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公開番号2024050292
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022157090
出願日2022-09-29
発明の名称トイレシステム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 9/00 20060101AFI20240403BHJP(上水;下水)
要約【課題】排尿時間を適切に算出すること。
【解決手段】実施形態に係るトイレシステムは、荷重を検知するセンサと、前記センサによる検知時間を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサにより検知された便器の便座にかかる荷重の変動パターンに基づいて、便と尿とを判定し、前記センサによる検知に基づいて推定される前記便器の使用者の体重の変動パターンに基づいて、排尿時間を算出する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
荷重を検知するセンサと、
前記センサによる検知時間を測定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記センサにより検知された便器の便座にかかる荷重の変動パターンに基づいて、便と尿とを判定し、前記センサによる検知に基づいて推定される前記便器の使用者の体重の変動パターンに基づいて、排尿時間を算出する
ことを特徴とするトイレシステム。
続きを表示（約 610 文字）【請求項２】
前記制御部は、
前記荷重の時間変化量の傾きの大きさが第１所定値以上、かつ前記第１所定値よりも大きい第２所定値以下である第１条件を満たす場合、尿と判定し、前記第１条件を満たす間を排尿時間とする
ことを特徴とする請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項３】
前記制御部は、
前記荷重の時間変化量の傾きの大きさが前記第１条件を満たすようになった後、前記第１条件を満たさなくなってから第１所定時間より短い第２所定時間の経過後に再度、前記第１条件を満たすようになった場合、前記第２所定時間も前記排尿時間とする
ことを特徴とする請求項２に記載のトイレシステム。
【請求項４】
前記制御部は、
前記荷重の時間変化量の傾きの大きさが前記第１条件を満たすようになった後、前記荷重の時間変化量の傾きの大きさが前記第２所定値よりも大きい第３所定値以上となった第３所定時間の経過後に再度、前記第１条件を満たすようになった場合、前記第３所定時間も前記排尿時間とする
ことを特徴とする請求項２に記載のトイレシステム。
【請求項５】
前記制御部は、
算出した前記排尿時間と、記憶部に記憶された単位時間当たりの尿量とに基づいて、総尿量を算出する
ことを特徴とする請求項１～４のいずれか１つに記載のトイレシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
開示の実施形態は、トイレシステムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、トイレを使用する使用者について様々な情報を取得する技術が提供されている。例えば、便器内に排泄された尿の量を測定する技術が知られている（例えば、特許文献１、２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１２２３９８号公報
特開２０１８－１０９２８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した従来技術では、尿の広がりから尿流率を推定したり、封水部から溢れ出る溢れ水の流量を推定したりしているが、尿量の算出に用いる排尿が行われている時間（排尿時間）の導出（算出）については特に考慮されておらず、改善の余地がある。そのため、使用者が排尿を行っている排尿時間を適切に算出することが望まれている。
【０００５】
開示の実施形態は、排尿時間を適切に算出することができるトイレシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の一態様に係るトイレシステムは、荷重を検知するセンサと、前記センサによる検知時間を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサにより検知された便器の便座にかかる荷重の変動パターンに基づいて、便と尿とを判定し、前記センサによる検知に基づいて推定される前記便器の使用者の体重の変動パターンに基づいて、排尿時間を算出することを特徴とする。
【０００７】
使用者の荷重は排泄物の量に伴い変化する。また、変化パターンは排泄物が便か尿かによって異なる。そこで、実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、使用者が大便器を使用した排泄に対して、排泄中の荷重変化パターンから、センサの別置や使用者の入力無しに、排泄物の種類を推定し、排尿時間を取得することができる。したがって、トイレシステムは、排尿時間を適切に算出することができる。
【０００８】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、前記荷重の時間変化量の傾きの大きさが第１所定値以上、かつ前記第１所定値よりも大きい第２所定値以下である第１条件を満たす場合、尿と判定し、前記第１条件を満たす間を排尿時間とすることを特徴とする。
【０００９】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、荷重変化量が第１所定値以上でかつ第２所定値以下の場合、尿と判断することで、変化量が大きい排便や体動、および変化量が小さい微細体動と尿を見分けることができ、より精度よく排尿時間を推定できる。したがって、トイレシステムは、排尿時間を適切に算出することができる。
【００１０】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、前記荷重の時間変化量の傾きの大きさが前記第１条件を満たすようになった後、前記第１条件を満たさなくなってから第１所定時間より短い第２所定時間の経過後に再度、前記第１条件を満たすようになった場合、前記第２所定時間も前記排尿時間とすることを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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