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公開番号2024044690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150383
出願日2022-09-21
発明の名称排水集合管
出願人株式会社クボタケミックス
代理人安田岡本弁理士法人
主分類E03C 1/12 20060101AFI20240326BHJP(上水;下水)
要約【課題】旋回流の発生に伴う騒音または振動を低減することができる樹脂製の排水集合管を提供する。
【解決手段】排水集合管1000の上部管1100は、横枝管接続部1120を備えない方向において、排水の流れを変化させるために内周に突出した突起物を備える。突起物は、表面が平面形状を備えた偏流板1200である。排水集合管1000の上部管1100は、この突起物(偏流板1200)が備えられた上部管1100の外周面に、突起物(偏流板1200)を形成するための凹みを備え、この凹みは、排水集合管1000の軸芯に垂直な面を含むリブ1400を備える。このリブ1400は、突起物(偏流板1200)に排水が当たって発生する振動または騒音を低減する機能を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の床スラブの貫通孔に配置される樹脂製の排水集合管であって、
前記排水集合管は、前記床スラブの上方に突出する上部管と、前記上部管の下方に接続される下部管とを含み、
前記上部管は、上階から排水を流入させる上立管を接続する上立管接続部と、前記床スラブの上方において横枝管を接続する少なくとも1つの横枝管接続部とを含み、
前記下部管は、下階へ排水を流出させる下立管を接続する下立管接続部を含み、
前記上部管は、前記横枝管接続部を備えない方向において、排水の流れを変化させるために内周に突出した突起物を備え、
前記上部管は、前記突起物が備えられた前記上部管の外周面に、前記突起物を形成するための凹みを備えることを特徴とする、排水集合管。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記上部管の縦管軸と前記下部管の縦管軸とは一致して前記排水集合管の軸芯を形成し、
前記凹みは、前記軸芯に垂直な面を含むリブを備えることを特徴とする、請求項1に記載の排水集合管。
【請求項3】
前記凹みは、前記突起物に排水が当たって発生する振動または騒音を低減する機能を備えることを特徴とする、請求項1に記載の排水集合管。
【請求項4】
前記凹みに滞留する空気により、振動または騒音を低減する機能を備えることを特徴とする、請求項3に記載の排水集合管。
【請求項5】
前記凹みを含めて前記排水集合管を覆う部材、または、前記凹みに嵌め込んだ部材により、振動または騒音を低減する機能を備えることを特徴とする、請求項3に記載の排水集合管。
【請求項6】
前記リブは、前記横枝管接続部の上面から下面までの間に複数設けられ、最下段リブの外径は、前記最下段リブ以外の通常リブの外径と異なることを特徴とする、請求項2に記載の排水集合管。
【請求項7】
前記通常リブの外径は、前記上部管における前記横枝管接続部よりも下側の胴部の外径と略同じであることを特徴とする、請求項6に記載の排水集合管。
【請求項8】
前記最下段リブの外径は、前記上部管における前記横枝管接続部よりも下側の胴部の外径よりも大きいことを特徴とする、請求項6に記載の排水集合管。
【請求項9】
前記胴部に設けられたゴムリングを介して、前記排水集合管に外層部材が設けられ、
前記最下段リブの下面の高さ位置は、前記横枝管接続部の下面と略同じ位置であって、
前記最下段リブの外径は、前記胴部の外径よりも前記ゴムリングの厚み分を超過して外周側に突出していることを特徴とする、請求項8に記載の排水集合管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の床スラブを貫通して設けられる樹脂製の排水集合管であって、床スラブの上方に突出するとともに上階から排水を流入させる上立管を接続する上立管接続部および床スラブの上方において横枝管を接続する少なくとも1つの横枝管接続部を備えた上部管とその上部管の下方に接続される下部管とを含む排水集合管において、特に、旋回流の発生に伴う騒音または振動を低減することができ、また、組み立て工数を削減することができ、また、品質の安定化を図ることができるとともに、上階から流下してきた排水を立管の内壁面に沿う旋回流として立管内に通気芯を設けて立管内の閉塞による圧力変動を減少させて、圧力変動による各階の衛生機器等の封水の破封を防止することのできる排水集合管に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅やオフィスビルなどには、給水設備および排水設備が設けられる。このうちの排水設備は、建物の各階層を上下に貫く縦管(立て管、上立て管、下立て管)と、各階層内に設置される横管(横枝管、枝管)と、これらを接続する排水配管継手(排水集合管、排水管継手、排水集合継手とも称される)とを備えた排水配管構造が代表的なものとして広く知られている。
【0003】
そして、このような排水配管継手は、建築物に施工された際に、床スラブの貫通孔に配置される管本体(本体部、上部管)を備え、本体部は、上流側の上立て管に接続可能な上方立て管接続部を上端に、横枝管に接続可能な横枝管接続部を側面に、下流側の配管部材に接続可能な下方配管接続部を下端に、それぞれ有する。また、このような排水配管継手として、ひとつまたは複数の樹脂製の射出成形品で形成されたものが広く知られている。
【0004】
このような排水縦管と横枝管を接続した排水集合継手において、上階から流下してきた排水を旋回羽根で受けて立管の内壁面に沿う旋回流とし、常に立管内に通気芯を設け、立管内の閉塞による圧力変動を減少させて圧力変動による各階の衛生機器等の封水の破封を防止する技術が特開2011-236676号公報(特許文献1)に開示されている。
【0005】
この特許文献1に開示された排水管継手は、内径が上下に接続される立管より大径の本体胴部と、この本体胴部の壁面から突出するように設けられた少なくとも1つの横枝管接続部と、本体胴部より下方に設けられ、下端側に向かって徐々に縮径するテーパー筒部とを備える排水管継手において、前記本体胴部の内部に設けられる第1旋回羽根と、この第1旋回羽根の下端より下方に設けられた第2旋回羽根と、この第2旋回羽根の下端より下方、かつ、前記テーパー筒部内に設けられた第3旋回羽根とを有し、前記第1~第3旋回羽根は、第1旋回羽根で受けられた排水が、前記第2旋回羽根で受けられて、前記第3旋回羽根に受けられない旋回流となるように配置されていることを特徴とする。そして、この特許文献1の図5等に示されるように、この排水管継手においては、本体胴部およびテーパー筒部と、第1旋回羽根および第2旋回羽根とは、別部材で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-236676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に開示された排水管継手を含めて、旋回流を発生させるために内周に突出した突起物(特許文献1においては第1旋回羽根、第2旋回羽根および第3旋回羽根、本発明においては突起物または偏流板)に排水が当たると流れが変わるとともに騒音または振動が発生する。しかしながら、特許文献1に開示された排水管継手においては、このような騒音または振動を低減させる有効な解決方法が開示も示唆もされていない。
【0008】
また、一体成型された樹脂製の複数の部材を排水集合管を組み立てて、さらに、各種の外層材を組み付けて、このような排水集合管が完成するが、部品数が多くなったり、組み付け位置が複雑であったりすると、排水集合管の組み立て工数が増加する可能性があった。しかしながら、特許文献1に開示された排水管継手においては、組み立て工数が増加することについては開示も示唆もされておらず、その有効な解決方法についても開示も示唆もされていない。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、旋回流の発生に伴う騒音または振動を低減することができ、また、組み立て工数を削減することができ、また、品質の安定化を図ることができるとともに、上階から流下してきた排水を立管の内壁面に沿う旋回流として立管内に通気芯を設けて立管内の閉塞による圧力変動を減少させて、圧力変動による各階の衛生機器等の封水の破封を防止することのできる排水集合管を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る樹脂製継手は以下の技術的手段を講じている。
(【0011】以降は省略されています)

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