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公開番号2024043032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148002
出願日2022-09-16
発明の名称浴室の排水装置
出願人アール・ビー・コントロールズ株式会社
代理人個人
主分類E03C 1/22 20060101AFI20240322BHJP(上水;下水)
要約【課題】従来のものでは、ビル内の排水管の内、垂直部分に発電機を介設しているので、排水中のゴミなどが発電機に詰まって発電機を閉塞させるような状況が発生した場合に、発電機内のゴミを除去するのではなく、予め発電機をバイパスする管路を設けておき、排水をそのバイパス管路を通して流すように設定されており、発電機内のゴミを除去して発電機を復活させることができない。
【解決手段】排水口と水抜き口との間にチャンバ部を設け、このチャンバ部内に、水抜き口から流れてくる湯水によって回転する水車を収納すると共に、チャンバ部の外側に、この水車の回転力によって発電する発電部および圧縮空気を吐出するコンプレッサ部の少なくとも一方を設け、上記チャンバー部から上記水車を取り出し自在に設けることにより水車を取り外した状態でチャンバ部内の清掃を行い得るようにした。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
浴槽の水抜き口から排水管へ浴槽内の湯水を排水する管路が設けられており、浴室の洗い場の床面の湯水を上記排水管へ導く排水口が上記管路途中に設けられている浴室の排水装置において、上記排水口と水抜き口との間にチャンバ部を設け、このチャンバ部内に、水抜き口から流れてくる湯水によって回転する水車を収納すると共に、チャンバ部の外側に、この水車の回転力によって発電する発電部および圧縮空気を吐出するコンプレッサ部の少なくとも一方を設け、上記チャンバー部から上記水車を取り出し自在に設けることにより水車を取り外した状態でチャンバ部内の清掃を行い得るようにしたことを特徴とする浴室の排水装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
上記チャンバ部は上方に開口しており、上記水車をこの開口から出し入れすると共に、この開口を着脱自在であって水密に閉鎖する蓋体を設けたことを特徴とする浴室の排水構造。
【請求項3】
上記発電部およびコンプレッサ部はチャンバ部の下方に設けられており、これら発電部およびコンプレッサ部の回転軸はチャンバ部の底面から突出され、上記水車はこの回転軸に対して上方から着脱するように構成され、かつ、上記蓋体の内側は上記水車の上方への浮き上がりを防止する押さえ部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の浴室の排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽内の湯水を排水する際に、排水の流れからエネルギを回収する浴室の排水装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のこの種のものとして、ビル内の配管の内、上方階の排水を下方階へと導く垂直な排水管の途中に、排水管内を落下する排水の速度を緩めると共に排水からエネルギを回収するために、排水で回転する水車を備えた発電システムを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-31918号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のものでは、ビル内の排水管の内、垂直部分に発電機を介設しているので、排水中のゴミなどが発電機に詰まって発電機を閉塞させるような状況が発生した場合に、発電機内のゴミを除去するのではなく、予め発電機をバイパスする管路を設けておき、排水をそのバイパス管路を通して流すように設定されており(段落[0026])、発電機内のゴミを除去して発電機を復活させることができない。
【0005】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、排水管路途中に解説した水車部分にゴミなどが詰まっても容易に除去し、清掃することのできる浴室の排水装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明による浴室の排水装置は、浴槽の水抜き口から排水管へ浴槽内の湯水を排水する管路が設けられており、浴室の洗い場の床面の湯水を上記排水管へ導く排水口が上記管路途中に設けられている浴室の排水装置において、上記排水口と水抜き口との間にチャンバ部を設け、このチャンバ部内に、水抜き口から流れてくる湯水によって回転する水車を収納すると共に、チャンバ部の外側に、この水車の回転力によって発電する発電部および圧縮空気を吐出するコンプレッサ部の少なくとも一方を設け、上記チャンバー部から上記水車を取り出し自在に設けることにより水車を取り外した状態でチャンバ部内の清掃を行い得るようにしたことを特徴とする。
【0007】
上記チャンバ部は排水口と水抜き口との間に設けられているので浴室内に位置することになる。従って、上述のようにチャンバ部から水車を取り外せば浴室内からチャンバ部にアクセスしてチャンバ部内を清掃することができる。
【0008】
特に、上記チャンバ部は上方に開口しており、上記水車をこの開口から出し入れすると共に、この開口を着脱自在であって水密に閉鎖する蓋体を設ければ、チャンバ部周辺に浴槽内の湯水が触れることを防止でき、浴槽内の湯水に含まれる洗剤などによってチャンバ部の周囲の素材が劣化することを防止できる。
【0009】
また、水車がチャンバ部内で上下に移動すると回転時に異音の発生原因となる。このような場合には、上記発電部およびコンプレッサ部はチャンバ部の下方に設けられており、これら発電部およびコンプレッサ部の回転軸はチャンバ部の底面から突出され、上記水車はこの回転軸に対して上方から着脱するように構成され、かつ、上記蓋体の内側は上記水車の上方への浮き上がりを防止する押さえ部を設ければよい。
【発明の効果】
【0010】
以上の説明から明らかなように、本発明は、浴槽内の湯水を排水する際にエネルギの回収を行える。そして、その際湯水が流れるチャンバ部にゴミなどが詰まっても容易にチャンバ部内を清掃できるので、長時間継続してエネルギを回収することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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