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公開番号2024108966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013658
出願日2023-01-31
発明の名称土木構造体
出願人株式会社 林物産発明研究所
代理人
主分類E03F 1/00 20060101AFI20240805BHJP(上水;下水)
要約【課題】 上下左右方向のクリープ強度が強く、強固でかつ人力でも容易に構築可能な土木構造体を提供する。
【解決手段】 水平面内に配列された複数の脚付台と、鉛直方向の複数の剛性柱と、水平方向の複数の剛性梁と、前記脚付台上に載置された剛性支台を有する層構造が上下に積層された地中埋設型の土木構造体であって、前記脚付台は、上下の台部と、前記上下の台部を離間させる上下開放中空の脚部を有し、前記剛性柱は、上下端を前記脚付台から突起させて前記脚部に収容され、前記剛性支台は、上下面中央の凹部と、前記上面の前記凹部から四方に延びる溝を有し、前記剛性柱の前記上下端が前記脚付台の上下の前記剛性支台の前記凹部に収容され、前記剛性梁の両端が前記溝に収容される、土木構造体。
【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
水平面内に配列された複数の脚付台と、
鉛直方向の複数の剛性柱と、
水平方向の複数の剛性梁と、
前記脚付台上に載置された剛性支台
を有する層構造が上下に積層された地中埋設型の土木構造体であって、
前記脚付台は、上下の台部と、前記上下の台部を離間させる上下開放中空の脚部を有し、
前記剛性柱は、上下端を前記脚付台から突起させて前記脚部に収容され、
前記剛性支台は、上下面の凹部と、前記上面の前記凹部から四方に延びる溝を有し、
前記剛性柱の前記上下端が前記脚付台の上下の前記剛性支台の前記凹部に収容され、
前記剛性梁が隣接する前記脚付台上の剛性支台の間に懸架されて前記溝に収容される、土木構造体。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記剛性梁は、両端に係合突起を有し、
前記溝は、前記係合突起に係合する係合溝を有する、請求項1の土木構造体。
【請求項3】
前記台部と、前記台部から突起する上下開放中空の脚材を有する脚付ブロックをさらに有し、
前記脚付台は、前記脚材同士を対向させた一対の脚付ブロックで形成される、請求項1の土木構造体。
【請求項4】
最上層の前記層構造の前記剛性支台は、前記上面の前記凹部を有さない、請求項1の土木構造体。
【請求項5】
最下層の前記層構造の前記脚付台の下に配置された、基礎剛性支台をさらに有し、
前記基礎剛性支台は、上面の凹部と、下面に形成された四方に延びる溝を有する、請求項1の土木構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として土木工事等で使用される土木構造体(骨組構造体/空隙構造体)に関し、特に、貯水槽として使用される土木構造体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
高空隙率のブロックを多数積み上げた土木構造体を窪地に設置し、土で埋戻すことで、雨水の貯留空間を形成した貯留施設が知られている(特許文献1~3)。土木構造体はダム構造や盛土等の形成にも利用可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-212316号公報
特開2010-048010号公報
特開2018-231794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の土木構造体を構成するブロックはプラスチック製であるため、上方や側方からの土圧への耐性に問題があり、クリープ変形する問題があった。このため、出願人はコンクリート等の剛性材料を用いた土木構造体を検討してきたが、構造の安定化方法や施工の安全性、容易性、費用等に問題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願には、
水平面内に配列された複数の脚付台と、
鉛直方向の複数の剛性柱と、
水平方向の複数の剛性梁と、
前記脚付台上に載置された剛性支台
を有する層構造が上下に積層された地中埋設型の土木構造体であって、
前記脚付台は、上下の台部と、前記上下の台部を離間させる上下開放中空の脚部を有し、
前記剛性柱は、上下端を前記脚付台から突起させて前記脚部に収容され、
前記剛性支台は、上下面の凹部と、前記上面の前記凹部から四方に延びる溝を有し、
前記剛性柱の前記上下端が前記脚付台の上下の前記剛性支台の前記凹部に収容され、
前記剛性梁が隣接する前記脚付台上の剛性支台の間に懸架されて前記溝に収容される、土木構造体が開示される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の1実施形態の土木構造体1を用いた貯留槽3を示す。
土木構造体1を示す。
剛性支台40を示す。(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は底面図。
剛性長梁30Lを示す。(a)は側面図、(b)は平面図。
剛性短梁30Sを示す。(a)は側面図、(b)は平面図。
図2のA-A断面図を示す。
剛性支台40Aの断面図を示す。
脚付台50を示す。(a)は斜視図、(b)断面図。
土木構造体1の側壁4を示す。(a)は鉛直断面図、(b)は(a)のA-A断面図。
側壁4の側面図。
側壁4の水平断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、本発明の1実施形態の土木構造体1を示す。土木構造体1を窪地2に設置して土で埋め戻すことで雨水等を貯留可能な貯留槽3を形成できる。貯留槽3の上は、駐車場、道路、公園等として使用できる。土木構造体1を路面下や宅地下に設置して盛土として使用し、又は、ダム底に設置してダム構造を形成してもよい。土木構造体1の側部や上部に側壁4や天井5を設けてもよい。
【0008】
図2は、土木構造体1をより詳細に示す。図のように、土木構造体1は、水平面内に配列される複数の脚付台10と、鉛直方向の複数の剛性柱20と、水平方向の複数の剛性梁30と、脚付台10上に載置される剛性支台40を有する層構造Lを有する。図2では水平面内の脚付台10のうちの1つだけを示すが、脚付台10の個数は任意である。
【0009】
脚付台10は上下の台部11A,11Bと台部11A,11Bを離間させる上下開放中空の脚部12を有する。4本脚の脚付台10を示すが脚部12の本数は任意である。
【0010】
剛性柱20は、上下端を脚付台10から突出させた状態で脚部12に挿入される。
(【0011】以降は省略されています)

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