TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024091068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207374
出願日2022-12-23
発明の名称排水装置
出願人SANEI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E03C 1/242 20060101AFI20240627BHJP(上水;下水)
要約【課題】ボウル部にオーバーフロー孔が形成された洗面器が有する種々の問題を解決することが可能な排水装置を提供する。
【解決手段】本開示の排水装置1は、排水管120に連通する排水口112に取り付けられる排水部材10と、排水部材10に対して移動することが可能な弁40と、を含む。排水部材10は、外部と排水管120とを連通させる開口部22を有する。弁40は、開口部22を閉じる方向と開く方向とに移動可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
排水管に連通する排水口に取り付けられる排水部材と、
前記排水部材に対して移動することが可能な弁と、
を含み、
前記排水部材は、外部と前記排水管とを連通させる開口部を有し、
前記弁は、前記開口部を閉じる方向と開く方向とに移動可能に構成されている、
排水装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記弁に対して、前記開口部を閉じる方向に向けて力を作用する力作用手段をさらに含む、
請求項1に記載の排水装置。
【請求項3】
前記弁に対して、前記開口部を閉じる方向に向けて作用する力の大きさを変更することができるように構成されている、
請求項2に記載の排水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排水装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、オーバーフロー孔が形成されたボウル部と、オーバーフロー孔に連通するオーバーフロー流路が形成されたオーバーフロー部と、を備える洗面器が開示されている。オーバーフロー部は、ボウル部の後方に膨らむように、ボウル部に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-089263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボウル部にオーバーフロー孔が形成された洗面器は、衛生面の問題、美観性の問題、製造工程上の問題等、種々の問題をかかえている。衛生面の問題は、例えば、オーバーフロー孔から害虫が侵入することによるものである。美観性の問題は、例えば、オーバーフロー部がボウル部の後方において膨らむことによるものである。製造工程上の問題は、オーバーフロー流路のように空洞を有するボウルは排泥製法で製作されることが一般的であるが、排泥製法は工程数が多く、洗面器の重量も大きいことによるものである。また、オーバーフローの機能がない洗面器がすでに設置されている場合、オーバーフローの機能を有する洗面器に変更しようとすると、洗面器の取り替えを要するといった問題もある。
【0005】
本開示は、上述の種々の問題を解決することが可能な排水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る排水装置は、排水管に連通する排水口に取り付けられる排水部材と、排水部材に対して移動することが可能な弁と、を含む。排水部材は、外部と排水管とを連通させる開口部を有する。弁は、開口部を閉じる方向と開く方向とに移動可能に構成されている。
【0007】
上記排水装置によると、排水口に排水装置を取り付けた状態で吐水された場合、開口部を閉じる位置に弁があると水を溜めることができ、開口部を開く位置に弁があると排水することができる。このような排水装置を用いると、例えば洗面器のボウル部等の槽から水が溢れ出すことを抑制でき、オーバーフロー孔が不要となり、上述の種々の問題を解決することが可能となる。また、オーバーフローの機能を有しない既設の槽であっても、上記の排水装置を排水口に取り付けるだけで、オーバーフロー機能を持たせつつ槽に水を溜めることが可能となる。
【0008】
上記弁に対して、開口部を閉じる方向に向けて力を作用する力作用手段をさらに含んでもよい。弁に対して作用する水圧は、槽に溜まった水の水位に応じて変化する。排水口を閉栓した状態で吐水が開始された当初は、開口部を閉じる位置に弁があるため、槽に水が溜まりやすい。槽に水が溜まり、弁に対して力作用手段が作用する力の圧力よりも、弁に対して作用する水圧の方が大きくなると、開口部を開く方向に弁が移動する。開口部を開く方向に弁が移動すると、槽に溜まっている水の一部が開口部を通って排水管に排水され、槽から水が溢れ出すことを抑制できる。
【0009】
弁に対して、開口部を閉じる方向に向けて作用する力の大きさを変更することができるように構成されていてもよい。弁に対して、開口部を閉じる方向に向けて作用する力の大きさを変更することで、槽に溜めることができる水の量を変更することができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、上述の種々の問題を解決することが可能な排水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
路上排水溝装置
1か月前
丸一株式会社
排水部材
2か月前
丸一株式会社
排水配管
1か月前
ホーコス株式会社
阻集器
1か月前
丸一株式会社
排水栓装置
2か月前
個人
排水口フィルター
9日前
丸一株式会社
排水装置
3か月前
個人
シャワーヘッド固定装置
3か月前
株式会社タカギ
浄水装置
1か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
株式会社バブルテック
受水槽
1か月前
株式会社LIXIL
吐水装置
25日前
株式会社LIXIL
吐水装置
25日前
株式会社LIXIL
吐水装置
25日前
丸一株式会社
水切りネットの係止部材
9日前
株式会社日本アルファ
排水栓装置
2か月前
シナネン株式会社
洗濯機用防水パン
2か月前
株式会社クリア
水道用節水具
1か月前
株式会社タカギ
水栓取付装置
1か月前
株式会社KVK
センサユニット
3か月前
株式会社KVK
センサユニット
3か月前
株式会社KVK
センサユニット
3か月前
株式会社KVK
センサユニット
3か月前
株式会社テイエルブイ
フロート式逆流防止弁
2か月前
SANEI株式会社
排水装置
2か月前
SANEI株式会社
排水装置
1か月前
株式会社熊谷組
排水装置、トイレ装置
2か月前
株式会社サワヤ
逆流防止具及び逆流防止方法
2か月前
前澤工業株式会社
ポート付地下式消火栓
3か月前
SANEI株式会社
水栓
2か月前
アール・ビー・コントロールズ株式会社
浴室排水口
1か月前
SANEI株式会社
水栓
16日前
株式会社ジオックス
サイフォン解消型逆流防止給水器
1か月前
アール・ビー・コントロールズ株式会社
浴室用排水口
1か月前
続きを見る