TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024049762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156195
出願日2022-09-29
発明の名称トイレシステム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 9/00 20060101AFI20240403BHJP(上水;下水)
要約【課題】排尿時間を適切に算出すること。
【解決手段】実施形態に係るトイレシステムは、揺れを検知するセンサと、前記センサによる検知時間を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、排泄物を受ける便器のボウル部の封水面が所定値以上揺れている時間に基づいて排尿時間を算出する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
揺れを検知するセンサと、
前記センサによる検知時間を測定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
排泄物を受ける便器のボウル部の封水面が所定値以上揺れている時間に基づいて排尿時間を算出する
ことを特徴とするトイレシステム。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記制御部は、
算出した前記排尿時間と、記憶部に記憶された単位時間当たりの尿量とに基づいて、総尿量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項3】
前記制御部は、
人が前記便器に近づいた際に、前記封水面の基準となる揺れを測定し、前記基準となる揺れからの差分に基づいて、前記封水面の揺れを測定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトイレシステム。
【請求項4】
前記制御部は、
大便による揺れである第1種別の揺れ、尿による揺れである第2種別の揺れ、大便及び尿による揺れである第3種別の揺れを含む複数の種別の揺れを分類し、前記第2種別の揺れまたは前記第3種別の揺れに該当する揺れの時間を前記排尿時間として算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項5】
前記制御部は、
前記封水面の揺れのうち、所定の閾値以上に大きな揺れが発生した場合は、前記大きな揺れの時間を除外して、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項6】
前記制御部は、
排便の有無を検知できる便検知手段により排便が検知された場合は、大便として想定される揺れの時間を除外して、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、トイレシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トイレを使用する使用者について様々な情報を取得する技術が提供されている。例えば、便器内に排泄された尿の量を測定する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-122398号公報
特開2018-109285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、尿の広がりから尿流率を推定したり、封水部から溢れ出る溢れ水の流量を推定したりしているが、尿量の算出に用いる排尿が行われている時間(排尿時間)の導出(算出)については特に考慮されておらず、改善の余地がある。そのため、使用者が排尿を行っている排尿時間を適切に算出することが望まれている。
【0005】
開示の実施形態は、排尿時間を適切に算出することができるトイレシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係るトイレシステムは、揺れを検知するセンサと、前記センサによる検知時間を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、排泄物を受ける便器のボウル部の封水面が所定値以上揺れている時間に基づいて排尿時間を算出することを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、排泄物の落下に伴い、封水揺れが発生することを利用し、使用者が大便器(単に「便器」ともいう)を使用した排泄に対して、封水の揺れが所定値を越えたかの判定結果に基づいて、排便若しくは排尿のいずれかを特定し、排尿の場合にはその継続時間から排尿時間を算出することができる。例えば、従来の構成では、ボウル内周面に着水した尿を取得するが、封水に直接着水した場合には検知できない。また、ボウルの形状によって内周面の尿の広がりが異なる。一方で、実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、内周面に着水せず、直接封水に着水する場合にも封水揺れが発生するため使用者の排尿時の尿落下経路や、ボウル部の形状に係わらず、排尿時間を算出することができる。また、トイレシステムは、封水揺れを検知することで、内周面に着水した画像を取得する場合と比較して変位量が大きく、排尿時間取得の精度が向上する。また、トイレシステムは、配管内で画像を取得する場合と比較して、センサの設置が容易かつ汚れの影響を受けにくい。したがって、トイレシステムは、排尿時間を適切に算出することができることができる。
【0008】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、算出した前記排尿時間と、記憶部に記憶された単位時間当たりの尿量とに基づいて、総尿量を算出することを特徴とする。
【0009】
従来、総尿量を取得する場合には、病院などの専門機関で、専用の装置を用いて単位時間当たりの尿量を測定し、それを積算することで総尿量を測定することが多い。しかしながら、使用者が同一人物の場合や、日常の変化の取得を目的とする場合は、前述のような高精度の測定は不要であり、概算の尿量を指標とすることができる。そのため、実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、総尿量は排尿時間と比例の関係があることから、排尿時間を取得することで比較的簡易な構成で算出することができる。したがって、トイレシステムは、総尿量を適切に算出することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、人が前記便器に近づいた際に、前記封水面の基準となる揺れを測定し、前記基準となる揺れからの差分に基づいて、前記封水面の揺れを測定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TOTO株式会社
浴室床
1か月前
TOTO株式会社
小便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
静電チャック
1か月前
TOTO株式会社
衛生洗浄装置
13日前
TOTO株式会社
静電チャック
1か月前
TOTO株式会社
浴室ユニット
1か月前
TOTO株式会社
静電チャック
1か月前
TOTO株式会社
擬音発生装置
5日前
TOTO株式会社
トイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
浴室カウンター
1か月前
TOTO株式会社
浴室カウンター
1か月前
TOTO株式会社
浴室カウンター
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
1か月前
TOTO株式会社
浴室除菌システム
1か月前
TOTO株式会社
浴室除菌システム
1か月前
TOTO株式会社
先止め式の電気温水器
1か月前
TOTO株式会社
排泄情報管理システム
1か月前
TOTO株式会社
生体情報管理システム
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置及び便座装置
1か月前
TOTO株式会社
撮影システム及びトイレ装置
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置及び排泄物分析システム
1か月前
TOTO株式会社
パッキン及びそれを備えた水洗大便器
1か月前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
1か月前
TOTO株式会社
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
1か月前
TOTO株式会社
水密接続構造、及びそれを備えた水洗大便器
1か月前
続きを見る