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公開番号2024049763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156196
出願日2022-09-29
発明の名称トイレシステム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 9/00 20060101AFI20240403BHJP(上水;下水)
要約【課題】排尿時間を適切に算出すること。
【解決手段】実施形態に係るトイレシステムは、温度を検知するセンサと、前記センサによる検知時間を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、排泄物を受ける便器の内周面の温度に基づいて排尿時間を算出する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
温度を検知するセンサと、
前記センサによる検知時間を測定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
排泄物を受ける便器の内周面の温度に基づいて排尿時間を算出する
ことを特徴とするトイレシステム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記便器の前記内周面の温度が、尿と推定される温度となっている時間に基づいて、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記便器の前記内周面の温度の第1所定値以上の上昇を検知した時間と、前記便器の前記内周面の温度の第2所定値以上の低下を検知した時間とに基づいて、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項4】
前記制御部は、
前記便器の前記内周面の温度の第3所定値以上の上昇率を検知した時間と、前記便器の前記内周面の温度の第4所定値以上の低下率を検知した時間とに基づいて、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項5】
前記制御部は、
算出した前記排尿時間と、記憶部に記憶された単位時間当たりの尿量とに基づいて、総尿量を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレシステム。
【請求項6】
落下中の尿の温度を検知可能であり、
前記制御部は、
前記便器内を落下中の尿の温度に基づいて、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載のトイレシステム。
【請求項7】
封水の温度を検知可能であり、
前記制御部は、
前記便器内の封水の温度に基づいて、前記排尿時間を算出する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載のトイレシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、トイレシステムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トイレを使用する使用者について様々な情報を取得する技術が提供されている。例えば、便器内に排泄された尿の量を測定する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-122398号公報
特開2018-109285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、尿の広がりから尿流率を推定したり、封水部から溢れ出る溢れ水の流量を推定したりしているが、尿量の算出に用いる排尿が行われている時間(排尿時間)の導出(算出)については特に考慮されておらず、改善の余地がある。そのため、使用者が排尿を行っている排尿時間を適切に算出することが望まれている。
【0005】
開示の実施形態は、排尿時間を適切に算出することができるトイレシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係るトイレシステムは、温度を検知するセンサと、前記センサによる検知時間を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、排泄物を受ける便器の内周面の温度に基づいて排尿時間を算出することを特徴とする。
【0007】
尿の温度は体温付近であり、環境温度と差がある。そこで、実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、使用者が大便器(単に「便器」ともいう)を使用した排尿に対して、便器内周面に尿が着水した場合、内周面温度は上昇するため、排尿開始タイミングを取得することができ、さらに、排尿が終了した場合、熱の供給が終了し、内周面温度は低下するため、排尿終了タイミングを取得することができる。トイレシステムは、この間の時間を算出することで排尿時間を推定することができる。また、落下している尿の温度を測定する場合には、尿を直接測定する必要があるため検知範囲の設定が難しい。一方で、内周面に着水した尿は壁面に沿って広がるため、落下中の尿の検知と比較して簡易に測定することができる。また、ボウルの形状によっては、内周面に着水した尿が流れる経路を限定できるため、トイレシステムは、その位置を測定範囲に含めることで、確実に尿の温度を測定できる。さらに、陶器表面の温度は大気の温度と比較して安定しているため、トイレシステムは、尿温による温度差を取得しやすい。したがって、トイレシステムは、排尿時間を適切に算出することができる。
【0008】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、前記便器の前記内周面の温度が、尿と推定される温度となっている時間に基づいて、前記排尿時間を算出することを特徴とする。
【0009】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、便器の内周面の温度が、尿と推定される温度となっている時間に基づいて、排尿時間を算出することで、便器の内周面の温度変化を基に排尿時間を算出することができる。したがって、トイレシステムは、排尿時間を適切に算出することができる。
【0010】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記制御部は、前記便器の前記内周面の温度の第1所定値以上の上昇を検知した時間と、前記便器の前記内周面の温度の第2所定値以上の低下を検知した時間とに基づいて、前記排尿時間を算出することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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