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公開番号2024046698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2024026178,2022029681
出願日2024-02-26,2022-02-28
発明の名称洗い落とし式水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E03D 11/08 20060101AFI20240327BHJP(上水;下水)
要約【課題】浮遊系汚物の排出力を向上させた洗い落とし式水洗大便器を提供する。
【解決手段】本発明の洗い落とし式水洗大便器1は、汚物を受ける汚物受け面16と、汚物受け面の上部に形成されたリム部18と、汚物受け面の下部に形成されその内部に溜水面20が形成されるツボ部22と、を備えたボウル部6と、リム部に沿って洗浄水を吐水する1つ又は複数の吐水口24、26と、ボウル部の底部に接続された排水管路10と、を有し、吐水口24、26から吐水された洗浄水の前方主流F1及び後方主流F2が、ボウル部6の汚物受け面16を旋回して、4つの領域S1、S2、S3、S4に区分された溜水面20の3つ以上の領域に洗浄開始初期に流入するように構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水により洗浄して汚物を排出する洗い落とし式水洗大便器であって、
汚物を受ける汚物受け面と、
この汚物受け面の上部に形成されたリム部と、
上記汚物受け面の下部に形成されその内部に溜水面が形成されるツボ部と、を備えたボウル部と、
上記リム部に沿って洗浄水を吐水する1つ又は複数の吐水口と、
上記ボウル部の底部に接続された排水管路と、を有し、
上記吐水口から吐水された洗浄水の主流が、上記ボウル部の汚物受け面を旋回して、上記溜水面を平面視で前後方向及び左右方向を二分する前後方向中心線及び左右方向中心線により4つの領域に区分された上記溜水面の3つ以上の領域に洗浄開始初期に流入するように構成されていることを特徴とする洗い落とし式水洗大便器。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
上記溜水面に流入した洗浄水の所定のエネルギー蓄積量が1秒以内に4つの領域に区分された上記溜水面の3つ以上の領域に到達するように構成されている請求項1に記載の洗い落とし式水洗大便器。
【請求項3】
上記洗浄水の主流は、ボウル部の汚物受け面の前方側を旋回する前方主流と、ボウル部の汚物受け面の後方側を旋回する後方主流を形成する請求項1又は2に記載の洗い落とし式水洗大便器。
【請求項4】
上記洗浄水の前方主流と上記後方主流が、合流することなく、上記溜水面へ流入するように構成されている請求項3に記載の洗い落とし式水洗大便器。
【請求項5】
上記洗浄水の前方主流及び後方主流は、それぞれ、4つの領域に区分された領域の異なる領域に流入するように構成されている請求項3又は4に記載の洗い落とし式水洗大便器。
【請求項6】
上記吐水口は、前方主流を形成する第1吐水口及び後方主流を形成する第2吐水口であり、上記第1吐水口は、ボウル面の汚物受け面の前方領域の左右どちらかの一方の側に形成され、上記第2吐水口は、ボウル面の汚物受け面の後方領域の左右どちらかの他方の側に形成され、上記前方主流は、4つの領域に区分された溜水面の第1吐水口が設けられていない左右どちらかの一方の側の後方の領域に主に流入し、上記後方主流は、4つの領域に区分された溜水面の第2吐水口が設けられていない左右どちらか一方の側の前方の領域に主に流入するように構成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の洗い落とし式水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗い落とし式水洗大便器に係り、特に、浮遊系汚物の排出力を向上させた洗い落とし式水洗大便器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1乃至3に記載されているように、ボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流す洗い落とし式の水洗大便器が知られている。
特許文献1に記載された洗い落とし式水洗大便器は、3つの吐水口から洗浄水を吐水し、その各吐水口から吐水される洗浄水の量を調整することにより、溜水面の特定の領域(後述する第2領域S2に対応する)へ強い流れを形成し、それにより、良好なボウル部洗浄能力が得られるようになっている。
特許文献2に記載された洗い落とし式水洗大便器は、2つの吐水口から洗浄水を吐水して、溜水面の第1領域(後述する第1領域S1及び第2領域S2に対応する)に大きな旋回力を有する洗浄水の主流を流入させることにより、汚物の排出性能を向上させている。
特許文献3に記載された洗い落とし式水洗大便器は、第2吐水口から多くの量の洗浄水を溜水面の後方から流入させることにより、汚物排出能力を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-179958号公報
特開2021-55437号公報
特開2019-190217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、洗い落とし式水洗大便器において、乾燥面である汚物受け面の面積を小さくして汚物の付着を抑制するために溜水面を従来よりも大きくすることが考えられる。しかしながら、上述した特許文献1乃至3の洗い落とし式水洗大便器では、溜水面の特定の領域に強い洗浄水を流入させるようにしているので、溜水面を大きくすると、溜水面の特定の領域のみに強い洗浄水が流入するので、溜水面の表面が乱れてしまい、それにより、溜水面の表面に浮遊している浮遊系汚物を十分に排出することができない可能性があることが判明した。
【0005】
本発明者らは、洗い落とし式水洗大便器において、溜水面を大きく形成することにより生じる問題点を見いだし、この問題点を解決するために、鋭意研究し、本発明をなし得たのである。
【0006】
本発明は、上述した新たな問題点を解決するためになされたものであり、浮遊系汚物の排出力を向上させた洗い落とし式水洗大便器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水により洗浄して汚物を排出する洗い落とし式水洗大便器であって、汚物を受ける汚物受け面と、この汚物受け面の上部に形成されたリム部と、汚物受け面の下部に形成されその内部に溜水面が形成されるツボ部と、を備えたボウル部と、リム部に沿って洗浄水を吐水する1つ又は複数の吐水口と、ボウル部の底部に接続された排水管路と、を有し、吐水口から吐水された洗浄水の主流が、ボウル部の汚物受け面を旋回して、溜水面を平面視で前後方向及び左右方向を二分する前後方向中心線及び左右方向中心線により4つの領域に区分された溜水面の3つ以上の領域に洗浄開始初期に流入するように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、吐水口から吐水された洗浄水の主流が、ボウル部の汚物受け面を旋回して、溜水面を平面視で前後方向及び左右方向を二分する前後方向中心線及び左右方向中心線により4つの領域に区分された溜水面の3つ以上の領域に洗浄開始初期に流入するように構成されているので、本発明によれば、洗浄初期に、溜水面の4つの領域に区分された領域のうちの3領域以上に洗浄水が流入するので、浮遊系汚物の排出タイミングを早くすることができ、さらに、溜水面全面に押圧力を加えることにより、溜水面が乱れることがないので、浮遊系汚物の排出力を向上させることができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、溜水面に流入した洗浄水の所定のエネルギー蓄積量が1秒以内に4つの領域に区分された溜水面の3つ以上の領域に到達するように構成されている。
このように構成された本発明においては、溜水面に流入した洗浄水の所定のエネルギー蓄積量が1秒以内に4つの領域に区分された溜水面の3つ以上の領域に到達するようにしたので、溜水面にかかる押し圧力を一定にすることができ、溜水面の乱れを抑制しつつ、浮遊系汚物の排出を行うことができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、洗浄水の主流は、ボウル部の汚物受け面の前方側を旋回する前方主流と、ボウル部の汚物受け面の後方側を旋回する後方主流を形成する。
このように構成された本発明においては、洗浄水の前方主流と後方主流を形成することによりボウル部の汚物受け面全体を洗浄しつつ浮遊系汚物の排出性能を向上させることができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、洗浄水の前方主流と後方主流が、合流することなく、上溜水面へ流入するように構成されている。
このように構成された本発明においては、洗浄水の前方主流と後方主流が合流することなく、溜水面に流入するので、3つ以上の領域に流入する洗浄水のエネルギーを一定にし易くなり、溜水面の乱れを抑制しつつ、浮遊系汚物の排出を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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