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公開番号2024047337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152902
出願日2022-09-26
発明の名称排水栓装置
出願人丸一株式会社
代理人
主分類E03C 1/22 20060101AFI20240329BHJP(上水;下水)
要約【課題】
浴槽など槽体内の湯水を容易且つ確実に検知する排水栓装置を提供する
【解決手段】
槽体の底面に備えられた排水口を開閉可能な栓蓋部材を有する排水栓装置において、前記槽体内の湯水を検知する検知器を有する検知部材を設ける。
また、前記検知部材は、前記検知器の検知結果を送信する送信機と、前記検知器及び前記送信機を作動させる電源とを有する。
また、前記検知部材を、前記栓蓋部材に設ける。
また、前記排水栓装置は、前記検知器の検知結果に基づいて動作可能な電動駆動部を備え、前記電動駆動部が動作することで前記栓蓋部材が前記排水口を開閉するように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
槽体の底面に備えられた排水口を開閉可能な栓蓋部材を有する排水栓装置において、
前記槽体内の湯水を検知する検知器を有する検知部材を設けたことを特徴とする排水栓装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記検知部材は、前記検知器の検知結果を送信する送信機と、
前記検知器及び前記送信機を作動させる電源とを有することを特徴とする請求項1記載の排水栓装置。
【請求項3】
前記検知部材を、前記栓蓋部材に設けたことを特徴とする請求項2に設けたことを特徴とする排水栓装置。
【請求項4】
前記排水栓装置は、前記検知器の検知結果に基づいて動作可能な電動駆動部を備え、
前記電動駆動部が動作することで前記栓蓋部材が前記排水口を開閉することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水栓装置。
【請求項5】
前記検知器は、水圧を検知することで湯水を検知する圧力式センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水栓装置。
【請求項6】
前記検知器は、測定用の電極を備え、電極の静電容量値の変化によって湯水を検知する静電容量式センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水栓装置。
【請求項7】
前記槽体は底面に陥没部を設け、前記検知器は前記陥没部に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水栓装置。
【請求項8】
前記検知器は、前記槽体内の湯水の有無を検知すると共に、前記検知器から前記槽体内の湯水水面までの深さを検知可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の排水栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴槽等の槽体の排水口に取り付けられる排水栓装置に関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
浴室の浴槽など、槽体の内部に生じた湯水を処理するため、槽体の底面に排水口を設け、排水口を形成する部材に配管を接続して下水側に排水を排出する方法が広く知られている。
槽体内に湯水を溜める場合には、槽体の排水口は栓蓋部材によって閉口される。
槽体の排水口を閉口する栓蓋部材の構成は様々なものがあるが、近年では電子制御される電動の機構を、排水口内や排水口から離間した位置にある操作部に組み込み、操作部に操作を行うことで電動により排水口を開閉する排水栓装置が提案されている。
特許文献1に記載の発明のうち、実施の形態1の発明では、給湯器が接続された浴槽において、浴槽の側面に循環金具を備え、循環金具と給湯器とを循環管路にて接続することで給湯を行う構造としている。
また、浴槽内を自動で洗浄するための自動洗浄装置の洗浄ノズルを浴槽側面に備えると共に、浴槽内の湯水を排出するための排水口を浴槽底面に備えてなる。
また、循環管路上に排水時の浴槽内の水位を検知するための水位センサを備えてなる。
お湯張りなど浴槽内に給湯を行う際には、湯量センサによって浴槽内に給湯した湯量を検知することで、電子制御により浴槽から湯水が溢れることのない適切な水位で給湯を止めることができる。
また、洗浄等のため浴槽内の湯水を排出する場合、排水口を開口して湯水を下水側に排出する。
特許文献1に記載の実施例では、水位センサにより浴槽内の水位が降下していることを検知し、排水が行われていることを機械的に知ることができる。
水位センサは循環管路上に設けられているため、浴槽内の水位が循環管路の浴槽側端部である循環金具よりも低い位置まで下がると、浴槽内の水位が検知できなくなる。
そこで、特許文献1に記載の発明では、水位センサにエアが入り大気圧となったことで浴槽内の水位が循環金具の位置まで下がったことを検知すると、浴槽内の水位が循環金具の位置から排水が完了するまでの時間のデータを事前のデータから比較し、データ上の時間が経過することで、「浴槽内の水位が循環金具の位置に達してから排水完了に必要な時間が経過したため、浴槽内の排水が完了し浴槽内が空の状態となった」と判断する。この判断に基づき、自動洗浄装置が作動し、洗浄ノズルからすすぎ水や洗剤を噴霧して浴槽内を機械的に自動洗浄することができる。
【0003】
特許文献2に記載の発明は、浴槽内の湯水を排出する配管において、排水をそのまま下水側に排出する配管と、トイレや洗濯機での湯水に再利用する残り湯利用の配管とに分岐させ、配管に備えた電磁弁を切り替えることで、浴槽排水を下水側に排出する場合と、トイレや洗濯に残り湯として再利用する場合とを使い分けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-162460号公報
特開2010-216211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の槽体、例えば浴槽では、使用者が排水口を開口して湯水を排出し、浴槽を洗浄した後、使用者の操作で排水口を閉口し、給湯器にお湯張りの操作を行うことで湯水を給湯する構造であった。これに対し、近年では浴槽内の自動洗浄、排水口の開閉、給湯器の作動、のそれぞれを電子制御による電動機器が行うと共に、排水口の開口と湯水の排出の完了から連続して浴槽内の自動洗浄を行うように、その一部の機器の動作がプログラム化されている。
【0006】
しかし、機器の動作のタイミングは浴槽内の湯水の有無によって調整する必要がある。
例えば浴槽内の湯水の排出が完了するまでは排水口を開口する必要があり、また浴槽内に湯水が残った状態では洗浄が不完全となるため自動洗浄を開始することはできない。ここで、給湯器側は循環管路上に水位センサを備えているものの、水位センサは浴槽内の水位が循環金具よりも低い位置となった後は浴槽内の水位を直接検知することはできず、循環金具の水位に達した後の時間経過から浴槽内の排水完了を推測することしかできないため精度が低いという問題がある。また、時間経過によって排水の完了を推測する特許文献1の構造では、浴槽に設けられた吐水栓や浴室に備えられたシャワーから浴槽内に湯水が供給された場合、浴槽内に湯水があっても所定時間が経過したことで排水が完了したと判断するという問題がある。
このような問題を解決するため、特許文献1の実施の形態2の発明では、排水口の下方に排水センサを設けて、排水口から流れる排水を検知することで浴槽内の湯水の排出の完了を判断するように構成している。しかし、実際には、浴槽の排水口の下流側には封水式排水トラップが備えられ、この封水式排水トラップの封水が浴槽の排水口内の位置まで溜まっており、浴槽の排水口の下流側に排水センサを配置しても常に封水に晒されるため、排水センサが常に「排水あり」と判断して正しく排水の完了を検知できない場合がある。
【0007】
また、特許文献2に記載のように、浴槽の残り湯を再利用するような発明を、特許文献1に記載した発明と組み合わせて使用する場合、次のような問題があった。
浴槽内の残り湯を利用する場合、当然浴槽内に湯水が残っている必要がある。ここで、水面は循環金具よりも低い位置であるものの、浴槽内に湯水がある場合、残り湯の利用は、実際上は可能であるが、給湯器の水位センサ上では浴槽内に湯水は無いものと判断して残り湯利用の操作が制限される場合がある。
また、残り湯を利用する場合に、水量には適量があり、適量を超えて残り湯を受け入れると受け入れ先の機器から残り湯が溢れてしまう。このため、受け入れ先の機器には通常適量を受け入れれば配管を閉栓する電磁弁などのストッパーが備えられ、このストッパーが作動して残り湯の流入が停止するように構成されている。このストッパーが作動した状態では、浴槽の排水口が開口した状態であっても湯水の排出先が閉栓しているため、浴槽内の湯水は排出されず、浴槽内の湯水の水位が下がることは無い。結果、浴槽内に湯水が残った状態にも関わらず、排水口が開口して所定時間経過したことで給湯器の制御装置が排水は完了したと判断し、自動洗浄など浴槽内が排水の完了したことを前提とした動作を開始する恐れがある。
このような誤作動を防ぐため、特許文献2に記載の発明では、使用者が浴槽内の湯水の状態を確認した上で、排水口からの配管の排出先を、下水側と残り湯利用側で切り替える作業を行っており、湯水の確認を含む動作の管理を電子制御で行うことはできなかった。
本発明は上記問題点に鑑み発明されたものであって、槽体内の湯水を容易且つ確実に検知する排水栓装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
手段1.槽体の底面に備えられた排水口を開閉可能な栓蓋部材を有する排水栓装置において、
前記槽体内の湯水を検知する検知器を有する検知部材を設けたことを特徴とする排水栓装置である。
【0009】
手段2.前記検知部材は、前記検知器の検知結果を送信する送信機と、
前記検知器及び前記送信機を作動させる電源とを有することを特徴とする請求項1記載の排水栓装置である。
【0010】
手段3.前記検知部材を、前記栓蓋部材に設けたことを特徴とする請求項2に設けたことを特徴とする排水栓装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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