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公開番号2024046028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151166
出願日2022-09-22
発明の名称生体情報管理システム
出願人TOTO株式会社
代理人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20240327BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】生体情報を他の人と比較可能に表示すること。
【解決手段】
水まわり施設において、人の生体情報を収集して管理する生体情報管理システムであって、個人の生体情報データとして、大便に関する情報、尿に関する情報、排便ガスに関する情報、血流に関する情報、心拍に関する情報のうち、少なくとも1つを記憶する記憶部と、生体情報データを表示する表示部とを有し、表示部に、複数人の生体情報データと、個人の生体情報データと、を表示する、もしくは複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを比較する態様で示す情報、を表示し、複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを比較する態様で示す情報は、個人の生体情報データに、個人の属性の情報を紐付けて記憶部に記憶し、収集したデータを、属性ごとに集計し、個人の属性に合致した複数人の生体情報データと、個人の生体情報データを比較する態様で、表示部に表示する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
水まわり設備において、人の生体情報を収集して管理する生体情報管理システムであって、
個人の生体情報データとして、大便に関する情報、尿に関する情報、排便ガスに関する情報、血流に関する情報、心拍に関する情報のうち、少なくとも1つを記憶する記憶部と、
生体情報データを表示する表示部と、
を有し、
前記表示部に、
複数人の生体情報データと、個人の生体情報データと、を表示する、
もしくは
複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを比較する態様で示す情報、を表示し、
前記複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを比較する態様で示す情報は、個人の生体情報データに、個人の属性の情報を紐付けて前記記憶部に記憶し、収集したデータを、属性ごとに集計し、個人の属性に合致した複数人の生体情報データと、個人の生体情報データを比較する態様で、前記表示部に表示する
ことを特徴とする生体情報管理システム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
所定の期間における個人の生体情報データを代表値に処理した情報を比較する態様で、前記表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報管理システム。
【請求項3】
個人の生体情報データを匿名化された状態で前記記憶部に保存する
ことを特徴とする請求項2に記載の生体情報管理システム。
【請求項4】
大便に関する情報、尿に関する情報、排便ガスに関する情報、血流に関する情報、心拍に関する情報のうち、少なくとも1つを検知する検知部、
を有し、
前記検知部で検知された前記生体情報データを自動で前記記憶部に記憶する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の生体情報管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、生体情報管理システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、健康管理に役立てるため、大便(以下「便」ともいう)の性状や体積、大便への血液付着などの大便に関する情報を自動で検出し、その検出結果を表示する技術が知られている((例えば、特許文献1参照)。また、取得した便性状のデータから、集団の健康状態を把握する健康情報管理システムもある(例えば、特許文献2参照)。また、大便に関する情報だけでなく、尿に関する情報や排便ガスに関する情報、血流に関する情報等の生体情報を自動で検出し、その検出結果を表示する技術も考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-146244号公報
特許第6689501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術は、排泄に関する情報の表示の点においては改善の余地がある。例えば、上述の従来技術では、表示を提供先となる人自身についての検出結果を表示されるが、表示を見た人は他の人との比較ができないため、例えば自身の便や排泄行為等が他の人と比べて一般的なのか、異なっているのかを把握することができない。そのため、使用者にとって適切な情報を表示させるには改善の余地がある。
【0005】
開示の実施形態は、生体情報を他の人と比較可能に表示する生体情報管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る生体情報管理システムは、水まわり設備において、人の生体情報を収集して管理する生体情報管理システムであって、個人の生体情報データとして、大便に関する情報、尿に関する情報、排便ガスに関する情報、血流に関する情報、心拍に関する情報のうち、少なくとも1つを記憶する記憶部と、生体情報データを表示する表示部と、を有し、前記表示部に、複数人の生体情報データと、個人の生体情報データと、を表示する、もしくは複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを比較する態様で示す情報、を表示し、前記複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを比較する態様で示す情報は、個人の生体情報データに、個人の属性の情報を紐付けて前記記憶部に記憶し、収集したデータを、属性ごとに集計し、個人の属性に合致した複数人の生体情報データと、個人の生体情報データを比較する態様で、前記表示部に表示することを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係る生体情報管理システムによれば、複数人の生体情報データと個人の生体情報データとを合わせて表示することで、表示を見た人は自身の個人のデータを他の人のデータとを比較することができる。これにより、生体情報管理システムは、生体情報を他の人と比較可能に表示することができる。生体情報管理システムによれば、例えば生体情報が大便に関する情報の場合は、従来基準がわからず、自分自身では比較しにくい便の性状や排便行為(においに基づくパラメータや時間)等を他人と比較できる。便性状はバナナ状がよい、色は明るいほうがよいなど、理想的な便性状に関する指標はあるが、そのような性状の大便をする人がどの程度いるのか、自分の大便は他の人に比べてよいのかどうか、わからなかった。年齢や性別によって、便性状の一般は異なるので、理想の状態を目指すだけでは、自身がよいのかどうか、よくわからず、自身の健康状態に不安を感じていた。複数人に対する自分の立ち位置がわかるので、健康管理に役立つ。例えば、他の人よりもよい人はよい状態を保つモチベーションを維持することができる。他の人と同程度の人は安心感を得ることができる。また、他の人よりも劣っている人は、健康向上の意識を高めることができる。
【0008】
また、腸内環境など気を付けている人は多いが、腸内環境の良し悪しの目安となる便の性状を他人と比較する機会はない。便の状態は、年齢や性別で異なる。女性のほうが、腹筋が弱いため、排泄する力が弱い。同様に、高齢になるほど排泄する力が弱くなるため、便秘がちになり、硬い便が増える。高齢になると、ビフィズス菌などの善玉菌が減り、悪玉菌が増え、腸内環境が悪くなる。硬い便が増えたり、色が黒くなったりすると一般には言われている。ただし、一般的に、他人の便を見る人はほぼいない。プライバシー性が高いため、自分の排泄物について、積極的に他者と共有したりしない。その分、自分の排泄物が普通なのかどうか、不安になることがある。排泄物データは、身長や体重のような、一般値(基準値)もない。そのため、自身の便が他の人と比べて異なっているのかわからない。しかしながら、生体情報管理システムによれば、複数人の生体情報データと、個人の生体情報データとを合わせて表示することで、表示を見た人は自身の個人のデータを他の人のデータと比較することができ、健康管理に役立てることができる。
また、実施形態の一態様に係る生体情報管理システムによれば、属性ごとに集計し、個人の属性に合致した複数人の生体情報データと、個人の生体情報データを比較する態様で表示することで、例えば情報の提供先となる人の属性に該当する他の人を対象として、比較する態様で表示することができる。これにより、生体情報管理システムは、生体情報を自身の属性に該当する他の人と比較可能に表示することができる。例えば、生体状態は、年齢や性別によって異なる。そこで、生体情報管理システムは、年齢性別ごとに比較することで、その人の自身の状態がより正確に把握することができる。
【0009】
実施形態の一態様に係る生体情報管理システムは、所定の期間における個人の生体情報データを代表値に処理した情報を比較する態様で、前記表示部に表示する。
【0010】
例えば生体情報が大便に関する情報の場合、便の状態は、食事の影響などを受けやすく、一度の生体情報だけでは特異的なデータが出る。そこで、実施形態の一態様に係る排泄情報管理システムによれば、数日等の所定の期間における個人の排便データを代表値に処理した情報を比較する態様で表示部に表示することで、自身の平均的な便の状態を比較でき、適切な比較が可能となる。なお、ここでいう代表値は、平均値、最頻値、中央値等、対象とするデータ群を代表する値であれば、どのような値であってもよい。また、代表値に処理した情報は、例えば、所定期間で最も多く出現した情報や、所定期間で出現した範囲の中央の情報、所定期間で平均化した情報、所定期間のうち、外れ値を除いて平均化した情報等の様々な情報であってもよい。すなわち、代表値に処理した平均化した情報は、対象とするデータ群を代表する情報であれば、どのような情報であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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