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公開番号2024051705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158006
出願日2022-09-30
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 5/09 20060101AFI20240404BHJP(上水;下水)
要約【課題】洗浄操作部の操作によって操作エネルギを適切に生成することができる水洗大便器を提供する。
【解決手段】実施形態に係る水洗大便器は、給水源から便器本体の第1吐水口への給水路を開閉する第1開閉弁と、給水源から便器本体の第2吐水口への給水路を開閉する第2開閉弁と、使用者が洗浄操作部を操作することによって生成される操作エネルギにより第1開閉弁および第2開閉弁を作動させる作動機構とを備える。作動機構は、操作エネルギを蓄積する蓄積部と、蓄積部に蓄積されたエネルギを解放する解放部と、解放部から解放されたエネルギを用いて第1開閉弁および第2開閉弁を所定のタイミングで作動させる作動制御部とを備える。操作エネルギは、使用者の洗浄操作部への操作内容によらず所定量生成されて蓄積部に蓄積される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
給水源から便器本体の第1吐水口への給水路を開閉する第1開閉弁と、
前記給水源から前記便器本体の第2吐水口への給水路を開閉する第2開閉弁と、
使用者が洗浄操作部を操作することによって生成される操作エネルギにより前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を作動させる作動機構と
を備え、
前記作動機構は、
前記操作エネルギを蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部に蓄積されたエネルギを解放する解放部と、
前記解放部から解放されたエネルギを用いて前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を所定のタイミングで作動させる作動制御部と
を備え、
前記操作エネルギは、
前記使用者の前記洗浄操作部への操作内容によらず所定量生成されて前記蓄積部に蓄積される
ことを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記蓄積部は、
前記操作エネルギを位置エネルギとして蓄積する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項3】
前記蓄積部は、
前記使用者の前記洗浄操作部への操作によって変位する錘部材を含み、
前記錘部材の変位によって前記操作エネルギを蓄積する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項4】
前記蓄積部は、
前記使用者の前記洗浄操作部への操作によって弾性変形する弾性部材を含み、
前記弾性部材の弾性変形によって前記操作エネルギを蓄積する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項5】
前記洗浄操作部は、
前記所定量より大きい前記操作エネルギが生成されないように構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項6】
前記洗浄操作部は、
回転可能な洗浄操作レバーであり、
前記操作エネルギは、
前記使用者が前記洗浄操作レバーを回転操作することによって生成され、
前記洗浄操作部には、
前記所定量より大きい前記操作エネルギが生成されないように、前記洗浄操作部の回転を規制する規制部が設けられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の水洗大便器。
【請求項7】
前記洗浄操作部は、
回転可能な洗浄操作レバーであり、
前記操作エネルギは、
前記使用者が前記洗浄操作レバーを回転操作することによって生成され、
前記洗浄操作部には、
前記所定量より大きい前記操作エネルギが生成されないように、前記洗浄操作部が所定角度以上回転したときに前記洗浄操作部を空転させる空転部が設けられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の水洗大便器。
【請求項8】
前記第1吐水口は、前記便器本体のリム吐水用のリム吐水口であり、
前記第1開閉弁は、前記リム吐水口への給水路を開閉し、
前記第2吐水口は、前記便器本体におけるゼット吐水用のゼット吐水口であり、
前記第2開閉弁は、前記ゼット吐水口への給水路を開閉する、
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、使用者の操作レバーに対する手動操作によって洗浄水が便器本体のボウル部等に供給され、便器本体の洗浄を行う水洗大便器が種々知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-108051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術に係る水洗大便器は、比較的多量の洗浄水で洗浄を行う大洗浄レバーと、比較的少量の洗浄水で洗浄を行う小洗浄レバーとを備え、大洗浄レバーまたは小洗浄レバーが使用者によって回転操作される。従来技術に係る水洗大便器は、大洗浄レバーまたは小洗浄レバーに対する操作によって生成された操作エネルギをばねで蓄積し、蓄積されたエネルギを用いて洗浄用のバルブを作動させて大洗浄または小洗浄を行うように構成される。なお、従来技術に係る大洗浄レバーおよび小洗浄レバーは、使用者によって同じ方向(一方向)に回転操作されるように構成される。
【0005】
ところで、水洗大便器において、例えば洗浄レバーが1つである場合、洗浄レバーの回転方向によって、洗浄レバーの操作が大洗浄を行う操作であるか、小洗浄を行う操作であるかが識別される。
【0006】
しかしながら、従来技術では、洗浄レバーの回転方向は一方向であるため、洗浄レバーの回転方向が二方向(例えば時計回り方向および反時計回り方向)の場合に、洗浄レバーの操作による操作エネルギが適切に生成されなかった。すなわち、洗浄レバーなどの洗浄操作部に対する操作内容(例えば大洗浄を行う操作や小洗浄を行う操作)によらず、操作部の操作によって操作エネルギが適切に生成されることが望まれていた。
【0007】
実施形態の一態様は、洗浄操作部の操作によって操作エネルギを適切に生成することができる水洗大便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、給水源から便器本体の第1吐水口への給水路を開閉する第1開閉弁と、前記給水源から前記便器本体の第2吐水口への給水路を開閉する第2開閉弁と、使用者が洗浄操作部を操作することによって生成される操作エネルギにより前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を作動させる作動機構とを備え、前記作動機構は、前記操作エネルギを蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積されたエネルギを解放する解放部と、前記解放部から解放されたエネルギを用いて前記第1開閉弁および前記第2開閉弁を所定のタイミングで作動させる作動制御部とを備え、前記操作エネルギは、前記使用者の前記洗浄操作部への操作内容によらず所定量生成されて前記蓄積部に蓄積されることを特徴とする。
【0009】
これにより、洗浄操作部への操作内容によらず操作エネルギは安定して生成されることとなり、結果として洗浄操作部の操作によって操作エネルギ(例えば洗浄に必要な操作エネルギ)を適切に安定して生成することができる。
【0010】
また、前記蓄積部は、前記操作エネルギを位置エネルギとして蓄積することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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