記RFタグから前記タグ識別情報を受信可能なものであり、
前記RFタグが保持するタグ識別情報を、該RFタグが貼付される一の被搬送物を識別可能な前記被搬送物識別情報と、を関連付けて記憶する関連付け手段、を備え、
前記コンピュータは、
前記リーダーを制御して、該リーダーの近傍に存在する前記RFタグからタグ識別情報を取得する第一取得手段と、
該第一取得手段により取得されたタグ識別情報に対して、前記関連付け手段により関連付けて記憶された前記被搬送物識別情報を取得する第二取得手段と、
該第二取得手段により取得された被搬送物識別情報に基づいて、前記搬送経路を搬送される被搬送物を識別する識別手段と、を備えることを特徴とする被搬送物識別システム。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記搬送経路における前記リーダーが設置された位置より上流の位置に、該搬送経路を介して対向するよう設置され、それぞれが近傍に存在する前記RFタグからタグ識別情報を受信可能に構成される一組の上流リーダーを備え、
前記関連付け手段は、一組の上流リーダーによって略同時に受信された前記タグ識別情報を、一の被搬送物に対応する前記被搬送物識別情報に関連付けて記憶するものであることを特徴とする請求項1記載の被搬送物識別システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、RFタグを用いて搬送経路において被搬送物を精度よく識別するための被搬送物識別システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
コンベアーなどの搬送経路を搬送される被搬送物について、RFタグを用いて当該被搬送物を識別することが行われている。被搬送物に貼付されたRFタグと通信可能なリーダーによって、当該RFタグから識別情報を取得し、該識別情報に基づいてコンピュータ等を用いて被搬送物を識別するものである。
【0003】
この場合、被搬送物の誤検知(例えば遠方にある未到着の被搬送物を到着したものと識別すること等)を避けるために適切な通信可能距離のリーダーを用いるのであるが、搬送経路において被搬送物が手作業によって操作されるなどして一定の姿勢(向き)を保たない場合には、RFタグがリーダーから離隔するなどして識別されるべき被搬送物が識別されない事象が起こりうる。これを防止するためには、一の被搬送物に対して複数のRFタグを貼付して、いずれの姿勢でもいずれかのRFタグがリーダーに対して一定程度近接するように配慮する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-055530号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した方法を実現するためには予め同一の識別情報を記憶された複数のRFタグを用意するなどの準備を要するが、RFタグは個別に異なる識別情報を記憶させてそれぞれを一意に識別できるようにすることが一般的であり、2以上のRFタグに同一の識別情報を記憶させたものを市場から調達することは難しい。従って、そのようなRFタグを特別に製造等する必要があり、被搬送物が搬送経路において一定の姿勢を保つことが困難な用途においてRFタグを利用する場合にコストが高くなるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した問題点等を解決するために本願に係る発明(以下「本願発明」という)の被搬送物識別システムは、搬送経路を搬送される被搬送物について、該被搬送物に貼付されるRFタグと、無線通信により前記RFタグから情報を受信可能なリーダーと、該リーダーが受信した情報に基づいて前記被搬送物を識別する処理を実行するコンピュータと、を備え、前記RFタグは、前記被搬送物の姿勢に応じていずれかのRFタグが前記リーダーに近接するように複数のRFタグが前記被搬送物に貼付されるものであって、前記RFタグは、固有のRFタグを識別可能なタグ識別情報を保持するものであり、前記リーダーは、前記RFタグから前記タグ識別情報を受信可能なものであり、前記RFタグが保持するタグ識別情報を、該RFタグが貼付される一の被搬送物を識別可能な前記被搬送物識別情報と、を関連付けて記憶する関連付け手段、を備え、前記コンピュータは、前記リーダーを制御して、該リーダーの近傍に存在する前記RFタグからタグ識別情報を取得する第一取得手段と、該第一取得手段により取得されたタグ識別情報に対して、前記関連付け手段により関連付けて記憶された前記被搬送物識別情報を取得する第二取得手段と、該第二取得手段により取得された被搬送物識別情報に基づいて、前記搬送経路を搬送される被搬送物を識別する識別手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本願発明にあっては、前記搬送経路における前記リーダーが設置された位置より上流の位置に、該搬送経路を介して対向するよう設置され、それぞれが近傍に存在する前記RFタグからタグ識別情報を受信可能に構成される一組の上流リーダーを備え、前記関連付け手段は、一組の上流リーダーによって略同時に受信された前記タグ識別情報を、一の被搬送物に対応する前記被搬送物識別情報に関連付けて記憶するものであるものとすることが提案される。
【発明の効果】
【0008】
本願発明の被搬送物識別システムによれば、市販される固有の識別情報を保持するRFタグという容易に調達できる部材を用いれば、搬送経路上で姿勢が固定されない被搬送物について、精度よく識別できるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
トレイ識別システム1の使用形態を模式的に表した図である。
トレイ71の態様を模式的に表した図である。
トレイ識別システム1の電気的構成を示した図である。
データベース20aが保持する情報を表す図である。
準備プログラム30aの処理内容を表すフローチャートである。
検出プログラム40aの処理内容を表すフローチャートである。
トレイ識別システム1に関連する要素間での情報のやり取りを時系列に沿って示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態として、トレイ識別システム1を図面に沿って説明する。トレイ識別システム1は、医療的な採血に用いられる採血管80を収容するトレイ71について、いずれの被採血者のために用いられるべきものかを識別するためのものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
医療情報システム
3か月前
TOTO株式会社
排泄情報管理システム
1か月前
TOTO株式会社
生体情報管理システム
1か月前
小林クリエイト株式会社
被搬送物識別システム
2か月前
個人
看取り医師マッチングシステム
1か月前
学校法人近畿大学
腫瘍の分類推定システム
24日前
TRIBAWL株式会社
情報処理装置
3か月前
株式会社Smart119
情報処理システム
4か月前
国立研究開発法人物質・材料研究機構
閾値算出方法
2か月前
小林製薬株式会社
漢方生薬製剤の決定支援装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
方法
4日前
株式会社Xenlon
紹介支援システム
3か月前
株式会社レイヤード
情報処理システム
27日前
株式会社エクサウィザーズ
情報処理方法及びプログラム
5か月前
株式会社日立製作所
情報処理装置
2か月前
株式会社ラフール
情報処理システム
3か月前
個人
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
1か月前
個人
医療情報サーバおよび端末
4か月前
個人
情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
4か月前
株式会社医用工学研究所
手術時間比較システム
17日前
株式会社サンクスネット
健康医療情報一元管理システム
3か月前
個人
配薬支援システムおよび配薬支援方法
5か月前
トヨタ自動車株式会社
健康増進システム及び健康増進方法
4か月前
タカラベルモント株式会社
リハビリ支援装置
17日前
ライオン株式会社
提案システム及び提案方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
健康増進システム及び健康増進方法
4か月前
株式会社ヴェルト
ヘルスケア用データ解析システム
2か月前
富士フイルム株式会社
プログラム
1か月前
富士フイルム株式会社
プログラム
27日前
株式会社ビーライズ
診察シミュレータ
4か月前
株式会社トマーレ
医療情報共有システム
2か月前
エニシア株式会社
情報処理装置、投与履歴提示方法およびプログラム
1か月前
株式会社医療情報技術研究所
モジュール型電子カルテシステム
2か月前
大日本印刷株式会社
情報処理装置及びプログラム
18日前
株式会社イードクトル
医療用ポンプ管理システム
5か月前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
24日前
続きを見る