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公開番号2024043590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-01
出願番号2023204954
出願日2023-11-14
発明の名称便器洗浄タンク装置
出願人個人
代理人
主分類E03D 1/35 20060101AFI20240325BHJP(上水;下水)
要約【課題】従来の洗浄タンクは、洗浄ハンドルを、小洗浄排水の時は、所定の位置で、一定時間、固定し、排水するのが、一般的である。
【解決手段】ハンドルは、大洗浄、小洗浄ともに、自由回転とし、洗浄タンク内に、小洗浄用と、大洗浄用の2体の浮動体を、上下に並べて、オーバーフロー管を上下動の軸として、上下移動出来る形で、水中に浮遊させて、大洗浄排水のハンドルを回した時のみ、上側浮動体を、捕獲固定する装置を設け、又、オーバーフロー管の下方部に、排水の為、浮上状態になっている排水弁体を、上から押さえ込む装置を設けた洗浄タンクにおいて、大洗浄排水の時は、設定された排水量まで、下側浮動体のみ降下し、排水弁体を押し下げ、排水停止とし、小洗浄排水の時は、上側浮動体が設定された排水量まで、下側浮動体と共に降下し、排水弁体を押し下げ、排水停止となる洗浄タンク構成である。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
操作用ハンドルを、大洗浄、又は、小洗浄と、右、又は、左に、約90°回転させ、手を離すと、ハンドルは元に戻り、排水弁が全開し、洗浄水を排水する洗浄タンクにおいて、オーバーフロー管の外周面を軸線方向に摺動昇降可能な軸とした、上側浮動体と下側浮動体の2体を上下に並べて、オーバーフロー管の上端部近くに設けた押え込みバンドで、水面下に押えこみ、水中に浮遊させた状態とし、既存のスピンドルの先端部を延長し、延長部分に、ハンドルを大洗浄側に回転した場合は、上側浮動体を捕捉固定し、小洗浄側に回転した場合は、捕捉解除となる装置を設けており、先ず、大洗浄排水にハンドルを回転させると、洗浄水は排水を開始し、固定された上側浮動体は動かず、下側浮動体だけが、排水による水面の低下により、浮上状態となり、自重で降下し、設定水量まで、排水を続け、他方、ハンドルを小洗浄排水に回転した時は、捕捉を解除された上側浮動体が、排水による水面低下で、水面に現れ、上側浮動体の自重により、下側浮動体を降下させながら、設定水量まで、排水を続け、排水停止は、大洗浄、小洗浄、いずれの場合も、下側浮動体が排水のため降下していくオーバーフロー管の下方部分に、下側浮動体が降下してきた事を感知する上下連絡棒を設け、緩い張力のスプリングにて持ち上げられている上下連絡棒が、下側浮動体の降下を受け止め、下側浮動体の降下と共に上下連絡棒が降下し、上下連絡棒の下端部が、排水のため、浮上状態の排水弁の頭部に接触し、更に、押圧し、押圧により降下させられていく排水弁が、自身の浮力よりも、排水による排水口の吸引力が勝る時点で、排水途中の排水弁は、排水孔に吸着閉弁し、排水停止となる構成をした洗浄タンク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、便器洗浄タンク装置の大洗浄、小洗浄の排水量の簡易切替装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の洗浄タンク装置には、オーバーフロー管を利用しているものがある。例えば、ハンドルを小排水側に回転させた時、スピンドル基部で、ハンドルの回転復帰をストップし、排水を続行し、他方、オーバーフロー管の外周面上を摺動上下移動する略椀状の浮沈体をスピンドル基部と鎖で連絡し、適切な排水状態で、スピンドル基部のハンドル固定を解除し、排水ストップとする、スピンドルロック手段がある。これは、小排水と大排水とを別途、設定する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、オーバーフロー管に昇降摺動自在の形態の浮沈体を、大洗浄用と小洗浄用の2体を形成し、それを合体して、フロート弁体の上側に設け、小洗浄としてのスピンドル回転の時は、大小の浮沈体は、共に、満水として、その重力を、フロート弁体に加えて、フロート弁を早く降下させ、閉弁させ、洗浄水を少なくし、大洗浄としてのスピンドル回転のときは、浮沈体の内部の水を一部排水し、浮沈体を軽くし、フロート弁への重力を軽くし、フロート弁が台座に遅く着座し、洗浄水を多く使用し、洗浄力を増す方法がある(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
公開特許公報(A) 昭58-178733
公開特許公報(A) 特開2007-197985
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上に述べた、従来のオーバーフロー管を利用している洗浄タンク装置には、簡単な構成では、大洗浄、小洗浄の定量的な排水量の切換えが困難である。
【0006】
本発明は、このような、従来の構成が有している問題を解決しようとするものであり、大洗浄、小洗浄の振り分けを簡単に行うことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記、目的を達成するために、操作用ハンドルを、大洗浄、又は、小洗浄と、右、又は、左に、約90°回転させ、手を離すと、ハンドルは元に戻り、排水弁が全開し、洗浄水を排水する洗浄タンクにおいて、オーバーフロー管の外周面を軸線方向に摺動昇降可能な軸とした、上側浮動体と下側浮動体の2体を上下に並べて、オーバーフロー管の上端部近くに設けた押え込みバンドで、水面下に押えこみ、水中に浮遊させた状態とし、既存のスピンドルの先端部を延長し、延長部分に、ハンドルを大洗浄側に回転した場合は、上側浮動体を捕捉固定し、小洗浄側に回転した場合は、捕捉解除となる装置を設けており、先ず、大洗浄排水にハンドルを回転させると、洗浄水は排水を開始し、固定された上側浮動体は動かず、下側浮動体だけが、排水による水面の低下により、浮上状態となり、自重で降下し、設定水量まで、排水を続け、他方、ハンドルを小洗浄排水に回転した時は、捕捉を解除された上側浮動体が、排水による水面低下で、水面に現れ、上側浮動体の自重により、下側浮動体を降下させながら、設定水量まで、排水を続け、排水停止は、大洗浄、小洗浄、いずれの場合も、下側浮動体が排水のため降下していくオーバーフロー管の下方部分に、下側浮動体が降下してきた事を感知する上下連絡棒を設け、緩い張力のスプリングにて持ち上げられている上下連絡棒が、下側浮動体の降下を受け止め、下側浮動体の降下と共に上下連絡棒が降下し、上下連絡棒の下端部が、排水のため、浮上状態の排水弁の頭部に接触し、更に、押圧し、押圧により降下させられていく排水弁が、自身の浮力よりも、排水による排水口の吸引力が勝る時点で、排水途中の排水弁は、排水孔に吸着閉弁し、排水停止となる構成をした洗浄タンク装置としたのである。
【発明の効果】
【0008】
上述したように、本発明の洗浄タンクは、ハンドル操作に制限はなく、大洗浄側、小洗浄側、どちらに回転させても、自由に手は離すことが出来、又、タンク内の機構は、大洗浄の排水量、又は、小洗浄の排水量の決定は、簡単な構造物の浮動体のタンク内での自身の降下動作で、決定するという単純な機構なので、保全が保たれる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の洗浄タンク装置の内部構造を示す要部の側面図
本発明の洗浄タンク装置の設置位置の概略を示す平面図
上側浮動体とそれと連動する連絡管の斜視図
下側浮動体とそれに接触して上下運動をする上下連絡棒の斜視図
延長したスピンドル軸上に設けた、ブランコ型回転体で、連絡管を捕捉し、鎖で、上側浮動体を固定状態にしている要部斜視図
図5の連絡管を垂直に誘導する垂下自由棒の斜視図
図5の連絡管の頭部を捕捉するブランコ型回転体の斜視図
図7のブランコ型回転体を、ハンドル側から見た立面図で、大洗浄排水(時計の針:方向)の場合、附加レバー(図5)の回転によるブランコ型回転体の可動範囲(角度B-C:約30度)を示す説明図
図7のブランコ型回転体の回転逆もどり防止装置を裏側から見た立面図
オーバーフロー管に、押えバンド(図11)、上下連絡棒(図4)、目盛付誘導柱、固定バンドを備えたオーバーフロー管の要部側面図
上側浮動体に対する押えバンドの斜視図
目盛付誘導柱を受け止める固定バンドの斜視図
大洗浄排水終了直前の排水量W1を示す全体側面図
小洗浄排水終了直前の排水量W2を示す全体側面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図1~図14に基ずいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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