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公開番号
2024111888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-20
出願番号
2023016578
出願日
2023-02-07
発明の名称
グレーチング
出願人
北勢工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E03F
5/06 20060101AFI20240813BHJP(上水;下水)
要約
【課題】落葉やゴミが堆積し難いグレーチングを提供する。
【解決手段】グレーチング1は、矩形平板状に形成され、所定間隔を置いて互いに並列に配置された複数の縦リブ2と、縦リブ2に直交するように配置された複数の横リブ3と、縦リブ及び横リブによって囲まれた領域に設けられた複数のスリット6と、を備え、縦リブ2の上面には、縦リブ2に沿う方向に長尺となった複数の線状突起7が設けられている。この構成によれば、線状突起7が設けられていることでグレーチング1と落葉やゴミとの接触面積が減るので、落葉やゴミのグレーチング1への張り付きを低減して、落葉やゴミがグレーチング1上に堆積し難くなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
矩形平板状に形成されたグレーチングであって、
所定間隔を置いて互いに並列に配置された複数の縦リブと、前記複数の縦リブに直交するように配置された複数の横リブと、前記縦リブ及び横リブによって囲まれた領域に設けられた複数のスリットと、を備え、
前記縦リブの上面には、前記縦リブに沿う方向に長尺となった複数の線状突起が設けられていることを特徴とするグレーチング。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記線状突起の長手方向に直交する断面において、前記複数の線状突起の上端は、上方に凸となったR形状の曲線上に存在することを特徴とする請求項1に記載のグレーチング。
【請求項3】
前記複数のスリットは、すべて同一形状とされ、その長手辺と短手辺とは円弧状の曲線により連続しており、前記横リブの配置方向において隣接する前記スリットとは半ピッチずれて配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグレーチング。
【請求項4】
前記スリットは、前記スリットの上部を成す上部スリットと、前記上部スリットと連続して前記スリットの下部を成す下部スリットと、により構成され、
前記上部スリットは、下方に向かうほど縮径し、前記下部スリットは、下方に向かうほど拡径していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のグレーチング。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、落葉やゴミが堆積し難いグレーチングに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
道路の路面に溜まった雨水は、路側帯等に設けられた排水口を介して地下の排水路へと排水される。排水口には、一般的に、雨水と一緒に落葉やゴミが排水路に落下するのを防止するために、雨水は通すが落葉やゴミは通さないように格子状に形成されたグレーチングが設置される。
【0003】
ここで、例えば、晩秋から冬にかけての落葉が多い時期には、雨水によって流された大量の落葉がグレーチング上に堆積し、それによってグレーチングが目詰まりを起こして排水機能が損なわれることがある。そこで、グレーチングの道路側の部分に雨水を積極的に排水路へと落とし込むための小水路を設け、この小水路を流れる雨水の勢いで落葉をグレーチング上の小水路が設けられていない部分へと押しのけ、小水路の目詰まりを抑制したグレーチングが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-120114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したようなグレーチングでは、小水路が設けられていない部分に落葉の堆積を抑制する機構が無い。そのため、この部分に落葉が満載されると、その満載された落葉を足場にして小水路を塞ぐように落葉が更に堆積し、結局は排水機能が失われてしまう虞がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであって、落葉やゴミが堆積し難いグレーチングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、矩形平板状に形成されたグレーチングであって、所定間隔を置いて互いに並列に配置された複数の縦リブと、前記複数の縦リブに直交するように配置された複数の横リブと、前記縦リブ及び横リブによって囲まれた領域に設けられた複数のスリットと、を備え、前記縦リブの上面には、前記縦リブに沿う方向に長尺となった複数の線状突起が設けられていることを特徴とする。
【0008】
前記線状突起の長手方向に直交する断面において、前記複数の線状突起の上端は、上方に凸となったR形状の曲線上に存在することが好ましい。
【0009】
前記複数のスリットは、すべて同一形状とし、その長手辺と短手辺とは円弧状の曲線により連続しており、前記横リブの配置方向において隣接する前記スリットとは半ピッチずれて配置されていることが好ましい。
【0010】
前記スリットは、前記スリットの上部を成す上部スリットと、前記上部スリットに連続して前記スリットの下部を成す下部スリットと、により構成され、前記上部スリットは、下方に向かうほど縮径し、前記下部スリットは、下方に向かうほど拡径していることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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