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公開番号2024048186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154088
出願日2022-09-27
発明の名称粗集かご、および排水構造
出願人株式会社ヒヨリジャパン
代理人個人
主分類E03F 5/14 20060101AFI20240401BHJP(上水;下水)
要約【課題】廃水中の固形ゴミの堆積による排水不全や溢水を効果的に防止できる、実用性の高い粗集かごを提供すること。
【解決手段】複数の排水小孔1、1、1、・・・によりザル様に形成された本体2と、本体2内底面3に立設されている一本または複数本の排水管5とからなる粗集かご10であって、排水管5の上端6までの高さは本体2の上端4までの高さ以下であり、これにより、本体2内の水位が排水管5の上端6を越えて上昇しない。排水管5の径は、本粗集かご10による捕集対象固形ゴミが通らない程度のサイズとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排水桝の上に設置して用いる廃水中の固形ゴミ捕集用の粗集かごであって、
ザル様に複数の排水小孔によって形成された本体と、
該本体内底面に立設されている排水管とからなり、
該排水管の上端までの高さは該本体の上端までの高さ以下であり、
かかる構成により、該本体内の水位が該排水管の上端を越えて上昇しないことを特徴とする、粗集かご。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記排水管は、前記本体内底面に一本立設されていることを特徴とする、請求項1に記載の粗集かご。
【請求項3】
前記排水管は、前記本体内底面に複数本立設されていることを特徴とする、請求項1に記載の粗集かご。
【請求項4】
前記排水管は円筒状であって、本粗集かごによる捕集対象固形ゴミが通らない程度の径サイズを有することを特徴とする、請求項2、3のいずれかに記載の粗集かご。
【請求項5】
前記本体の上端には排水桝への着脱用の取っ手が設けられていることを特徴とする、請求項2、3のいずれかに記載の粗集かご。
【請求項6】
上蓋を載せずに用いることを特徴とする、請求項2、3のいずれかに記載の粗集かご。
【請求項7】
請求項2、3のいずれかに記載の粗集かごと、該粗集かごが載せられた排水桝とからなり、該粗集かごの上に上蓋が載せられていないことを特徴とする、排水構造。
【請求項8】
前記排水管の上端はザル様に複数の排水小孔によって形成されていることを特徴とする、請求項1、2、3のいずれかに記載の粗集かご。
【請求項9】
前記排水管の上端を被覆するキャップが備えられており、該キャップの上端はザル様に複数の排水小孔によって形成されていることを特徴とする、請求項1、2、3のいずれかに記載の粗集かご。
【請求項10】
前記キャップを前記排水管に着脱可能に係止する係止手段が備えられていることを特徴とする、請求項9に記載の粗集かご。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は粗集かご、および排水構造に係り、特に、廃水中の固形ゴミの堆積による排水不全や溢水を防止する技術に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
出願人やその関連会社はこれまで、排水構造や排水枡に関して複数の出願をしている。たとえば後掲特許文献1には、洗浄作業等が便利で施工が簡易な水封管セットとして、連結可能な第一管部材・第二管部材によるジョイント式の水封管セットを開示している。両管部材にはそれぞれ相互着脱可能に連結するための連結部を設け、また第一管部材には、管部周囲の竪坑底部への設置用のプレート部を設ける構成である。
【0003】
また他者による特許文献2には、排水溝や排水桝に流入する落葉等のごみや土砂を溜めるために排水溝等のグレーティング載置段部に係止して用いられるごみ受けかごにおける、排水小孔のごみや土砂による目詰まり対策として、排水小孔を底面に設け、対向する側壁の中間部に横方向の長孔を設ける構成が開示されている。これによって、排水小孔がごみや土砂で目詰まりして溜まった雨水の水位が長孔に達した時には、流入する雨水が長孔から流出せしめられる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3169668号 号公報「水封管セットおよび水封用構造」
特開2005-273354号公報「排水溝や排水桝のごみ受け籠」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記文献2開示技術では、溜まったゴミ等によって側壁の長孔が塞がれてしまうと、そこからの水の流出がなされず、目詰まりは解消されない。特に、魚の骨・皮などといった食品加工残渣のように、土砂よりもサイズが大きく、形状も嵩張るゴミが廃水中に混じる状況においては効果は上記技術の効果は限定的であり、排水不全や溢水を効果的に防止することのできる、より実用性の高い技術が望まれる。
【0006】
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点をなくし、廃水中の固形ゴミの堆積による排水不全や溢水を効果的に防止できる、実用性の高い粗集かごを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者は上記課題について検討した。その結果、複数の排水小孔によりザル様に形成された粗集かご本体の内側に、これら排水小孔とは別に、ゴミが溜まった場合の本体内の水位上昇を規制するための排水管を立設することによって解決できることに想到した。そして、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
【0008】
〔1〕 排水桝の上に設置して用いる廃水中の固形ゴミ捕集用の粗集かごであって、ザル様に複数の排水小孔によって形成された本体と、該本体内底面に立設されている排水管とからなり、該排水管の上端までの高さは該本体の上端までの高さ以下であり、かかる構成により、該本体内の水位が該排水管の上端を越えて上昇しないことを特徴とする、粗集かご。
〔2〕 前記排水管は、前記本体内底面に一本立設されていることを特徴とする、〔1〕に記載の粗集かご。
〔3〕 前記排水管は、前記本体内底面に複数本立設されていることを特徴とする、〔1〕に記載の粗集かご。
〔4〕 前記排水管は円筒状であって、本粗集かごによる捕集対象固形ゴミが通らない程度の径サイズを有することを特徴とする、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の粗集かご。
【0009】
〔5〕 前記本体には排水桝への着脱用の取っ手が設けられていることを特徴とする、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の粗集かご。
〔6〕 上蓋を載せずに用いることを特徴とする、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の粗集かご。
〔7〕 〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の粗集かごと、該粗集かごが載せられた排水桝とからなり、該粗集かごの上に上蓋が載せられていないことを特徴とする、排水構造。
〔8〕 前記排水管の上端はザル様に複数の排水小孔によって形成されていることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の粗集かご。
〔9〕 前記排水管の上端を被覆するキャップが備えられており、該キャップの上端はザル様に複数の排水小孔によって形成されていることを特徴とする、〔1〕、〔2〕、〔3〕のいずれかに記載の粗集かご。
〔10〕 前記キャップを前記排水管に着脱可能に係止する係止手段が備えられていることを特徴とする、〔9〕に記載の粗集かご。
【発明の効果】
【0010】
本発明の粗集かご、および排水構造は上述のように構成されるため、これらによれば、廃水中の固形ゴミの堆積による排水不全や溢水を実用性高く防止することができる。特に、魚の骨・皮などといった食品加工残渣のような、サイズが大きく、形状も嵩張るゴミが混ざった廃水が発生する食品加工場等において、ゴミの堆積による排水不全や溢水発生の対策として、有効である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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