TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024121746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023041397
出願日2023-02-27
発明の名称自動車乗員の健康管理システム
出願人個人
代理人
主分類G16H 50/00 20180101AFI20240830BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】自動車の乗員の健康状態が悪化しても、従来の健康管理システムでは直接医療機関を紹介できるが、医療機関が現在位置に近いとは限らず、乗員は健康状態の悪化を放置しがちであった。
【解決手段】データ取得装置3が自動車1の乗員2aの生体情報を取得し、生体情報は外部の診断装置6に送られる。診断ソーチ6は受け取った生体情報を同じ性別、同じ年齢層の標準的生体情報と比較し、乗員の健康状態が直ちに医師10の診察を要するか判断する。この判断は車内情報処理装置4a、4bに送られ、乗員2aは直ちに診察を受けるか否かを診断装置6に返答する。直ちに診断を希望するときは、診断装置6が最寄りの無人遠隔診療ブース7の所在情報を車内情報処理装置4aに供給するので、自動車1は無人遠隔診療ブースに案内され、乗員2aは無人遠隔診療ブースから有人医療ブース8内の医師10と遠隔でも情報交換し医師10の診察を受けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員を収容する内部空間を有する自動車に設けられ、前記乗員の健康状態を表す生体情報を少なくとも前記自動車の内部空間で生成するデータ取得装置と、
該生体情報を外部に情報通信経路を介して送出し、外部から前記情報通信経路を介して受領した診断結果情報を前記乗員に提供する車内情報処理装置と、
前記自動車の外部空間に設置され前記生体情報を受け取り、該生体情報に基づき乗員の健康状態を判断して該判断結果を前記診断結果情報として前記車内情報処理装置に送出する診断装置とを備えた健康管理システムにおいて、
該健康管理システムは患者としての前記乗員を収容する無人遠隔診療ブースと、前記情報通信経路を介して前記無人遠隔診療ブースと情報交換をして前記患者を診察する医療従事者を収容する有人診療ブースを更に備え、
前記診断装置は
前記生体情報と健康人の健康状態を表す標準生体情報に基づき医療従事者による診断が望ましいか否かを判断し、医療従事者の診断が望ましい場合は医療従事者の診療を希望するか否かを前記診断結果情報として前記乗員に問い合わせる診療前情報処理装置と、
前記乗員が医療従事者の診療を希望した場合前記自動車を前記無人遠隔診療ブースに案内する案内情報を前記車内情報処理装置に送出する案内装置とを備え、
前記無人遠隔診療ブースは
前記データ取得装置では得られない他の生体情報を取得する検査装置と、
該他の生体情報を患者の外観画像情報および患者の音声情報と共に前記有人診療ブースに送出する無人ブース情報処理装置を有し、
前記有人診療ブースは
前記他の生体情報を前記患者の外観画像情報と音声情報と共に医療従事者に提供し、前記医療従事者の外観画像情報と音声情報を前記無人ブース情報処理装置に送出する有人ブース情報処理装置を有することを特徴とする健康管理システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記有人診療ブースは異なる診療科目を扱う複数の医療従事者がそれぞれ待機する複数の有人診療サブブースを有し、前記患者は適切と思われる診療科目の有人診療サブブースを前記無人ブース情報処理装置で選択する請求項1記載の健康管理システム。
【請求項3】
前記データ取得装置は前記内部空間と前記自動車の外部空間における前記乗員の身体の動きから所定期間の運動量を検出する運動センサーと前記所定機関に摂取した食事の画像を撮影する画像センサーを有し、
前記車内情報処理装置は前記運動量から当日の消費カロリーを推定する消費カロリー推定プログラムと、前記食事の画像から献立と該献立を食した量を推定し当日の摂取カロリーを推定する摂取カロリー推定プログラムを有し、該推定された消費カロリーと推定された摂取カロリーとを前記生体情報として診断装置に送出される請求項1記載の健康管理システム。
【請求項4】
前記推定された消費カロリーと推定された摂取カロリーを前記診療前情報処理装置に個人情報として蓄積され、該診療前情報処理装置は蓄積された個人情報を分析し生活習慣の改善提案を前記診断結果情報として前記車内情報処理装置に送出する請求項3記載の健康管理システム。
【請求項5】
自動車の乗員の健康状態を表す生体情報を生成するデータ取得装置と、
前記自動車の内部空間に設けられ、前記データ取得装置から内部情報通信経路を介して前記生体情報を受け取り、該生体情報から前記乗員の健康状態を判断し、該健康状態の判断を前記乗員に知らせる車内情報処理装置とを有する健康管理システムにおいて、
該健康管理システムは患者としての前記乗員を収容する無人遠隔診療ブースと、外部情報通信経路を介して前記無人遠隔診療ブースに接続され前記患者を遠隔診察する医療従事者を収容する有人診療ブースとを更に備え、
前記車内情報処理装置は
健康人の健康状態を表す標準生体情報と前記無人診療ブースの所在地情報を保持する情報記憶部と、
前記生体情報と前記標準生体情報に基づき医療従事者の診断が望ましいか否かを判断すると共に、医療従事者の診断が望ましい場合は医療従事者の診療を希望するか否かを前記乗員に問い合わせる健康判断部と、
前記乗員が医療従事者の診療を希望した場合は前記所在地情報に基づき前記自動車を前記無人遠隔診療ブースに案内する案内部を備え;
前記無人遠隔診療ブースは
前記データ取得装置では得られない情報を含む他の生体情報を取得するブース内検査装置と、
患者の外観画像情報および患者の音声情報を取得する患者側対話情報取得装置と、
前記他の生体情報と、患者の外観画像情報と患者の音声情報を前記外部情報通信経路に送出すると共に、医療従事者の外観画像情報と医療従事者の音声情報を前記患者に提供する無人ブース情報処理装置を有し、
前記有人診療ブースは
前記医療従事者の外観画像情報および前記医療従事者の音声情報を取得する医療者側対話情報取得装置と、
前記医療従事者の外観画像情報と医療従事者の音声情報を前記外部情報通信経路に送出すると共に、前記患者の外観画像情報と患者の音声情報を前記医療従事者に提供する有人ブース情報処理装置とを有することを特徴とする健康管理システム。
【請求項6】
前記無人診療ブースは前記自動車の販売店および他の自動車販売店に設けられている請求項5記載の健康管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は健康管理システムに係り、詳しくは自動車の乗員の健康を管理するシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
長時間自動車を運転する人は精神的にストレスを蓄積するだけでなく、運動不足になりがちで健康に悪影響を受け易い。かかる状況下で自動車運転者の健康を監視し、健康悪化の兆しを見つけ、運転者に警告やアドバイスを与える運転者健康管理システムが提案されてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-302206号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示されている健康管理システムでは、乗車検出手段が運転者の乗車を確認すると、データ取得手段が運転者の健康管理データを取得し、この健康管理データが自動車外部の健康管理センターに送られ、運転者の健康が診断される。健康管理センターは運転者の健康状態によっては医療機関に診療の予約をして、診療結果は健康管理センターにフィードバックされる。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、適切な医療機関が自動車の現在位置の近くにあるとは限らず、健康管理センターが予約をしても、医療機関が遠隔地にあれば、運転者は遠隔地の医療機関を受診することを躊躇しがちである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、医療従事者が診療をする有人診療ブースと外部情報通信経路を介して接続される無人遠隔診療ブースを設置し、この無人遠隔診療ブースに診断に必要な生体情報を得る検査装置と有人診療ブース内の医療従事者と遠隔会話を可能ならしめる情報処理装置を設置しておく。自動車の乗員が検査装置で生体データを取得して有人診療ブース内の医療従事者に送出し、医療従事者との問診を遠隔会話で行い、医療従事者から診断と診療を得る。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、医療機関が自動車の現在位置に近くになくても、乗員は無人診療ブースから医療従事者の診断を受け、適切な診療を受けられるので、乗員の健康を医療従事者の判断を得てきめ細かく管理できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る健康管理システムの一実施形態を示すシステム構成図である。
本発明に係る健康管理システムの他の実施形態を示すシステム構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に本発明に係る健康管理システムの一実施形態を示す。図1において、1は内部空間1aを有する自動車であり、内部空間1aには乗員2a、2bが収容されている。乗員2a、2bの近傍には接触型、あるいは非接触型の生体センサー3が設けられており、生体センサー3は乗員2a、2bの生体情報、例えば体重、血圧、脈拍数、体温および血中酸素濃度等、乗員2a、2bの健康状態を推測できる情報を検知するものである。しかしながら、乗員2a、2bの健康状態を推定できる生体情報ならこれらに限定されず、例えば血糖値、非乗車時の睡眠時間などであってもよい。
【0010】
しかしながら、これらすべての生体情報を乗員2a、2bの健康状態の判断に必ずしも必要としておらず、後述する診断装置6のアプリケーションプログラムに応じて選択的に設置される。生体センサー3は乗員2a、2bの生体情報を継続的に取得しており、自動車1の例えばステアリングに埋設された接触型血圧センサーや自動車の内壁に取り付けられた非接触型検温センサーを採用してもよい。生体センサー3には、乗員2a、2bが内部空間1aと外部空間で身体を動かしたときの運動量を検出する運動センサーと乗員2a、2bの食事の画像を撮影するカメラが含まれている。生体センサー3はデータ取得装置を構成する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
抗体パスポート
1か月前
花王株式会社
美容システム
6か月前
株式会社リンク
心理分析システム
3か月前
個人
自動車乗員の健康管理システム
2か月前
個人
支援システム、支援プログラム
6か月前
株式会社Y4.com
情報処理装置
1か月前
富士通株式会社
リスクと診断
26日前
株式会社I.W.G
医療支援システム
2か月前
住友化学株式会社
組成提案装置
6か月前
株式会社アルメックス
遠隔医療システム
6か月前
株式会社タカゾノ
作業時間計測システム
16日前
住友化学株式会社
組成提案システム
2か月前
株式会社Smart119
情報処理システム
24日前
富士通株式会社
介入方法及び介入プログラム
3か月前
住友化学株式会社
学習装置及び予測装置
6か月前
トヨタ自動車株式会社
方法
6か月前
個人
弾塑性有限要素法におけるデータ同化の演算方法
2日前
株式会社医療情報技術研究所
医療機関受付システム
6か月前
株式会社BiPSEE
情報処理装置及びプログラム
3か月前
株式会社レイヤード
患者管理システム及びプログラム
5か月前
富士通株式会社
機器特定方法及び機器特定プログラム
3か月前
富士通株式会社
表示制御方法及び表示制御プログラム
5か月前
日本電気株式会社
児童支援システム及び児童支援方法
4か月前
公益財団法人がん研究会
画像診断報告書作成システム
3日前
株式会社ミラボ
スケジュール案内装置、及びプログラム
2か月前
アサイクル株式会社
管理方法、管理システム、管理装置
5か月前
株式会社 サン・システム
手術器材セット管理システム
5か月前
個人
アミデーション反応のシミュレーション方法
4か月前
株式会社バシラックス
零売サービス提供システム
10日前
三幸電子株式会社
医薬品販売管理システム
3か月前
ロゴスサイエンス株式会社
ヘルスケアシステムおよびその方法
1か月前
個人
プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
6か月前
個人
プログラムおよび情報処理装置
10日前
株式会社AIVICK
食品提供装置及びプログラム
10日前
株式会社ウェルナス
健康管理システム
4か月前
日清食品ホールディングス株式会社
シニアの健康状態の改善方法
2か月前
続きを見る