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公開番号2024051961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158370
出願日2022-09-30
発明の名称トイレ装置及び排泄物分析システム
出願人TOTO株式会社
代理人個人
主分類G01N 21/17 20060101AFI20240404BHJP(測定;試験)
要約【課題】撮影及び画像処理に要求される精度を過度に高めることなく、大便の性状の変化を分析可能なトイレ装置及び排泄物分析システムを提供する。
【解決手段】トイレ装置12は、溜水W2が設けられる便鉢32を有する便器30と、撮影面58sが溜水W2に向くように設けられ、便鉢32内を撮影する画像センサ58と、画像センサ58による撮影で得られる画像の時系列を示す画像データ群118に基づいて、使用者の排泄によって溜水W2の中又は溜水W2の周辺に順次落下した大便の性状の変化を分析する性状分析部112と、を備える。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
溜水が設けられる便鉢を有する便器と、
撮影面が前記溜水に向くように設けられ、前記便鉢内を撮影する画像センサと、
前記画像センサによる撮影で得られる画像の時系列を示す画像データ群に基づいて、使用者の排泄によって前記溜水の中又は該溜水の周辺に順次落下した大便の性状の変化を分析する性状分析部と、
を備えることを特徴とするトイレ装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記使用者による着座、前記使用者が行う特定の操作、前記使用者が行う特定のジェスチャ、前記大便の落下に伴う音、及び、前記大便の落下に伴う前記溜水の揺れのうちの少なくとも1つの検知を契機として、前記便鉢内の撮影を開始するように、前記画像センサの動作を制御する撮影制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項3】
前記画像センサにより得られた前記画像データ群の中から、外部装置によるデータ処理又は前記性状分析部による分析処理に用いられる1つ以上の画像データを選定する画像選定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項4】
前記画像データ群を構成する各々の画像データに対して物体検出処理を施して前記画像中の大便の有無及び位置を検出する物体検出部をさらに備え、
前記性状分析部は、前記物体検出部による検出結果を示す検出データを用いて前記大便を追跡するトラッキング処理を施し、前記溜水中における前記大便の挙動から前記大便中の含有物を分析することを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項5】
前記画像データ群を構成する各々の画像データに対して物体検出処理を施して前記画像中の大便の有無及び位置を検出する物体検出部をさらに備え、
前記性状分析部は、前記物体検出部による検出結果を示す検出データを用いて前記大便を追跡するトラッキング処理を施し、前記大便の形状又は排泄順序を分析することを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項6】
前記使用者に応じて設定された撮影間隔で前記便鉢内を撮影するように、前記画像センサの動作を制御する撮影制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のトイレ装置と、
前記トイレ装置と通信可能に構成され、前記トイレ装置から収集した収集データに対してデータ処理を行うサーバ装置と、
を備えることを特徴とする排泄物分析システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレ装置及び排泄物分析システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近時、トイレ装置に設けられた画像センサを用いて便鉢内を撮影し、得られた画像データに対して解析処理を施すことにより排泄物を分析する排泄物分析システムが開発されている。
【0003】
特許文献1には、落下中の大便を時系列に撮影して複数の静止画像を取得し、この複数の静止画像から大便の性状の変化を推定する便器装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6742663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、下方に高速移動する大便を画角内に収めた上で、被写体ブレを含む画像を解析する必要があるので、その分だけ画像撮影及び解析処理の高精度化が要求されるという問題がある。また、落下中の大便を撮影した画像からでは、大便の色や形状などの形態分析しか行えないという潜在的な問題もある。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮影及び画像処理に要求される精度を過度に高めることなく、大便の性状の変化を分析可能なトイレ装置及び排泄物分析システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係るトイレ装置は、溜水が設けられる便鉢を有する便器と、撮影面が前記溜水に向くように設けられ、前記便鉢内を撮影する画像センサと、前記画像センサによる撮影で得られる画像の時系列を示す画像データ群に基づいて、使用者の排泄によって前記溜水の中又は該溜水の周辺に順次落下した大便の性状の変化を分析する性状分析部と、を備える。
【0008】
このように、画像センサの撮影面が便鉢内の溜水に向くように設けられているので、完全に静止して留まっている状態又は溜水の中を低速度で移動する状態で大便を撮影可能となり、撮影及び画像処理に要求される精度を高めなくても済む。換言すれば、撮影及び画像処理に要求される精度を過度に高めることなく、大便の性状の変化を分析することができる。
【0009】
本発明の第2態様に係るトイレ装置は、前記使用者による着座、前記使用者が行う特定の操作、前記使用者が行う特定のジェスチャ、前記大便の落下に伴う音、及び、前記大便の落下に伴う前記溜水の揺れのうちの少なくとも1つの検知を契機として、前記便鉢内の撮影を開始するように、前記画像センサの動作を制御する撮影制御部をさらに備えてもよい。これにより、大便の排泄意思又は大便の落下に合わせて撮影を開始可能となり、その分だけ撮影又は画像処理に関わる演算負荷が軽減される。
【0010】
本発明の第3態様に係るトイレ装置は、前記画像センサにより得られた前記画像データ群の中から、外部装置によるデータ処理又は前記性状分析部による分析処理に用いられる1つ以上の画像データを選定する画像選定部をさらに備えてもよい。画像データの選定を通じて、取り扱うデータ量を削減可能となり、画像データの送信や分析に関わる演算負荷が軽減される。
(【0011】以降は省略されています)

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